伽藍とバザールの
伽藍=いままでのEAとかシステム開発=スーパー
バザール=SOAとかクラウド=商店街
にたとえて、説明してみる。
カッコ内が、コンピューターで言い換えたもの。
はじめは、いろいろなお店(プログラム)が、1店1店ならんでいたけど、あるとき、まとまったほうが、規模のメリットがあっていいじゃんということで、お店を統合してスーパーができ(情報システム)、それが巨大化していった(EA)。
しかし、巨大スーパーは、たしかにみんな集まっていて便利で、一見合理的だけど、問題が山積してきた。まず、改装(バージョンアップ)したいと思っても、各店舗(プログラム)のご機嫌をとらないといけなくて、なかなか改装できない。
そのうえ、巨大スーパー、客が来ないときもお店をあけてなくちゃならない。光熱費(電気代)、人件費もかさむ。
スーパーの仕入れも大きくなるので(ディスク容量も大きくなり)、仕入のための広い道路も必要(帯域幅の大きい通信回線が必要)で、その維持経費にお金がかかるし、おいそれと、移転もできない。
その上、1売り場の不祥事(1つのプログラムのバグ)が、全スーパーの信用にまで広がってしまう(多くのプログラムに影響を与える)。1店舗のときには、考えられない複雑さだ。
てなことやっているうちに、世の中、本来お金を借りちゃいけない人に貸す、サブプライムローン(できもしないことをできるといって、引き受けてしまったバックログ)が破たん、全部の金融(開発)がおかしくなり、スーパーも苦しくなってきた(開発も苦しくなってきた)。
出店ストップ(開発ストップ)で、こういうとき、犠牲になるのは、いつも派遣労働者だ(ここは、同じ)
一方で、小回りの利く専門店(SOA)はこの機に乗じて伸びてきている。
むかしは、ワンストップでなかったのでたいへんだったが、いまは、買い物してくれるエージェント(AJAX)があるので、各店舗を回って(マッシュアップして)必要なものをとってきてくれる。
ただ、エージェントはお店ごとに、「あんたこのまちで見ないねえ、誰なんだい」とあいさつされるのがめんどっちいので(認証がめんどっちいので)、「このもんどころが目に入らぬか!」と印籠を持っている(SSOしてる)
今後、巨大スーパーが出店するとなると(全社的なシステム開発をするとなると)、大規模であるからにして、巨額の投資をすることになり、リスクが大きい。その割には、1売り場(1プログラム)のミスが信用を台無しにする(システムを台無しにする)危険が増えてきた。
ちょっと、この線は、むずかしいか?
やっぱり、商店街を連合して使う(SOAによるエコシステム)っていうのが、無難なところですかねえ・・・
P.S きのう中にやるはずでしたが、おくれてすまん、
うん、いま14日26時だから、遅れてない(^^;)