つぶやき、遊び・仕事・日常

一日の出来事のあれこれを雑多に記録していきます

失敗に価値あり

2020-08-31 06:36:14 | 日記
プレジデント誌で、ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)を引き合いにして、
一流の人間(天才的な)と一般の人間(おいらたち)の「思考の差」をまとめていた。
残念だが、少なくともおいらについては、指摘通りのようだ。

◆こんなにも違う考え方
 ビル・ゲイツ
 発想:物事はいい方向に進んでおり、「知」と「技術」が後押しすると考える・
 読書:自ら進んで「問い」を持ちながら、幅広いジャンルの読書を楽しむ。
 仕事:完璧さよりも速さを重視し、フィードバックを活かして前進する。

 一般人
 発想:できない理由を探し、リスク回避が先に立ってチャレンジできない。
 読書:必要に駆られて、あるいは単純な答えだけを求めて漫然と本を読む。
 仕事:最初から完璧にやろうとしすぎて、かえって身動きが取れなくなる。

 そして、どんな天才~ビル・ゲイツでさえ複雑なプログラムをエラーなしに組むことは不可能だという。
 なぜ想定どうりに動かないのか、どこに問題があるのか、トライアンドエラーを繰り返すからこそ効率的なプログラムを
 組むことができるのであり、つまりエラー(失敗)にこそ価値があると言えるのだ。
 逆説的にこうも述べている。
 「成功は最低の教師だ。優秀な人間をたぶらかして、失敗などありえないと思い込ませてしまう。
  未来の案内役としてもあてにならない。」

 少しずつでも考え方や姿勢を学びたいものですよね。

安倍首相と日本語

2020-08-30 06:56:19 | 日記
おいらは、日本人なので普段から日本語を話している。
というか、それ以外の言葉は話せないし。
だがそんな日本語も、あらためてじっくりと見てみると、こんな良さがあったことにあらためて気づかされた。

◆同じようなことでもこんなにも表現に差がある
 一昨日、安倍首相が退任を発表した。
 もちろん快癒を願っていますが、これを散り際の姿とも言う。
 では、本家本元の花の終わりの姿はなんというのか。

 不勉強にして作者は知りませんが、
 「さくら散り、うめはこぼれて、つばき落つ、ばたん崩れて、舞うきくの花。」
 それぞれの花の散り際が、その特徴を実によくとらえて表現されています。
 さらに言えば、しおれるなんて言い方もありますよね。
 日本語の表現の機微は本当に細やかで、いいなぁと感じます。

 そして、インドの詩人R・タゴールは、花についてこう語る。
 「花はその花弁のすべてを失って果実を見出す。」
 バルチック艦隊を破った帝国海軍参謀の秋山好古はこう言う。
 「男の生涯において、一事をなせばいい。」
 安倍首相、お疲れさまでした。ゆっくりとお休みください。

天才の条件

2020-08-29 07:02:02 | 日記
プレジデント誌で脳科学者の茂木健一郎氏が天才諭について語っていた。
おいらからすると、茂木氏だって十分天才の範疇に入ると思うんだが。
まあ聞いてみよう(ジャック・マーについて、韻を踏んでみた)。

◆起業家として必要なことは
 中国発で世界中でビジネスを展開するアリババの創業者であるジャック・マーは、
 世界有数のIT企業を創始し大富豪になることができた。
 ある種の天才であることに異論はないだろう。
 だが、広く世に知られていることだが、彼は一行もプログラムを書いたことはないそうだ。
 さらに言えば、大学入試にも就職活動にも失敗しているそうだ。
 それでも、世界でも指折りのIT企業を起業できたし、大富豪にもなれた。
 これは、何を示しているのか。

 ビジネスで成功するために、何かをきちんと勉強したり、スキルを身に着けるという姿勢は立派だが、
 それが行き過ぎると弊害が大きいし、むしろ障害にもなり得るという。
 実際には、起業したり、ビジネスで成功したりするうえで、ある特定の知識やスキルが絶対に必要だということはない。
 むしろ求められるのは、まったく別の能力だ。

 結論を急ごう。
 結局、ジャック・マーの天才は、その総合的な人間力にこそにある。
 プログラムなど、一行も書けなくていい。
 ただ、時代を読む直観力とそれに基づいて動く実行力があればいいということだ。
 彼のゆったりとした人間力の中に、成功への大きなヒントが隠されているのだ。

 なるほど、わかったようなそうでもないようなお話です。
 だからこそ、普通の人には簡単には真似ができないことなんですね。
 
 


人は時価

2020-08-28 06:26:45 | 日記
わかっているような気がしているが、実は本当にはわかっていないことは多い。
特にそれが自分の事となると、他人からの受け止め方とはずいぶんと違うものだ。
そんな時は、曹洞宗のご住職のこんな教えだ。

◆人の価値は「時価」ではかられる
 歳を重ねるにつれて、注意はしているつもりなのだろうが、誰しも昔の自慢が多くなるものだ。
 古い友人に久しぶりに会えば、これでも一応役員をやっていてねとか、
 若い部下には、昔こうやって成功したからこのやり方でやってみたまえと余計な説教をしたり、うざいことこの上ない。
 自分が成功したり、成し遂げたことはたしかに誇らしいことなのだろう。
 だが、待ってほしい。周囲はうんざりしているものだ。

 人間の価値と言うものは、「時価」ではかられるものなのです。
 常に、今の仕事ぶり、今の生き方が恰好いいかどうかで輝くものなのです。
 昔のことは、語れば語るほど自分の時価を下げるものと考えておくべきでしょう。
 「放下着:ほうげちゃく」という禅語があります。
 過去の成功や名声にとらわれることを戒め、過ぎ去ったことはすべて打ち捨てよという意味です。
 ぜひ時価を磨き上げてください。

 時価ですか。なるほどです。
 たしかに、今を大切にしなければ、いい過去もいい未来もないですね。
 この時間を楽しんだり、磨いたりすることが大切なんでしょうね。
 

コンビニとお寺

2020-08-27 06:40:32 | 日記
日経MJ誌のコンビニ調査が報告された。
そろそろ成長が行き詰まり、再出発が必要とも言われている折だ。
今回の調査からは、コンビニが歴史的な転換期にあることが浮き彫りになった。

◆コンビニ店舗数の減少は初めてのことだ
 1970年代に登場したコンビニだ。当時は大鑑巨砲型店舗が優勢だった時代だ。
 それでも、顧客の要望を徹底的に店舗に落とし込むことにより、小型店舗であっても便利性は一番となった。
 今回調査で、店舗数は58,250店で、前年比0.5%の減少だったそうだ。
 これは、結果の遡れる1981年以降初めての事だったらしい。
 大量出店、24時間営業、画一的な売り場づくりといったビジネスモデルが曲がり角に来ているという事なのだろう。
 外野としては、食品スーパーやドラッグストアとの小売業の覇権争いが興味深いものだ。

 ところで、文化庁の統計調査「宗教年鑑」によると、仏教系の宗教法人は全国で76,814だという。
 ごく一部は、寺社を持たない法人もあるが、法人数はほぼ寺社数に等しいようだ。
 してみると、全国のお寺さんの数は、コンビニの店舗数よりも20,000ほど多いわけだ。
 なお、仏教の信者数は約8,500万人と推定されている。
 お寺さんの支持人口(1寺社当たり)は1,067人となる。
 日本の人口1億2000万人とすれば、コンビニ支持人口(1店舗当たり)は2,060人だ。
 上記の数字に、皆さんがお寺さんやコンビニで一年間に使う金額を掛ければ、それぞれの期待年商が分かるという訳だ。

 まったくの主観なのですが、コンビニよりも多い寺社数でも結構やっていけそうな感じがします。
 これは、寺社にはコンビニのように競合業態(SMやドラッグストア)がないからかもしれませんね。
 しかし逆に、競争のないところに成長なしとも言います。難しいところですよね。