2014年夏場所で
29回目の優勝を飾った横綱・白鵬。
慣例の優勝一夜明け会見を開かなかった。
理由は明らかにされていない。
そして北の湖理事長は擁護した。
「いろいろ事情があるんじゃないか。
公式行事ではないですから」
俺も擁護する。
俺が、いつも思うのは、
マスコミの専横ぶりだ。
欧米でのオリンピックや世界選手権が、
行われたとき、
優勝した日本人選手は、かわいそうだ。
日本のマスコミの会見で、
徹夜で対応することも多いからだ。
選手にとっては、
優勝後の会見も、
大仕事なのではないだろうか?
むろん、試合前の取材対応も、
面倒だろう。
確かに、
Give & Takeの部分もあり、
マスコミと親しくしておけば、
いいことも多いだろう。
でも心労となることも、
少なくないと思う。
今回の白鵬の優勝の場合、
会見で聞かれることは決まっている。
「29回目の優勝ですね。
いよいよ30回の大台ですね。
尊敬する大鵬さんの記録に近づきますが、どんな感想ですか?
モンゴル力士三人の横綱については、どう思いますか?」
・・・などなど、白鵬については、
答えたくないことばかりだろう。
イチローは、大記録を作ったが、
新記録を更新するたびに、
「ああ、そうなの?・・・別にどってことないよ。通過点さ」
と答えている。
「記録、記録」と騒ぐのは、
マスコミで、
騒ぐと、視聴率が上がり、金儲けになるからだ。
たとえ、明日、空から赤い雪が降ってきても、
「ああ、そう」で済ませることもできる。
猫が犬に体当たりして、
大事件にすることもできる。
それでいて、マスコミは、
支那崩壊・・・など、
肝心なことは、報道しようとしない。
朝日新聞は、日本の地位を、
貶めている。
原発擁護も、マスコミ主導である。
佐村河内をもちあげたのも、
マスコミである。
マスコミ不信に陥っている日本人は多い。
今後も、マスコミの拝金主義には要注意だ。
むろん、マスコミには、
すばらしい面も、多々あることは、
正直に、認めざるをえない・・・
これは言うまでもないが。