第135回直木賞受賞作家:森絵都さんの旅行エッセイ集。
ジュウソウという言葉を知らない登山初心者が九州最高峰の宮之浦岳を縦走する苦労話が綴られています。
ちなみにジュウソウ(縦走)とは山と山をつないでいる尾根をたどり、複数の山を歩くこと。
著者のグループにとっては体力・技術ともに無理のあるコースだったようです。
そのため、辛かったことが前進に押し出されていて気持ちが後ろ向きな文章です。
読んだ人が縦走をしたいと思うか・・・体力があればすごく良いところなんですけどね。
縦走をするかどうか迷っていいる方、同じ失敗をしないように反面教師的に読むと良いと思います。
欲張らずに自分の体力・技術にあったコースを選びましょう!