つぶやき、遊び・仕事・日常

一日の出来事のあれこれを雑多に記録していきます

楠木建氏の幸福論

2023-11-30 06:45:53 | 日記

文筆家の楠木建氏の幸福論に頷かされた。

幸福というものは、人間の最大の関心事と言ってもいいだろう。

そう、人はみな幸福になりたい存在だ。

世に、上手に幸福になる人はいる、それは自分で自分の幸福を見つけられる人だ。

そう願いつつも、それがきちんと叶う人はそれほど多くはない。

なぜなのか。

 

◆「他人との比較」が自らの幸福感を遠ざける

 その大きな原因は、「他人と比較」することにあるのです。

 そしてそれは、フランスの哲学者モンテスキューが既に述べている通りだ。

 「ただ幸福になりたいと望むだけならば簡単だ。

  しかし他人よりも幸せになりたいというのであれば、それは困難だ。

  われわれは、他人を実際以上に幸福だと思っているからだ。」

 

 →二人から気づかされます。

  そうなんでしょうね、自分の幸せは自分で感じればいいものです。

  それを無意識のうちに他人と比較すると、他人ほど幸福ではないとなってしまう。

  そしてその他人とは、なんの不自由もなく素晴らしく幸福な存在だと勝手に想像している存在なのだから。

 

 


地獄と金(かね)

2023-11-29 06:36:49 | 日記

先般、四国八十八か寺のお遍路に行ったことは書いた。

そこでは、各寺で御朱印を賜り、白衣(びゃくえ)にも御朱印を受け、結願(けちがん)証書も受けた。

それらには、まったくいい加減なことだのだが、こんな謂れもある。

 

◆地獄も閻魔様も怖くはない

 満印の御朱印帳があれば、三途の川の渡しは優先乗車が可能らしい。

 おや御朱印帳と結願証書をお持ちですね、それではどうぞ先にお乗りくださいと言った調子だ。

 さらに白衣(びゃくえ)があれば、地獄の閻魔様でも、あっ失礼しました、どうぞお通り下さい、

 天国への通路はこちらになりますと案内してもらえるらしい。

 地獄でのそんな処遇も期待して、凡衆はお遍路を目指すのです。

 

 だが、ことわざか慣用句か川柳かは知らないが、地獄と金についてこんな言葉の数々もある。

 ・地獄の沙汰も金次第・・・やっぱり金も必要なのかもしれないな

 ・阿弥陀の光も金次第・・・阿弥陀如来様のご利益も、寄進やお賽銭が必要らしい

 ・銭あれば木仏も面(つら)を返す・・・銭があれば仏も心を動かすらしい

 ・金さえあれば飛ぶ鳥も落ちる・・・どんな権力に対しても金の力は絶大らしい

 ・金が言わせる旦那・・・今風に言えば「社長さん」でしょうか、ようはおべっかのようです

 ・金が金を呼ぶ・・・お金は寂しがり屋で、お金同士が集まるものらしいです

 ・金は片行き・・・前項と似ている、お金はある一方に集まるものらしい

 ・金持ち苦労多し・・・金持ちはそれを守るために、盗まれたり詐欺に遭わぬように苦労が多いそうです。

 ・金持ち小銭に困る・・・金持ちは財産が多くあっても、日常生活にはなにかと不便をしているものらしい。

 

 おいらは、こんなことも考えながら、地獄対策を練っています。

 

 

 


石油ショックの再現はあるのか

2023-11-28 06:38:21 | 日記

先日に引き続いて、ホイチョイ・プロダクションズのマンガから学んだことだ。

なんとなく思い込んでいることや、勝手に自分が決めつけていることの、なんと多いことかということを知った。

最近のはやり言葉で言えば、エビデンス(証拠・根拠・裏付け)はあるのかという事だ。

根拠の一形態かもしれないが、そこには数値実績も入るかもしれませんね。

 

◆かって(1973年の石油ショック時)とは、かなり異なっている日本

 街のネオンが消えたり、TVの深夜放送がなくなったりした、あの石油ショック。

 当時の電源構成比は、石油が76%を占めていた、次いで石炭が17%、水力が4%、原子力は1%だった。

 しかもその石油の大部分は、中東から輸入していた、中東で紛争があればショックを受けるのは当然のことだ。

 

 現在の電源構成比はどうかというと、LNG37%、石炭33%、水力10%、原子力8%、石油はわずか2%だ。

 その主力電源のLNGは、オーストラリア38%、マレーシア14%、ロシア10%、アメリカ8%だ。

 石炭に至っては、オーストラリア72%、ロシア11%、インドネシア10%、アメリカ4%だ。

 つまりは、依然として中東はエネルギー供給源として重要ではあるものの、死活的なものではない。

 むしろ最重要なのは、オーストラリアで、次いでロシアなのだ。

 そのオーストラリアは、二大政党制で親米政権と親中政権が交互に執権するようだし、

 ロシアとの交易は、ウクライナ侵攻で日本の立場がいつ世界から指弾されるかもわからない。

 イスラエルとハマスの問題は、直接的には影響を及ぼさないかもしれないが、

 オーストラリア・ロシアについては、不安定な状況であることに変わりはないようだ。

 

 むろん戦争を肯定するものではないが、第一次世界大戦・第二次世界大戦前に資源の確保を目指して、

 侵攻した当時の日本が少しだけわかるような気がします。

 マンガ、役に立ちます。

 

 

 

 

 

 

 


田中角栄の失敗論

2023-11-25 06:41:58 | 日記

ロッキード事件で評価を下げたのだが、田中角栄元首相は、庶民にとってとても魅力的だった。

彼の本音というか、直接的というか、根源的というかの言葉の一つがこうだ。

同意される方も多いことだろう。

 

◆成長の正体は失敗なんだ

 「失敗はイヤというほどしたほうがいい。

  そうするとバカでない限り、骨身に染みる。

  判断力、分別ができてくる。

  これが成長の正体だ。」

 

 「今太閤」とも呼ばれ、権力の栄華を極めたかに見える角栄だが、その人生は苦労と挫折の連続だったそう。

 寒村での生活、吃音、落選、逮捕、長男の死・・・

 文字通り人生の修羅場を経験し、社会に揉まれに揉まれて、政界へ進出した。

 その角栄が語る「失敗の効能」は、エスタブリッシュメントの官僚や、

 世襲議員では、決して語り得ない説得力を持っていたと感ずる。

 

 角栄は、他人の「失敗」にはとても寛容であったそうだ、むしろそれを克服しようとする姿を好んだ。

 清濁併せのむ人間の強みでもあり、それが庶民に愛される理由でもあるのだろう。

 もう少し首相を続けていただきたかった方だ。

 


選択の連続

2023-11-23 06:35:04 | 日記

あまりよく存じ上げてはいない方なのだが、桑原晃弥氏の書が参考になった。

それは、「人生は選択の連続」というもの。

そして、その選択と共に為すべきことも語ってくれている。

 

◆選択をどう生かしていくか

 人生は選択の連続なのですが、大切なのはその選択が正しかったかどうかよりも、

 自分の選択を「こう選んで良かった」と言えるものにするために、どれだけ考えてかつ努力するかなのです。

 それさえできれば、人生で遭遇する事件や事故でさえも、

 後に考えれば次の成功へのステップとすることさえ出来るのです。

 

 人生とはままならないものですが、だからこそ「どう生きるか、どんな選択をするのか」を考え、

 懸命に生きることが大切なのです。

 ぜひ、「次に何をすべきか」と自問自答しながら、次の道を選択していただきたいものです。

 

 →なるほど、たしかに人生は選択の連続だ。

  当たり前のことなのかもしれないが、その選択を正しいものとするために努力・・・

  それが次の道や選択に繋がっていくんですねぇ