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富士通のPPM(プロダクト・ポートフォリオマネジメント)

2011-04-19 17:21:52 | Weblog
以下の記事

特別リポート:富士通を覆う閉塞、社長解任の爪跡とガバナンスの行方
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPJAPAN-20287120110328

の4ページ目に以下のような文章がある。
(以下斜体は上記サイトより引用)


野副氏は08年6月社長に就任すると、市場関係者から高い評価を得るようになる。同年8月に開いた経営方針説明会では、各事業の位置付けを、縦軸の「成長での貢献」と横軸の「利益での貢献」で切り分け、1)成長性・利益で貢献する「ITサービス」、2)成長は限られるが利益で貢献するサーバーなどハードウエア、3)利益は低いが成長が見込める海外ビジネス、4)成長も利益も限界がある構造改革対象―の4つに分類して、将来の方向性を示した。


ここで、利益での貢献というのは、マーケットシェアとは違うけど、マーケットシェアが高ければ、儲かる=利益で貢献すると考えると、PPMを使えそうだ。

PPMの場合、市場成長率と相対的マーケットシェアで考えるけど、相対的マーケットシェアを利益への貢献として考えると・・・

1)成長性・利益で貢献する:成長性高・利益(マーケットシェア読替)高
  花形製品→「ITサービス」

2)成長は限られるが利益で貢献する:成長性低・利益高
  金のなる木→サーバーなどハードウエア

3)利益は低いが成長が見込める:成長性高・利益低
  問題児→海外ビジネス

4)成長も利益も限界がある:成長性低・利益低
  負け犬→構造改革対象


 PPMは、一般に、金のなる木の利益を問題児に投入して花形産業にする(負け犬はリストラ)

 もはや、遠い昔の話なので、今、これに従っているとは思えないが、もしかすると、根底にこの考えが生きているかもしれない。


P.S 一般の企業の場合、PPMを「マーケットシェア」で使うより、「今儲かっているかどうか=利益への貢献」に読み替えて使ったほうが、使いやすいと思う。受託のマーケットシェアとかは、考えにくいもんね。


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