Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

2020 フォッサマグナ温泉紀行③【5時間7分のロングラン~「あずさ3号」千葉-南小谷 その3】

2020年03月13日 21時12分30秒 | 鉄道旅

2020年3月7日<3>

 

 

 



6時38分に千葉を出発して松本に到着した「あずさ3号」。ここからは大糸線に入る。定刻10時27分に松本を発車。2020030710330000.jpg
大糸線内は昔ながらのジョイント音が心地いい。列車は梓川を渡る。

この辺りはもう渓流釣り解禁してたような。やっぱり川見たら無性に釣りしたくなってきた。

 

 

 

 


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美しい北アルプスの山々がお目見え。しかしこの辺りは山にも雪が少ない。以前はもうちょっと白かった気がするけど。驚異の暖冬だったからその影響か。

 

 

 

 


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豊科・穂高と停車し、登山グッズ持参の乗客が少しずつ降りていく。

穂高を出ると本格的に雪山の眺め。朝の千葉は雨だったけど、この辺は晴れていて青い空と白い山とのコントラストが超絶きれい。

 

 

 

 


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列車は高瀬川を渡る。松本でホームに降りた時そんなに寒くもなかったし、やっぱり釣具を持ってくるべきだったな~。糸魚川の海か姫川水系で釣りできたかも。いつもこのパターンで後悔する。

 

間もなく列車は信濃大町に到着。多くの乗客が下車。

 

 

 

 


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信濃大町を出ると北アルプスの山々は雪がいっそう多くなる。山の名前や標高などがわかるとさらに楽しい車窓かも。槍ヶ岳とか常念岳とか野口五郎岳とか、名前は聞いたことあるけど、どれがどれだか自分にはわからず。

 

 

 

 


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やがて車内にこの先にある仁科三湖についての案内放送が流れる。そしてまずは木崎湖。

 

 

 

 


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自分もバス釣りでよく来る木崎湖。今年もシーズンインが待ち遠しくなる。木崎湖は湖畔から北アルプスが見えないのがちょっと残念。

 

続いて中綱湖。ここもバス釣りで訪れたことがあるけど、最近は来てないな。残念ながら写真は撮れず。

 

 

 

 


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最後に青木湖。仁科三湖の中で青木湖だけは未だに釣りをしたことないけど、景色いいな~。こんな景色の中で釣りして、しかも釣れたら最高。

 

 

 

 


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あまりメディアにも出てこないので、ちょっと神秘的な雰囲気が漂う青木湖。景色もきれいだし、今年は挑戦してみるか。ボウズ覚悟で。


列車は佐野坂に突入。ここだけは雪国の景色。ピークを過ぎ坂を下ってきたところでサンアルピナ白馬さのさかスキー場の横を通過。雪はごくわずか。これはきついな~。今後も温暖化の傾向は変わらないだろうし、10年後、関東周辺のスキー場は今と同じように存続していられるのか不安になる。

 

 

 

 


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11時26分、白馬に到着。残っていたほとんどの乗客が下車。7号車は自分を入れて残り3人。コロナウイルスの渦中にある今ながら、ホームには欧米系外国人の姿も多い。

 

 

 

 


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白馬の次は終点南小谷だけど、列車は信濃森上で運転停車。この駅の近くに「ガーデンの湯」という温泉があり踏切から建物が見えるも、残念ながら閉館してしまったらしい。なかなかいい温泉だったのに。この辺りだと自分の経験上「倉下の湯」が一番。駅からは遠い。

 

 

 

 


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やがて車窓には暴れん坊の姫川が登場。このきれいな姿からは想像もつかない災害を過去に幾度となくもたらしている姫川。1995年の土砂災害はニュースでも大々的に報じられ自分もよく覚えているし、大糸線も長期間不通となっていた。

 

 

 

 


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暴れ川らしく、とてつもない大岩が転がっている。土砂災害のあとには土石流の災害も発生。土石流という言葉を聞いたのはその時が初めて。それにしても水量が少ない。これも雪が降らなかった影響か。本当に全然雪が無い。

 

 

 

 


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姫川沿いの急カーブをゆっくり進むE353系。秘境感が漂う。千葉を出て都会を駆け抜けてきた列車の車窓とは思えない。

 

車内には終着放送が流れ、続いて車掌さんによる乗り換え案内。「南小谷から糸魚川行きお乗り換えの方は階段を渡りまして2番線へ」。

「あずさ」の車内で聞く糸魚川という地名。なんとも不思議な感覚。

 

 

 

 


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そして定刻11時45分、終点南小谷到着。千葉から5時間7分かけて完乗達成。

 

この時間の長さを感じさせない絶景車窓の連続。実に楽しかった。ダイヤ改正で千葉始発ではなくなるけど、新宿始発で南小谷行きは存続するので一安心。


7号車は最後3人しかいなかったけど、9~12号車辺りからは登山リュックを背負った方と「鉄」っぽい方がじゃんじゃん降りてきて、細いホームは大変な賑わい。改札へ向かう人と跨線橋を渡り2番線に向かう人に分かれる。これは糸魚川行きはかなり混雑しそう。


それにしても、都心を出発した特急列車の終着駅とは思えない異例の秘境っぷり。20年振りくらいに来たけど、当時と変わってないな~。懐かしい。

 

 

 

 


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自分は糸魚川行きに乗るので、跨線橋を渡り2番線へ行くと、そこにはJR西日本のディーゼルカー。「あずさ」を降りたらそこにはJR西日本の車両。なんとも不思議な感覚。

 

在来線では東京に最も近いJR西日本車両が見れる駅かも。20年前は確か白と緑のキハ52だったけど、2010年に引退して今は山陰でよく見るレールバスのようなキハ120。

ここからは20年振りの大糸線非電化区間、南小谷までとは異質の秘境風景が展開される通称大糸北線へ。

 

 

 

 


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