兵庫県から来られたMさんと屋久島黒味岳ガイドツアーに行ってきました。テレビでご覧になり行ってみたいと思ったようです。
実は非常におすすめの穴場スポットで九州百名山にも選ばれています。
登り始めて10分ほど。数年前に折れてしまいましたが、存在感のある大きな屋久杉。
鏡のような水面は一見の価値があります。大阪の淀川と同じ名前。
モミの大木。死んでもなお他の植物の拠りどころになっています。(他の植物が枝に着生しています。モミの葉っぱではありません)
山頂に見える面白い形の岩は通称トーフ岩。
突如現れる開けた湿原。小花之江河。
日本庭園のような趣があります。
いつも撮ってしまう屋久杉の白骨樹。私には観音様のように見えてきます。
ちょっと進むとこちらは花之江河とよばれる日本最南端の高層湿原。Mさんいまから行く黒味岳を眺めています。
休憩している間、ヤクシカのオスがずっと餌を食んでいました。あまり人間を恐れません。
前方奥に見える山が黒味岳。遠く見えるかもしれませんがここから一時間ほど。
この日はツルリンドウが見ごろを迎えていました。
その他にもヤクシマアザミ。間違って触ってしまうととっても痛いです。
ヒメウメバチソウ。屋久島の固有品種。これから高山は日に日に寒くなってきますので花を見れるのは最後になるかもしれません。
山頂部になってくると周りの樹木が小さくなってきます。この辺りは冬季は積雪1mちかくなったりもします。
黒味岳山頂に到着。私たちのほかにもう一組が山頂にいました。あまり混み合うことがないのも良いところです。
山頂からの景色。
真ん中左に見えるのは花の江河。
この日は雲が多く、白くガスっていましたがそれも雰囲気があります。
黒味岳山頂はこのようなおおきな岩の上です。
帰り道、黒味岳展望所からの眺め。気持ちのよい青空を望むことができました。
白く立ち枯れしてしまった白骨樹。
この日は何といってもツルリンドウがとてもきれいでした。景色やお花との出会いも一期一会ですね。
Mさんは前日、第2の屋久杉大和杉コースに行ってきました。
二日間に渡り、屋久島自然学校のツアーにご参加いただきありがとうございました。