中日の落合GMは、
就任してから、
彼が補強した選手が、
思うような活躍をしていない。
これだけなら、
「運がない」または
「無能かもしれないが、もう少し様子を見よう」ということになる。
所謂「執行猶予」だ。
しかし彼はすでに、大きなマイナスをしている。
谷繁監督やレギュラー選手と、派手なケンカをしているのだ。
そしてその内容を見ると、
落合GMのわがまま・・・と判定するのが妥当だろう。
しかしこれだけなら、
彼に反省を求めればいい。
しかし彼は反省するのか?
これに関して、彼には「長~い前科」がある。
そう、
彼のわがままは、
「筋金入りなのだ」。
ロッテ時代から、球団を痛烈に非難し、
その後も、マイペースで、言いたいことを言い、
やりたいことをやってきた。
反省するとか、
今さら、どうのこうの・・・というレベルではないのだ。
彼はいつも言う。
「球団の言うとおりにやって、自分が失敗したとき、
球団は面倒を見てくれるのか?・・・・ノーだろう。
とすれば、わが道を行くしかないではないか」
それに彼は日蓮正宗なので、
最後まで「俺は正しい」と言い張る可能性が高い。
日蓮宗の人々は、
「個人の積極的行動」を重んじ、
「現世利益を強く求める」という人々だ。
そして他の宗教宗派を、
痛烈に非難する。
神道もアカンし、他の仏教宗派も、
「そんなもん信じちゃ、地獄に落ちるよ」と言っているのだ。
大地一人、
芸術家では、宮沢賢治を初め、
この生き方でいいと思う。
思想家もこれでいいと思う。
たとえば2・26事件で殺された北一輝も、
熱心な日蓮宗信者だった。
彼は「日本改造法案大綱」を執筆し、
多くの軍人に大きな影響を与えた。
個人で働く芸能人やスポーツ選手もそれでいい。
むしろ、一生懸命働き、
この世に、極楽を実現しようと思うだろう。
金も地位も得られるだろう。
すばらしいことだ。
つまり芸術家や思想家や個人企業家は、
日蓮宗で結構だが、
いざ、政治家や大集団のトップは、
無理なんじゃないだろうか?
・・・大地一人は、いつもそう思っているのだ。
なぜなら、皆がまとまって行動するとき、
「おまえの宗教は地獄の思想だ」なんて言われたら、
それだけで、他人は、反感を持つだろう。
また、これから、その集団に入ろうとする若者も、
「おまえの家は何を信仰している?・・・
なるほど、地獄の思想だな、ハハハハ」
・・・なんて言われたら、
いい気持ちはしないだろう。
ところで、プロ野球のGMは、どんな職業か?
そう、
「すばらしい若者たちよ!私の球団に来てください」
と、頭をさげて、お願いする職業なのである。
なのに、GMが、「日蓮宗以外はアカン」と、
排他を標榜する日蓮宗を信奉していて、
それでいいんだろうか?
いけないことは、小学生だって、理解できることだ。
つまり、結論を言うと・・・
落合GMに未来ナシ・・・ってことだ。
彼が就任したときから、
大地一人、このことはわかっていた。
なぜなら63年も生きていれば、
そういうことは、何度も目にしているからだ。
もう一度繰り返そう。
日蓮宗は、個人企業家にとっては、いい宗教だ。
しかし大集団のトップには、
向かない宗教なのだ。
軍人でも、板垣征四郎とか石原莞爾が、日蓮宗だったが、
二人とも、中央の指示を無視し、
満州事変を起こし、
板垣は東京裁判で絞首刑、
石原も予備役になって、戦後すぐに病死している。
断っておくが、
大地一人、日蓮宗を否定するものではない!
個人が信じる分には問題ないし、
宗派を作るのも、問題ない。
むしろプラスもたくさんあるだろう。
しかし、大集団のトップはいかがなものか?
・・・と問題提起をしているのである。
そして今回の問題提起は、偏に、
大地一人の愛する名古屋の人々のためである!