水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

2021年の映画

2022年01月22日 | 演奏会・映画など
作品賞
 日本アカデミー賞の発表にさきがけて、2021年の映画から、私的ノミネート&ベスト1の発表です。
 優秀作品賞ノミネートは、以下の6作品。
 「ホリミヤ」「すばらしき世界」「あの子は貴族」「子供はわかってあげない」「彼女の好きなものは」「ドライブマイカー」
 そして輝く、今年の一作と言えばこれしかないで賞は……ジャラジャラジャラジャラ……でん。
 沖田修一監督作品「子供はわかってあげない」。
 これがノミネートされてない日本アカデミー賞は、見る目がないと言うしかないでしょう。

主演男優賞 
 役所広司「すばらしき世界」世界の役所。
 綾野剛「ヤクザと家族」安定、安心のお芝居。
 若葉竜也「街の上で」単館系のキング。
 古田新太「空白」振れ幅。
 西島秀俊「ドライブマイカー」池袋シアターイーストのロビーで生でみた時、ほんとかっこよかった。

助演男優賞 
 鈴木亮平「孤狼の血2」千変万化。何になってもそれしかない造型になる。
 仲野太賀「すばらしき世界」仲野さんを出しておけば安心。 
 豊川悦司「子供はわかってあげない」見事な父親役。
 山田裕貴「ヒノマルソウル」せつなかっこいい役ならこの人。


主演女優賞
 上白石萌歌「子供はわかってあげない」役者フィジカルの高さ全開。「若さ」というか「生きる力」というか「生のまぶしさともろさ」とかの抽象を具現化したらこういう生き物ができあがりましたというような今年最高の役者体があった。
 高畑充希「浜の朝日の嘘つきどもと」主演の喬太郎師匠が、「みつきちゃん、ほっんと顔ちっっちゃいんだぜ」って高座でうれしそうに言ってた。朝ドラヒロインも帝国劇場のヒロインもやって、この若さで殿堂入りのキャリアだけど、こういう規模の小さい映画で観るのが一番すてきな女優さんだと個人的には思う。
 水原希子「あの子は貴族」田舎の進学校から上京してきた女子大学生が観たら、100%泣くでしょ。
 松岡茉優「騙し絵の牙」ほんとは助演なのかな。いや主演でしょ。スキルの高さは最高峰。

助演女優賞 
 大久保佳代子「浜の朝日の嘘つきどもと」大久保さん、絶妙に高校の先生だった。それも国語の先生でちょっとアウトサイダー的立ち位置の、県立高校にいそうなタイプで、実は小説書いてます、昔かなり芝居やってましたみたいな雰囲気の。
 斉藤由貴「子供はわかってあげない」永遠の尊さ。なぜ色褪せないのでしょう。
 山田杏奈「彼女の好きなものは」「ひらいて」こじらせぎみの女子高生をやらせたら日本一。

新人賞
 久保田沙友「ホリミヤ」この子に叱られたい。
 石川瑠華「猿楽町であいましょう」「うみべの女の子」よくがんばった。これからも楽しみ。西武文理から上智の理工学部出身なんだって。教え子にこういう子がいたら人生棒に振りそう。
 エミリー「リスタート」品川庄司の品川監督作品。もっと撮ればいいのにな。そんな簡単なものではないのだろうか。HONEBONEのライブに行きたくてファンクラブ入ってしまった。

アニメ作品賞
 「映画大好きポンポさん」映画愛あふれてる。

ミュージカルは最高で賞
 「キンキーブーツ」。これぞ。ザ・ミュージカル。本場のはちょっと格がちがいすぎる。だから日本人は日本のミュージカルやるべき。
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