逆向きの政策

新型コロナの感染拡大で、経済が再び滞ってしまうかもしれない。
政府は、企業の資金繰り対策やGOTOトラベル事業に力を注ぐが、産業新聞に興味深い主張を見た。

◆逆向きの政策メニューを用意してはどうか
　すなわち、今ある企業を支えて延命させるのではなく、逆に廃業や淘汰、再編を促して、産業の新陳代謝を高める政策だ。
　現在政府は、苦境の企業に持続化給付金を支給しているが、逆に「廃業給付金」を考えてはどうか。
　個人経営の飲食店や旅館では、オーナーが借金の際に銀行に個人保証を入れているケースが多い。
　廃業時に借金が返済しけれなければ、家屋敷まで取られる可能性がある。
　そこで公的支援（廃業給付金により借金返済）によって、すでに命運の尽きかけている企業の撤退を促すのだ。
　結果、その跡地から新たな企業が登場する余地が広がるだろう。

　なるほど、なかなか興味深い主張です。
　たしかに、儲からない儲からないと言いながら、非効率な経営を続けていらっしゃる方は多いと感じます。
　また、団塊の世代の方々で、後継者がなく店じまいしたい方も多いのではないでしょうか。
　合わせて起業支援を組み合わせれば、若者の現在の閉塞感を払しょくできるかもしれませんね。
　検討に値するのではないでしょうか。