ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

JDK8でビルドできたものがJDK11だとできないとか、Open JDKの8に移行する話

2018-09-19 08:46:21 | JavaとWeb
OracleのJDKのリリースとサポートがあんなことになってしまい、
傷心モードになっているJavaのエンジニアの心の傷に、てらだよしおさんが、
塩を塗るようなデモをみてきた・・・

9月19日、日本 GlassFish ユーザー会の

【JDK 11 リリース直前】各ベンダーのJDKリリースモデル特集!
https://glassfish.doorkeeper.jp/events/78762


を聞いてきたのでメモメモ

なお、表題の件、寺田さんのデモは最後のほうにでてくる。




■Azul System Your Long Term Java Partner
・会社紹介
・Zing:ガベージコネクション レスポンスいいJVM
・Zulu:エンタープライズ、エンベディッド ARMに対応
・JavaSEアップデート&ロードマップ
 6か月ごとにアップデート:
 Java8の公開アップデート収量は2019年1月
 非LTSリリースを使用するとJDK12から潜在的なリスクが生じる

・Zing ヒープ8TBまでサポート
 ファルコンLLVMに基づく

・ユースケース

Q&A
・ZuluとZuluエンタープライズの違い
  Zulu ダウンロードはできる。それをしただけでは、サポート対象外
  Zuluエンタープライズ 会社で使う場合
  Zuluエンベディッド なにかに組み込んで使う場合。契約が違う


■オープンソースで提供される第二のJVM
 OpenJ9 VMとIBM Javaについて

・OpenJDK/OracleJDK

・IBM SDK for Java Technorogy
 J9VM
 サーバーでの使用に特化している
   クライアント、組み込みは対象外
 2017年までは単独提供なし
 2018年以降は、オープンソース提供

・IBM J9 VM
 IBM内でクリーンルーム開発(Oracleのライセンスに縛られない)
 Power,大型汎用機でも使えるように開発

・特徴
 先進的な機能を率先
   クラス共有
   参照圧縮:64ビット→ヒープが増える:32ビットに圧縮(アラインメント8バイト→3ビット切り捨てられる)
   メトロノームGC

 多彩な問題判別機能
   Java DUMP(Javacore)

・OpenJ9
 オープンソースに
 2段階
  コアの部分 Eclipse OMR Javaだけでない汎用環境(COBOL,PL/I、Ruby)
  OMRの上にJ9VMをOSSとして公開
 EPLとAPLのデュアルライセンス

・2018年以降のIBM
 OpenJDKが正になっている

 OpenJDK+OpenJ9
 IBM SDK forJava

・OpenJDK+OpenJ9
 無償(OSS)
  入手方法(1)
    Adopt OpenJDK https://adoptopenjdk.net

  入手方法(2) Docker Hubから
    https://hub.docker.com/u/adoptopenjdk

・サポートも提供
  IBM Support for Runtime
    年間54800円
  →Oracle:クラウド環境の場合割高になるケースも
 障害サポート

・IBM SDK for Java Technology
  AS400にも対応、IBM JCE(暗号化ライブラリ)
  ソフトウェア同梱(Docker環境のみ単独も)
  LTSを適用

・Dockerイメージの入手方法
 https://hub.docker.com/_/ibmjava/
 ライセンスILAN
 IBMの多くの製品がDocker環境→DB2とかも
 IKS IBM くーばねーてぃす サービス
 プライベート、ベアメタル
  ICP

・OpenJDK 8 2022年までサポート
 Java11も終わり決定していないけど、長期間サポート

・IBM JavaEE アプリケーションサーバー
 WebSphere: Libertyランタイムは軽い
  月額5524円
 Open Libertyというのがでている。

 Oracleさんからパッチ提供を受けている

■”マイクロソフトの”寺田さんからのお話
・Java11のリリースを控えて
・自己紹介
・今後のJavaに関して
  今まで3年に1回
  それがなぜ半年に変わったか?
    IT業界:3年はすごく長い→価値のないものに変わっていった
 →Javaの開発・提供もアジャイル的に
 Windows10 10の中でもアップデート
  今の時代に合わせた話
・JDK10よりDockerコンテナの対応強化
   ヒープメモリの割り当てを調整可能
・JDK11が今月正式リリース
  ぜひ、早めに触って→結構大変!
 でも:
  JDK8だと動くけどJDK11→エクセプションが出て落ちる
 今まで動いていたアプリが11だと動かなくなる可能性がある
 あげていただきたいんです!
 早めにどっちの問題か、(製品側の問題か、自分たちの問題か)

・JDK11から削除されるパッケージ
  XML系、CORBAが取り除かれる!
 自分が作ったアプリなら→依存関係を追加する

・なぜ11へ 
 カスタムのスモールJDKの作成:小さいオブジェクトのものが作れる
   →Dockerに組み込んで

■お知らせ
・RedHatのOpenJDKのサポート
 →ブログを読め
 タグで検索すれば、みつかるはずだ!




【所感】

表題の件は、11になると、XML系などのライブラリが削除されるから。
寺田さんは11にあげてくださいっていうけど、
これじゃ、怖くて上げられない。
OpenJDKに移行して、延命する?

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