つぶやき、遊び・仕事・日常

一日の出来事のあれこれを雑多に記録していきます

翼(つばさ)

2022-01-31 06:37:57 | 日記
言葉は時として人を傷つける。
だが、圧倒的に人を元気づけると感じる。
それは、企業の宣伝コピーでも同様だ。
そんな宣伝コピーを味わってみた。

◆まずは航空会社から
 すべての人に翼はある。
 それを使うか、使わないか。
 この空を行けばどこにでも行ける。
 その翼のことを、ある人は勇気という。
 ある人は夢という。
 想像を超えるための彼女の日々は、私たちにそう教えてくれる。
 私たち〇〇〇は、世界のすべての人が自由に新しい価値に出会うそのための翼でありたいと思います。

 →結びまでの繋ぎがちょっとギクシャクしているようですが、世界を広げる航空会社の役割が伝わってきます。

◆続いて生命保険会社
 人生、傷つくこともある。
 人生、泣きたいときもある。
 そんなときは、ま、さっさと忘れてスキップしよう。
 誰がなんて言おうと、人生は素晴らしい。
 みんなで言おう、この世は悪くない。
 愛を語ろう、手をつなごう。
 焦らず、笑って、前向いて。
 人生は、夢だらけ。
 
 →単純に元気が出る言葉でいい感じです。

◆予備校(受験塾)もありました
 君はいま、「どこまで行けるか」を試すこともできるし、試さずに過ごすこともできる。

 →この呼びかけは、ある意味とても怖いものです。
  今、試さずにいて、その結果を自分が受け入れることを考えれば、やはり試すしかないのかもしれません。
  こういったコピーを考える人たちは、言葉のクリエーターとも言えるんでしょうね、あこがれます。
 
 

元禄時代に学ぶ

2022-01-30 06:48:18 | 日記
江戸時代中期の五大将軍徳川綱吉の元禄時代、そんな時代のここ名古屋に尾張藩士朝日文左衛門なる武士が居たそうだ。
この武士は、見たこと聞いたことを何でも書き残さずにはいられない男だったようだ。
現在でも彼の膨大な日記が残っており、そこには「武」から「文」へ武家社会が変化する中で、独自の人生哲学を確立し、
自分の時間は存分に楽しもうと、芝居や釣りなどの趣味にどっぷりとつかる勤め人の姿が浮かび上がる。
そんな彼の生きざまは、現在のビジネスパーソンにもちょっと役に立つのかもしれません。

◆元禄時代からあったワークライフバランス
 1600年の関ケ原の戦いから100年以上たち、体制が安定してきた時代なのだろう。
 そしてそれは、武家政治から文治政治へと変革した時代でもある。
 文左衛門の日記からわかるのは、彼は時代の流れをしっかりとつかんでいたということだ。
 平和で安定した武家社会では、いくらもがいても家禄100石という中級武士階層から抜け出るのは難しいという現実だ。
 だったら、手に入れたたっぷりとした時間を自分の趣味などの好きなことに使おう。
 これこそが、文左衛門が到達した人生哲学だったのだろう。
 ちなみに彼の享年は45歳、当時としては平均的なのだろうが、死因は大好きな酒による害だったそうだ。

 →なるほど、安定と停滞は似たようなものかもしれませんね。
  現代でも頑張り過ぎない生活というのもありかもしれませんね。
 
 

おいしい日本

2022-01-29 07:05:00 | 日記
長く続くデフレと昨今のコロナ渦で、この国の将来に不安が高まっているこの頃だ。
だが著名なファンドマネージャーである藤野英人氏は、今後向かうべき方向さえ間違えなければ、この国の未来は明るいと予言している。
アナリスト・ストラテジスト・ファンドマネージャーとして、30年間8000人の経営者と面談してきた彼の言葉には勇気づけられる。

◆この国の未来に光明を見出す
 30年間にわたり、投資対象になり得る企業の発掘に携わってきた。
 その結果得られた知見は、穴(社会課題)を発見し、それを埋める方法を考えることからビジネスは生まれるというものだ。
 我が国は悲しいかな、呆然と天を仰ぎたくなるほど穴だらけだと感ずる。
 それは、今回のコロナ渦で白日の下にさらされた。
 だが逆に言えば、今の日本はビジネスチャンスの宝庫だとも言える。
 先の読める人は、この国がとてもおいしい状態であることにすでに気づいているはずだ。
 
 そうした覚醒したスタートアップ企業は、夢に溢れた未来像を目指している。
 そしてそれは、テクノロジー(技術開発)だけではなく、
 社会の仕組みを変革する(社会実装すると位置づける)力が産業の未来を決定づけるのだ。
 そこでは才能ある経営者たちは、決して富の独占などは考えていない。
 むしろ、ストイックなまでに社会をよくしたいという強い思いを抱いているものだ。
 だからこそ、穴を見つけその解決方法を見つけられるのだ。

 昭和の時代を終わらせることが、この国の成長のカギだ。
 旧来のサラリーマン生活での生存競争に勝ち残った経営者ではなく、失うもののない企業家こそが未来を作り成長する。
 願わくば、子供たちもおいしい(穴だらけの)日本に目覚め、起業家を目指してもらいたいものだ。

 なるほど、穴だらけ(課題や問題だらけ)だからこそ、ビジネスの種は多いという事なのかな、そんな人たちに期待したいものです。
 
 

正義とは

2022-01-28 06:45:27 | 日記
世の中の正しいことは正しい、つまりそれは「正義」だと思っていた。
だが、おいらが思っていたその「正義」とは、自分自身が考えている正義でしかないそうだ。
そんなことに気づかされたのは、仏教の「煩悩の氷解けて功徳の水となる」からだ。

◆相手の正義を受け入れる
 人々がそれぞれ、いわゆる十人十色であるように、実は正義と言うものも十人十色なのだという。
 どっちが正しいか、どっちが悪いか、我々は自分の価値観に沿って物事を判断している。
 そのため、自分の正義を主張するだけで、相手側の正義は無視し、さらには許せないとなる。
 本来はみんな違っていて、みんながそれぞれの正義を持っていることを認めるべきらしい。
 それを認めず、一つの正義が通らないとイライラする。
 窓を開いて日の光を浴びるようなさわやかさで、心を拡げ自分こそが正しいという考えを捨てない限り、攻撃の炎は消えない。

 宇宙の普遍の生命には、人間社会の正義・不正義の概念はひとかけらもないものだ。
 宇宙の生命と同化すれば、自分だけの正義など消え失せて相手の正義をも理解できるようになる。
 世の中の平和とは、自分の正義感からスタートするのではなく、相手の正義を受け入れることから始まるのだ。

 →たしかに 人は無意識にそういう態度を取っているのかもしれません。
  相手の正義と言うか立場をもちちゃんと考えるべきなようですね。

生きたお金

2022-01-27 06:35:45 | 日記
お金はどこまで行ってもお金であり、そこには差はないはずだ。
だが、少子高齢化とデフレの悪循環が続く中で経済は停滞し、我々は過度の生活防衛本能を身につけたのではないか。
もっと言えば、お金の使い方を忘れてしまったのではないか。
さわかみ投信の澤上篤人氏の言だ。

生きたお金の使い方で世の中が変わっていく
 いつから日本人はお金を使わなくなったのだろう。
 積もり積もった個人の金融資産は、およそ2000兆円にもなるそうだ。
 たしかに老後は年金だけでは心もとない。
 自助努力の一環として、貯蓄に励んだり投資を継続して資産形成していくことは必要なことなのだろう。
 だが待ってほしい。
 貯蓄や投資は何のためなのか。

 投資とは、お金を貯め続けることじゃない。
 貯めたお金を使って、社会を豊かにすることがゴールなんだ。
 だから、カッコいいお金の使い方をしなけりゃいけないんだ。
 戦後の復興期から高度成長期にかけて、日本人はひたすら貯蓄に励んできた。
 そして今度は、老後のための資産形成へと駆り立てられている。
 そこには、お金を使って豊かな暮らしを紡ぎだすという本来の目的が存在しないのではないか。
 積みあがった2000兆円は、そのことを寡黙に物語っている。

 →そうなんでしょうね。
  カッコいいお金の使い方というのは、なかなか難しいと思いますが、使うこともちゃんと考えた方がいいのかもしれませんね。