2020年12月30日
愛媛県八幡浜で迎える3日目の朝。午前7時30分起床。
既に外は風ビュービュー。柳の木が大きく揺れてる。これは釣り無理っぽいな。
ひとまず今日もスーパーホテル健康朝食を頂く。だいぶ量を減らしたつもりも、普段朝食を食べない自分にはまだ多かった。でも美味しいので完食。
10時にホテルを出て昨日のセカンドポイントに向かう。釣りできる見込みがあまりないので、オキアミ購入は見合わせ。
途中に風裏ポイントがないか見てまわるも、どこも風ビュービュー。風速10mは余裕で超えてる。気温も3℃ほどなので体感は完全に氷点下。
寒々とした宇和海。まだ晴れ間が出てるけど、このあとは雪が降る予報。トホホ…。
あまりの寒さに、ここは何処ぞの北国の海か?と錯覚してしまうけど、みかんを見てやっぱり愛媛だと実感。それくらい四国で初めて感じる寒さ。
昨日のセカンドポイントに到着。ここも風ビュービューの波ジャバジャバ。
ダメモトで10分限定ルアー勝負、とレンジバイブを投入してみるも、突風で吹き飛ばされる〜(@_@)
台風並み。身の危険を感じる。とても無理。1投で退散。
次にファーストポイントへ。ここも同じ状況でとても釣りは無理。
白波ジャブジャブの中を水鳥が優雅に佇む。クルマ降りてバードウォッチングしてるだけでも寒さで耳が痛くなる。
もう今日は釣り断念。温泉デーに変更。
爆風の中クルマを走らせ国道197号を三崎港方面へ。途中「伊方ビジターズハウス」の案内板につられて寄り道。
しかし今日は年末で休館日だった(-_-)
そのまま半島の反対側へ進むと、荒れ狂う瀬戸内海と道路に散乱した木の枝。本当にもはや台風。最大瞬間風速30m/sはいってそう。
そして風光明媚な海岸線に突如現れる要塞、伊方原発。なんとも物々しい。原発を生で見るの初めて。
険しい地形で国道を外れると一気に道幅が狭くなるこの場所に?と思わずにはいられないけど、まあいろんな事情があって部外者があーだこーだ言うことではないんでしょうけど。
原発、無い方がいいに決まってるけど、温暖化が深刻な現在、火力発電も減らさなきゃいけないし。結局は、寒いから暖房・暑いから冷房、という生活をやめるか?原発をやめるか?という究極の選択。自分はエアコン設定温度は控えめにしてるけど、冷暖房無しで生活できる自信は無し((+_+))
そんなことを考えてると爆風で吹っ飛ばされそうになりクルマに退散。呼吸しづらいほどの圧迫感。
そそくさと温泉に向かう。しばらく行くと温泉の案内板が出てきて左折。すると色付いた植物の向こうに宇和海を見渡せる絶景スポット出現。この辺りまさに絶景の宝庫。
きれいな海に接するように池が見え、あれは亀ヶ池。温泉はあの池のほとりにある。
そして先ほど眼下に見えた池のほとりに佇む亀ヶ池温泉に到着。駐車場にも容赦なく爆風が吹き荒れ、足早に館内へ。
入浴前に食事処へ。まずはノンアルビールで喉を潤す。とその時、外を見ると何やら白いものが。ついに雪が降ってきた!
そして瀬戸御膳をオーダー。シラスたっぷりで美味〜い。他にも魅力的なメニューが豊富。ここいいな。明日も悪天候予報だし、また来よう。
食後は温泉へ。内湯・露天共に結構な広さ。洗いを済ませ自分は露天風呂に直行。泉質はナトリウム-塩化物泉。海辺の温泉らしく塩分が濃いけど、循環濾過でだいぶ薄まってる印象。
ここ露天風呂も、あずま屋が吹き飛ばされるのでは?と思うほどの爆風。こうなると駐車場に停めてあるクルマが心配。飛来物でも激突してレンタカーに損傷でも負わされたらたまらない。そう思うとなんだか落ち着かず30分コースで終了。
〈亀ヶ池温泉 個人的独断評価〉★★★☆☆
やや塩味を感じる湯ながら、やはり薄い。もっと源泉の良さを味わえるとよかった。とは言えロケーションはいいし内湯・露天共に広い浴槽は開放感満点。そして美味しい食事処の存在。休憩室も充実していて1日いても楽しめそう。
温泉を出て、今日はもうホテルに戻る。幸いクルマは無事だった。
帰り道、海に後光が指している。神秘的な光景。
そして山にはみかん。こんなきれいな景色が至る所に広がってる佐田岬半島。ついつい寄り道してしまう。
ホテルに戻り一眠り。夕方起きると窓の外は本格的に吹雪。ここは本当に四国か?
夕食後のデザートはホテルで無料サービスしてくれる八幡浜産のみかん。みかん久々に食べた。甘くて美味しい。
1投しかできなかった不完全燃焼の1日が終了。明日は少し風が弱まる予報で、なんとか釣りできることを願って就寝。zzz…。