本調査研究では,多くの側面を持ち全体像の把握が困難な集合住宅改修の全貌を整理する。
まず,文献調査によって,多様な集合住宅改修事例の主体,プロセス,理由,具体的な改修内容,に着目したデータベースを作成し,いくつかの典型例・フラッグシップとなる注目例を見いだす(❶)。
それらの事例の関連各所に対するインタビュー調査等によって,個々の事例の詳細を記録し,整理する(❷)。
これらによって,集合住宅のストック形成・活用の各段階,具体的には企画・計画・設計・施工(ストックの質の向上),から運用・その後の居住者移転(ストックの活用)までの各段階での工夫や配慮点,後続事例の展開に活かせる知見をまとめる(❸)。
【2017年度の研究成果】
・子育て期,成長期の振り返りによる「住宅」の評価
・集合住宅データベース作成