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コンビニとお寺

2020-08-27 06:40:32 | 日記
日経MJ誌のコンビニ調査が報告された。
そろそろ成長が行き詰まり、再出発が必要とも言われている折だ。
今回の調査からは、コンビニが歴史的な転換期にあることが浮き彫りになった。

◆コンビニ店舗数の減少は初めてのことだ
 1970年代に登場したコンビニだ。当時は大鑑巨砲型店舗が優勢だった時代だ。
 それでも、顧客の要望を徹底的に店舗に落とし込むことにより、小型店舗であっても便利性は一番となった。
 今回調査で、店舗数は58,250店で、前年比0.5%の減少だったそうだ。
 これは、結果の遡れる1981年以降初めての事だったらしい。
 大量出店、24時間営業、画一的な売り場づくりといったビジネスモデルが曲がり角に来ているという事なのだろう。
 外野としては、食品スーパーやドラッグストアとの小売業の覇権争いが興味深いものだ。

 ところで、文化庁の統計調査「宗教年鑑」によると、仏教系の宗教法人は全国で76,814だという。
 ごく一部は、寺社を持たない法人もあるが、法人数はほぼ寺社数に等しいようだ。
 してみると、全国のお寺さんの数は、コンビニの店舗数よりも20,000ほど多いわけだ。
 なお、仏教の信者数は約8,500万人と推定されている。
 お寺さんの支持人口(1寺社当たり)は1,067人となる。
 日本の人口1億2000万人とすれば、コンビニ支持人口(1店舗当たり)は2,060人だ。
 上記の数字に、皆さんがお寺さんやコンビニで一年間に使う金額を掛ければ、それぞれの期待年商が分かるという訳だ。

 まったくの主観なのですが、コンビニよりも多い寺社数でも結構やっていけそうな感じがします。
 これは、寺社にはコンビニのように競合業態(SMやドラッグストア)がないからかもしれませんね。
 しかし逆に、競争のないところに成長なしとも言います。難しいところですよね。