ここのサイトで、所有と共有について書いていることが多いので、そのへんについて、ウィリアムのいたずらが考えていることをまとめてみる。
まず、所有しかあり得ないものというのがある。
使うとなくなっちゃうもの。
たとえば、ここに、バナナが1本ありました。
もし、共有っていうことにしたら、食べられません。食べたとたんに共有できなくなります。
でも、食べなきゃ意味ありません。
こういう、食べたらなくなっちゃう・・とか、使ったらなくなっちゃうものは、基本的に、所有して、使用するものになります。
一方、使ってもなくならないものを、所有するのは贅沢です。
美容師さんがいたとします。美容師さんは、髪を切ってくれます。でも、その美容師さんを食べちゃうわけじゃないので(^^;)美容師さんは髪を切ってくれたあともいます。
美容師さんは、なので、お客さんで共有するものです。お抱え美容師さんをつけるのは贅沢です。
そういう概念だと、車もぜいたく品になってしまいますね。
レンタカーで十分です。
・・・という考えもあります。
ただ、所有には、もうひとつあって、ずーっと使っているものでかつ、スケールメリットのないものは、所有しているほうが便利です。たとえば、冷蔵庫は、共有しているより、家庭用の冷蔵庫を買ったほうが、24時間使っているので便利です。
なので、車も毎日通勤や仕事で使っている人にとっては贅沢ではないです。
まあ、週末だけなら贅沢かもしれない(贅沢が悪いわけじゃない、ただし、限度はあるが。。)
このほかに、共有可能だけど、所有したほうが便利なものがあります。
これが、本とかコンピューターソフト。
本は、もちろん、共有することもできます。図書館で。
でも、安ければ、いつでもどこでも見れて、書きこみ自由で便利なので、買っちゃいます。
ソフトの場合、ネットを使って共有するというのは、昔は回線速度がおそくて不便だったので、私有化していました。
このように、所有するものは
・使うとなくなるもの
・いつも使っているもの
・所有のほうが共有より便利なもの
などで(まだ理由あるかも)
上記に当てはまらない、ずーっとあるものを所有するのは贅沢だ!ということになります。
コンピューターソフトは、以前は回線速度が遅く、インストールも大変だったので、所有したほうが便利という大義名分がありました。でも、回線速度が速くなった今、ちょっと使うだけで、インストールに時間がかかり、お金もかかるソフトは贅沢品、使用料だけ払って使えないかということになりました。SaaSなどは、この流れなのでしょう。