ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

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21世紀に入って「あるべきリーダー論」は変わった。で、どういうリーダーが求められるのか解る動画

2021-07-06 12:02:14 | Weblog
「おかえりモネ」というドラマの中で、

主人公モネが山で道にはぐれた子供を助けるシーンがある。
子供を見つけたモネだが、どこに避難したらいいか、天気はどうなるかわからない。天気悪くなってその場にいたら、子供もモネも死んでしまう。

そこで、モネはスマホで気象予報士に連絡して、その結果、
危機一髪、命からがら、山小屋に避難できる

で、山小屋に着いたら、子供は寝だす。どうしたらいいかわからないので、
今度はスマホで医者に電話する。すると、子供は寝ると低体温症になり危険
と教わる。「やばい、ねるな~」ということで、子供を懸命に起こす。
子供は起きて…

朝になり、子供もモネも助かって、モネは感謝される。

【ここで問題です】
ここで大事な人はだれ!
1.気象予報士
2.医者
3.モネ

20世紀の答えや、「おかえりモネ」の中の答えは、1,2となっている。専門知識があるのが重要。その知識がなければ救えない!という解釈。「おかえりモネ」の中では、医者はモネに対し、「なにもしていない」とまで言っている。

 しかし、21世紀、バートの「競争の社会的構造―構造的空隙の理論」が出てきて、この考え方は全く変わった。
 専門家はえらくない。その専門家の知識を結び付け、必要な人(上記例でいうと子供)に提供する人こそが、重要である。つまり、答えは3になる。

 具体的に言うと、モネがいなかったら、子供は避難できなかったから死んでしまう。一方、医者も気象予報士もいなくても、スマホ持っているんだから、ググれば、たぶんそのくらいの知識は得られたわけであって、そんなに重要じゃない。

 つまり、21世紀は専門知識はGoogle検索で得られるので、それほど重要ではなく、専門知識を結び付け、求める人に提供する人(構造的空隙を「弱い紐帯(Weak Tie)」で結びつける人)が重要になると考えられる。
 これを経営学的に見れば、需要と供給を結び付ける解釈者が重要という、「デザイン・ドリブン・イノベーション」の話になってくる。

 この考えに基づけば、「あるべきリーダー論」も変わる。
 20世紀では、専門家として極めた人や、専門家を管理するような人が「リーダー」としてのあるべき像だった。この場合、リーダーは集団の頂点に君臨する「強い人」だ。

 21世紀では、専門家を結び付ける人がリーダーとなる。トップになつのではなく、専門家集団の仲間をつくり、それを結び付けていく。もし、完ぺきに強い人だと、協力する必要はないので仲間はできない。弱みを見せながら、人を結び付ける感じが求められるので、20世紀の強いリーダーとは、かなりイメージ違う。



 この「構造的空隙」を埋めるネットワークが大事ということは、海外においてバートが言い出したが、そのバートの本を翻訳し、日本において、ネットワーク論を展開していったのが、安田雪先生(関西大学)。

 さまざまなネットワークを研究し、それらの研究をもとに、21世紀に求められる、あるべきリーダー論を書いているのだが・・・

・・・その本が・・・

「ルフィーの仲間論」なのだ。あのOne Pieceのルフィー!
ええっという感じなのだが、そうなのだ。

で、その「ルフィーの仲間論」が動画で説明してあるのを
みつけたので、メモメモ!!

ルフィのように本当の仲間を集める方法とは?【ルフィの仲間力】
https://www.youtube.com/watch?v=x8AiIA7PhoY

みなきゃ!
P.S
安田先生本人が、「ルフィの仲間力」を語っている!


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