成功はアート

実業家（メガネ関連らしい）の田中修治さんという方が、大胆な自説を披露していた。
批判があるかもしれないが、なるほどとも思えたので、再現しておきたい。

◆他人の成功体験は役に立たない
　人の成功体験なんて聞いても無駄だ。
　同じように成功なんてできやしない。僕は（田中氏）そう思っている。
　世の中のビジネス本のほとんどが、成功のための本だ。
　成功するための方法や人生を良くするための方法が書いてある。
　あらゆる手法や秘訣が所狭しと並べられ、多くの人が参考にしたり研究したりしている。

　なぜ、あれほど成功に関する本が売れるのか。その答えは簡単だ。
　いくら本を読んでも成功などできやしないからだ。
　ダイエット本も同様だ。いくら読んでもそれだけで痩せることはない。

　ソフトバンクの孫正義さんの本を読むと、在日韓国人として苦労し、その悔しさをバネに成功したと書かれている。
　成功する人は、人並外れた苦労を漏れなくしているのか、そうではない。
　楽天の三木谷浩史さんの本には、兵庫県神戸市の高級住宅街で大学教授の家庭で育って、一橋大学から日本興業銀行、
　さらにハーバード大学に留学して起業だ。
　育ちが良くて、学歴があってチャンスに恵まれていたからか、それだけのはずがない。

　環境には関係なく、出来る人はやるし、やらない人は出来ない。
　大きなリターンは、新しい行動からしか生まれないと僕は（田中氏）考えている。
　少しでも多くの場所に行って、いろんな景色を見て、いろいろな人に会っていろんなものを食べるべきなのだ。
　成功はアートなのだから、自分で作り出さねばならないものだ。

　なるほどですが、そういった本を読むことで多少は近道をできるのかも知れませんね。