つぶやき、遊び・仕事・日常

一日の出来事のあれこれを雑多に記録していきます

独創的でなくとも良い

2022-12-31 06:48:05 | 日記
現在では途方もない大企業にまで成長したアマゾンだが、実はそのビジネスモデルというかアイデアは、決して独創的なものではなかったそうだ。
インターネットを通じて書籍の販売を行うというアイデアは、ジェフ・ベゾスの独創ではなく、
既にオンラインによる書籍販売を行っている人は何人もいたのだ。

◆アイデアが独創的でなくても世界的成功を収めた
 だがベゾスには、より良いソフトウエアーを使い、販売プロセスを効率化していくという明確なビジョンがあった。
 そしてさらに重要なのは、ベゾスは最終的にあらゆる品物をインターネットで販売することを目標にしていた。
 単なる後発の書籍のネット販売業者であったにもかかわらずだ。
 そしてそれこそが、現在の成功の要因なのだ。

 →なるほど絵にかいたように自己啓発本の「目標設定」の重要性がわかる話です。

 そんな氏は、こんな語録を残している。
 「夕方5時を過ぎたら(上級管理職は)仕事をすべきではない。」
 (上級管理職の)報酬に対するあなたの役割は、毎日たくさんの決定を行う事ではありません、いくつかの質の高い決定を下すことです。
 私(ベゾス)は、1日に3つの案件に的確な決定を下せれば、それで充分です。
 ウオーレン・バフェット(バークシャー・ハサウェイ社CEO)は、年に3件ほどの良い投資決断が行えれば上出来だと語っています。

 →ベゾフの模倣なのか氏の独創なのかは定かではないが、ホリエモンも同様に休養や睡眠の重要性を語っていたな。

 

 
 

明知鉄道

2022-12-30 06:47:53 | 日記
岐阜県恵那市の明知鉄道は、所謂第三セクターの中では、比較的健闘しているのではないかと思われます。
それは、収入を増やすために種々の施策を行っているからです。
そんな施策の観光列車等はこうです。

◆収入のためならば新駅も作るし命名もする
 ずいぶんと昔に、北海道で「愛国から幸福」が話題になった。
 もう廃線になってしまったが、旧愛国駅から旧幸福駅はいまだに観光資産であるようだ。
 それにあやかって、恵那駅から極楽駅までの切符を、えーなーごくらくとして売りだしたのだ。
 なお、この極楽駅はまったくの架空ではなく、地域の極楽と言う地名の地に新たに無人駅を設けたのだ。
 少し下世話なことを言えば、この明知鉄道の会長さんは地元の名士で、その傘下企業の最寄に新駅を設けて、そこを極楽駅としたのだ。
 
 鉄道の駅の設置にはある程度の基準があり、隣接の駅からの距離とか、周辺の人口とか、駅周辺の勾配とかがあるようだ。
 それらを無事クリアーして、その極楽駅は設置された。
 そして季節ごとに、「きのこ列車」とか、「じねんじょ列車」とかで人気を集めている。
 廃線まったなしの第三セクターも、工夫次第で違う道も歩めるという事なのだ。
 おいらのようなミーハーも、そういう思惑にのっかるのもいいのかも知れませんね。
 なおこの地からは、昌平坂学問所塾頭の佐藤一斎も生まれています。

 →もう消え去ってしまいましたが、かって首都移転の候補地(東濃地区国有地)でもあったようです。
 
 

お掃除ヘルパー

2022-12-29 06:45:49 | 日記
年末が近づいてきました。
以前はそのタイミングで大掃除を行なっていたと思います。
だが世の中は少しずつ変わり、適材適所が求められています。
なので今年は、「おそうじサポート」を利用してみました。

◆互いに得意なことを担当する
 人には得手不得手があるものです。
 世の中には、お金儲けは得意だが、掃除は苦手な人もいるのでしょう。
 おいらの場合は、掃除は苦手です、でもお金儲けも得意ではありません。
 それでも「おそうじサポート」なるサービスを利用してみました。

 メニューは多数あります。
 エアコンクリーニング・レンジフードクリーニング・ガス台・床フローリング・浴室クリーニング・トイレ・洗面台等々。
 その内、レンジフード+ガス台+トイレを依頼してみました。
 掃除が苦手な人が増えているのか、お金儲けが得意な人が増えているのか、どちらも不得手な高齢者家庭が増えているのか定かではありません。
 それでも、依頼から2週間後にお掃除スタッフがやってきました。

 結論だけ言いましょう。
 トイレは自分が毎日使用するので、それなりに清掃していましたが、それ以上にきれいに掃除してもらいました。
 だがレンジフードとガス台は、10年以上放置状態なので、清掃してもらったものの、油だらけは改善されませんでした。
 これは、業者さんにもよるのかもしれませんし、作業する人のスキルによるのかもしれません。
 でも3サービスで約30,000円を支払う立場からすれば、レンジフード×・ガス台×トイレ〇という評価でした。
 来年は別の業者さんに発注しようと思います。

 →高齢者のみの家庭ならば、こういう業者さんの活用もいいのかもしれませんね。
 


 

幸運な仕事

2022-12-28 06:53:53 | 日記
記憶は定かではないが、もしかすると以前にも似たようなことを書いているかもしれない。
それは、ブックライターの上坂徹氏の3000人を超えるインタビューの結果報告からだ。
一流の人物になることは難しいし、何をもって一流かもよくわからない。
だが、世間から一流と認定されている人々をインタビューすることならば、少しの努力でできるものらしい。
これは、そんな報告だ。

◆一流のプロは何を語ったか
 普通ではなかなか会えない人々が居る。
 まして、その方に仕事や人生の極意を聞くことなぞは至難の業だ。
 だが私の仕事は、人の話を聞き、文章にまとめることだ。
 それを世間では、ライターと呼ぶようだ。
 つまり、文章を書く仕事だと思っているのだろう。

 私の思いは違う。
 文章は、最終的なアウトプットであることは認めよう。
 だが、その前段階での取材やインタビューこそが結果を左右するのだ。
 そこでの取材や、インタビューにより、文章の素材を獲得することこそが大事なのだ。
 
 文章を書くといっても、それは創作するわけではない。
 事前に特定のテーマを持ち、それに沿って見たり聞いたりするのだ。
 そうやって素材を集めなければ、文章は書けない。
 そう考えれば、文章を書くことよりも、良き見聞きをすることこそが大事なことなのだといえよう。
 
 →世の中に足跡を残すのも一流、でもでもそれを世に伝えるのも一流という事なのかな。

人格の香り

2022-12-27 06:40:32 | 日記
哲学者の芳村思風氏が、こんなことを語ってくれた。
それは、一流と二流を分けるものについてだ。
何度も読み直して、やっと氏の言わんとすることにたどり着いた感じだ。

◆一流とはこういうものらしい
 時は鎌倉時代末期、有名な刀鍛冶正宗にはたがねという一人娘がいた。
 そのたがねが年頃になり、弟子たちの内一番優れた刀を鍛えた者を婿に取り跡を継がせようとした。
 最後に二人が残った、村正と貞宗だ。
 正宗の評価方法はこうだった。
 屋敷の中を流れる小川に、二人が鍛えた刀を立て、上流から藁を流した。
 
 藁は村正の刀に吸い寄せられるように寄っていき、刀に触れるか触れないかの間にスパッと切れた。
 貞宗の刀にも藁が流れていき、引っかかったが切れなかった。
 正宗が貞宗の刀を流れから引き上げると、藁ははじめて切れて流れていったのだ。
 村正は勝ったと思い、たがねと結婚するのは自分だと思った。
 だが師の評価は異なり、貞宗の鍛えた刀が優れているとしたのだ。

 村正の刀は、斬ろうとしなくても斬ってしまう。
 貞宗の刀は、斬ろうとしてはじめて斬れる。
 これこそが武士の持つ刀にふさわしいと考えたのだ。
 村正の刀は、技術的な能力の冴えだけで鍛えられた。
 貞宗の刀は、人間の意思が働いてはじめて切れ味を発揮する。
 いわば技術的な能力に、人格の香りといったものが備わっているのだ。
 これこそが、一流と二流を分けるもののようだ。

 →スティーブ・ジョブズもこう言っていたな、
  「技術は人間性と統合されてこそ、心をふるわせるような成果を出すのだと、僕たちは信じている。」