吉田マリア幼稚園のトピックス

写真付きで子どもたちの様子をお知らせします

待降節の“よかったさがし”

2012年12月05日 | 日記
毎日、日めくりの約束をきっかけにしながら、お友だちの“よかった”姿をみつけています。

小さい子どもたちは、お友だちに目を向けるよりも、自分がした“よかった”ことを真っ先に言いたいのですが、それも大切なこと。
「今日ね、泣いていたお友達にハンカチ貸してあげたよ!」
「落としてばらばらになったクレヨン拾ってあげたよ!」
いいことをしたことは、誰だって認めてもらいたいですよね。

  

先生はその子の“よかった”ことをちゃんと認めてから、それを見ていたり気づいたりした子がいるか聞いてみます。
お友だちのそんな姿に気づいていた子がいたら、その子のこともほめていきます。
日々の、そんな繰り返しの中から、自分がよいことをするだけでなく、お友だちがしているよいことにも気づいていくことができるようになっていくのだと思います。

 年少さんのお部屋でもこんなに「こころのおはな」がいっぱいになってきました。


ほめられたくて、またお花が貼りたくて、やさしさの押し売りになってしまうこともあるのですが、あるクラスでは今日、「本当の親切」と「おせっかい」の違いについて話題になったようです。
親切のつもりでしたことが、実は相手にとっては嫌なことだった…という場面があったのですが、帰りの会で子どもたちとじっくりと話してみました。
その時の話の中から出てきた子どもたちなりの理解は“相手がうれしいと思う”ことが「親切」。
“相手が嫌だと思う”ことが「おせっかい」…でした。

自分の思いだけではなく、相手の気持ちに心を向けられるようになってきている子どもたちの姿に、心の成長を感じることができたエピソードでした。