2学年だより「立体的時間(2)」
時間を立体的にとらえるために、「深さz」を設定する。zは脳の働き具合いだから、人によって異なる。そして自分のなかでも、一日の時間帯によって大きく変化する。
頭がもっとも働くのは、なんといっても朝だ。
~ 朝起きてから2~3時間は、なぜ、「ゴールデン」と呼ばれるほど、素晴らしい時間帯なのでしょうか。まず、睡眠中に私たちの頭の中は整理整頓されます。夢によって、「前日の出来事」の記憶が整理整頓され、朝起きた直後の脳は、「片づけられて何も載っていないまっさらな机」のような状態になります。
はじめは机の上に何も載っていなくても、仕事を進めるにつれて、書類や文房具が机の上にちらばりはじめます。これと同じことが脳内でも起きているのです。
朝起きたときの脳の状態は、「何ものっていないまっさらな机」と同じ状態なので、広々と作業スペースを使えて、仕事の効率も抜群にはかどります。 ~
個人的な感覚でも、たしかにそう思う。ふだんはだいたい偏差値42ぐらいで働いているが、月曜の朝なんかに突然偏差値20000ぐらいの自分を感じることがある。いい問題や答えがざくざく湧き出てくる。ただし、それはほんのわずかしか続かない。
みなさんも、やたらひらめく時間帯の経験はあるのではないだろうか。
自分の調子のいい時間帯を意識的につかみ、そこで何の勉強をするのか設定しておくことは、戦略として必要だ。時間がないと嘆く人ほど、朝のいい時間に、机の片付けとかしがちだ。通学時間帯にスマホを見るなど、人生レベルでの大きな損失と言えるだろう。
~ 起床後、2~3時間が、「脳のゴールデンタイム」です。しかし、朝7時に起きて身支度や朝食をすませて、8時に家を出て、9時に会社に到着する。とすれば、「脳のゴールデンタイム」は、1時間しか残っていないことになります。その1時間のうち、30分近くをメールやメッセージの返信に費やすとすれば、「脳のゴールデンタイム」はまったく有効活用できないまま終了となります。朝の30分は、夜の2時間に匹敵するのです。
始業直後30分で何をするのか? あなたの仕事の中で最も重要なことをこの時間に持ってきましょう。この時間を上手に使うことによって、その日の仕事の終了時間が、1、2時間くらい短縮できる可能性もあります。集中力を要する重たい仕事を、ゴールデンタイムのうちに終わらせるのです。 (樺沢紫苑『神・時間術』大和書房)~
「やる気」「気力」と言われる脳の働きも、一日にうちでは朝が一番満ちあふれている。
実感とは違うかもしれないが、科学的にはそうらしい。そして、だんだんと減っていく。
起床して13時間を超えると、脳内はほぼ「酩酊状態」に近いという。
そういう時間帯は、ランニングでもした方が、よほど効率はいいのだ。
時間を立体的にとらえるために、「深さz」を設定する。zは脳の働き具合いだから、人によって異なる。そして自分のなかでも、一日の時間帯によって大きく変化する。
頭がもっとも働くのは、なんといっても朝だ。
~ 朝起きてから2~3時間は、なぜ、「ゴールデン」と呼ばれるほど、素晴らしい時間帯なのでしょうか。まず、睡眠中に私たちの頭の中は整理整頓されます。夢によって、「前日の出来事」の記憶が整理整頓され、朝起きた直後の脳は、「片づけられて何も載っていないまっさらな机」のような状態になります。
はじめは机の上に何も載っていなくても、仕事を進めるにつれて、書類や文房具が机の上にちらばりはじめます。これと同じことが脳内でも起きているのです。
朝起きたときの脳の状態は、「何ものっていないまっさらな机」と同じ状態なので、広々と作業スペースを使えて、仕事の効率も抜群にはかどります。 ~
個人的な感覚でも、たしかにそう思う。ふだんはだいたい偏差値42ぐらいで働いているが、月曜の朝なんかに突然偏差値20000ぐらいの自分を感じることがある。いい問題や答えがざくざく湧き出てくる。ただし、それはほんのわずかしか続かない。
みなさんも、やたらひらめく時間帯の経験はあるのではないだろうか。
自分の調子のいい時間帯を意識的につかみ、そこで何の勉強をするのか設定しておくことは、戦略として必要だ。時間がないと嘆く人ほど、朝のいい時間に、机の片付けとかしがちだ。通学時間帯にスマホを見るなど、人生レベルでの大きな損失と言えるだろう。
~ 起床後、2~3時間が、「脳のゴールデンタイム」です。しかし、朝7時に起きて身支度や朝食をすませて、8時に家を出て、9時に会社に到着する。とすれば、「脳のゴールデンタイム」は、1時間しか残っていないことになります。その1時間のうち、30分近くをメールやメッセージの返信に費やすとすれば、「脳のゴールデンタイム」はまったく有効活用できないまま終了となります。朝の30分は、夜の2時間に匹敵するのです。
始業直後30分で何をするのか? あなたの仕事の中で最も重要なことをこの時間に持ってきましょう。この時間を上手に使うことによって、その日の仕事の終了時間が、1、2時間くらい短縮できる可能性もあります。集中力を要する重たい仕事を、ゴールデンタイムのうちに終わらせるのです。 (樺沢紫苑『神・時間術』大和書房)~
「やる気」「気力」と言われる脳の働きも、一日にうちでは朝が一番満ちあふれている。
実感とは違うかもしれないが、科学的にはそうらしい。そして、だんだんと減っていく。
起床して13時間を超えると、脳内はほぼ「酩酊状態」に近いという。
そういう時間帯は、ランニングでもした方が、よほど効率はいいのだ。