で、さっきの話。
SaaSのCRMソフトなどは、形式的な共通化、つまり、どんな業務でも、オブジェクトを作って載せられますよ、だけど、ユーザーインターフェースとか、オブジェクトの実装の仕方は、共通化しましょうね!という形になっている/なっていくように思われる。
でもそうなると、どんな業務でも載せられる反面、その業務を、SaaS上に実装するには、だれかがオブジェクトを作ってカスタマイズしなきゃいけなくなる(プログラムを作るほどではないけれど・・・)
さらに、SaaS+カスタマイズ、カスタマイズした部分の教育が必要になってくる。教育が多く必要なら、めんどっちいから、運用までしてよ・・・っていうことになって、SaaSのサービスだけでなく、そのサービスを使う運用までアウトソーシングになってくるかもしれない。
しかし、ここで問題になってくるのは、SaaS+運用にした場合、中小だと、誰が売りに行くのか?という話。
すぐに思いつくのは、内田洋行、大塚商会などなど・・だけど、
そーいうところは、むしろ、ハード売り、SaaSまでは売ったとしても、運用を販売するかどうかまでは。。。??
なぜ?かというと、利益構造が違うから。
たしかに、運用は安定した収入が入ってくるんだけど、人をアサインしないといけない。
そして、運用契約解除された場合、その人は解雇・・・といけばいいけど、正社員だと、そうやすやすと解雇できない。一方、人は、どれくらい必要かがはっきりしない。
ということで、内田洋行、大塚商会などなどが、SaaSはまだしも、その運用までを販売するみたいなことがあるのか?その場合、自社で人を抱えるのか、エコシステムをつくって、中小運用会社と連携して販売するのか?なーんていうことは、まだ見えてこない。
しかし、形式的な共通化としてのSaaS・ASPを考えた場合、そういうビジネスも可能になってくるっていうところが、ビジネス的に、面白いところ・・・
P.S「中小運用会社と連携して」って、そんな、中小のSIさん、ソフトハウスが急に増えるのか?ってはなしは、また今度。