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田んぼダム

2020-08-20 06:26:06 | 日記
今年の夏はまだ終わったわけではないようだが、日本のあちこちで水害被害があった。
抜本的には治水ダムを建設したり、河川の大規模改修をするしかなさそうだが、こんな即効策があるようだ。
産業新聞が、栃木県内の取り組みを紹介していた。

◆田んぼがダムになる
 元々田んぼには、台風や豪雨時に一時的に水を貯める機能がある。
 その機能を高めてやるのだ。
 具体的には、田んぼから流れ出る水の量を専用の調整ますで絞ることで、川への排水を人為的に押さえるのだ。
 時間をかせぐという意味でもある。結果、下流域の浸水被害を軽減することに繋がるのだ。
 
 費用と時間はいずれも低廉だ。
 調整ますの設置費用は1基4万円だそうだ。既存ますがあれば、調整キャップのみでわずか3000円だ。
 おいらの住む名古屋市では、何年もかかって数億円~数十億円をかけて市街地の地下に調整池を整備しているが・・
 上中流域には、水田が9000haもあるそうだから、効果は大きいのだろう。
 
 補助金を出してでも農家の協力を得ればいいと思うのですが、何か障害があるのでしょうか。
 稲が水に浸かっている時間が多少伸びても、作柄にはあまり影響はないと思えるのですが・・・
 実は、農地を宅地化する場合(開発行為)には、敷地内からの単位時間雨水排水量は制限されています。
 田んぼダムの調整ますと仕組みは同じです。
 農家にもぜひ協力していただきたいものです。