以下のビデオで、小学校2年生がChatGPTを使って詩を書いたらという話をしている。
【ひろゆきvsサトママ】 ChatGPTは12歳未満禁止にすべきか?
サトママは、はじめ「いぬ」という詩を小学校2年生むけにChatGPTに書かせるとっていう話をしていたけど、試したことあるのかなあ・・・
こんな感じになる
いや、ちょっと上手というレベルではなく、
うますぎで、一発でばれるでしょ。
CharGPTは、GPT(Generative Pre-trained Transformer:事前学習済みの生成系Transformer)であり、大規模言語モデルといわれるように、事前学習データは、自然言語を大規模に学習させているので、詩とかを書くような自然言語操作は人間以上になっている。それで、詩を書いた結果を小学二年生の言葉に翻訳しているだけなので(つまり中身は大人の人間以上)、リアル2年生に、書けるものではない。
ただ、いい詩を読まないと、自分もいい詩は書けないわけで・・・
サトママみたいに周りに優れている子しかいない環境なら、ChatGPTいらない。子供間で切磋琢磨すればいいけど、そんな優れた子供がいない場合、見本となる詩はChatGPTに書いてもらうしかないんじゃないかなあ?
でそれを見本に子供が書くことにより、成長していくと。
ChatGPTがうまく書いても、子供が成長しない限り、子供は、うまい点がみつけられないから、大丈夫!
ましてやChatGPTの内容をパクって行ったらバレバレですね!
昨日書いたように、感想文だと、目も当てられない結果になる。
ひろゆき氏の「検索エンジンで検索するのとどう違うんですか?」だけど、全然違う。
検索エンジンで得られる結果は、誰かが書いた記事なので、本当のことが多い。出自もわかるので、出自が信頼できるところでは、かなり信頼できるのだ。
一方、ChatGPTはGPT(Generative Pre-trained Transformer:事前学習済みの生成系Transformer)、つまり、Transformerであり、TransformerはAttention技術を基に使っている。
Attentionは、Attention(Q,K,V)っていう形をとっている。ここでKVはキーバリューの略。つまり辞書(連想配列)、Q(検索内容)と、K(キー)の類似度(内積とってるQKt)に応じて、V(値)を”まぜまぜして”出している。
ここ重要。事実を、類似度に応じで、「まぜまぜ」してしまうのだ!
スエズ運河の株式会社を作った人は、レセップスですね。
スエズ運河の開通は1868年です。
では、
レセップスは、スエズ運河の株式会社をいつ作ったでしょう
答えは、「わからない」になるはずですよね。上の事実しか知らない人は
(正解は1854年)
ところが、Transformerだと、2つを混ぜまぜして、1868年と答えられてしまう可能性が高いわけです(なにかを無理やり答えようとして混ぜ混ぜするから)
こんな形なので、基本的に、そのものずばりを学習していない限り、適当な答えが返ってくる可能性高いです。
つまり、検索エンジンと違い、史実はテキトー、でたらめなことが多いです。だからこそ、自然言語処理がうまくいくのです。
ということで、ひろゆき氏の質問
検索エンジンとは、回答の信頼度がちがって、普通
事実確認したいときは検索エンジン
自然言語の作業(文章を作る、要約する、翻訳する)ときはChatGPT
と、明白に使い分けられます。
ただ、
ChatGPTは、12歳以下禁止のようにするのは、意味ないと思うけど
(ちなみに、12歳の12はどこからっていう議論あったけど、それはピアジェから。ピアジェの形式的操作段階になるのは、だいたい12歳から。それ以前は具体的操作段階の年齢だから、体験学習のほうが良い)
生成系画像AIのStable Diffusionを使う場合は問題あるかも、たしかに・・・
パンツ丸見え画像を生成する場合は問題ないんだけど、
フルヌードを生成させる場合(生成できる)問題がある。
それについて書くと長いので、別エントリにするけど、
予習したい人は、パンツ丸見え,フルヌードをStable Diffusionで生成する方法は↓に書いておいたので
無料でできるから予習・・・しなくていいです(^^;)