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水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

自分編集力(3)

2021年03月01日 | 学年だよりなど
3学年だより「自分編集力(3)」


 サークルやアルバイトも、深く掘って取り組むと、自分の血肉になる。
 一昔前、アルバイトは働いたうちに入らないと言う人もいたが、職場によってはアルバイトが現場を回している今の時代においてはあてはまらないだろう。
 アルバイトさんが、お店のクローズやレジ締めをここまで任されている国は、そうそうないのではないだろうか。アルバイトでも、取り組み方によっては、自分を成長させる経験になる。
 ただ一つ心配なのは、みなさんが「イイヤツ」である点だ。
 あいさつもできるし、事務仕事もこなせる、がんばりもきく。
 バイト先では重宝されることだろう。そんな若者を上手に使ってやろうとする大人たちが世の中にはうようよいる。「ブラックバイト」は現実にある。「インターンシップ」なる言葉で若者をつり、純粋にただ働きさせるだけの会社もある。きわめて巧妙に行われている。
 何か困ったときは、だいたいの場合は普通の大人(まずはお家の方)に相談すると解決できる。 公的機関に相談してもいい。友達同士だけでなんとかしようとするのは危険だ。
 失敗したとき、落ち込んだときは、他人に相談する。
 極力自分とは違った種類の人間に相談できるといい。
 さらに有効なのは、本を読むことだ。


~ 落ち込んだ直後には、必ず本を読めば復活することができます。
 読書家にとっては落ち込む経験は、読書する楽しみが沸々と湧いてくるチャンスをゲットしたようなものです。
 落ち込んだ時、うまくいかない時、孤立無援の時こそ深く本を味わうことができるのです。
 あらゆる本は複雑な人間関係の悩み事を紐解いていくために存在します。
 悩み事なしで読書をするというのは、地図なしで宝探しをしているようなものです。
 明確な悩み事があれば、すでに精度の高い地図を手にしているようなものですから、運命の言葉に出逢う確率も高くなります。
 本には、世界中の人類の叡智がすべて盛り込まれているからです。
 こうして見てくると人生には2通りの時期があることに気づかされます。
 人間関係で悩める時期と悩まない時期があるのではありません。
 読書できる幸運な時期と読書できない不運な時期があるだけです。
    (千田琢哉『新版 人生で大切なことはすべて「書店」で買える』日本実業出版社) ~


 自分の経験にプラスして本や映画で広く世の中を知り、いろんな価値観に出会い、ときには理不尽や不条理に身をさいなまれる思いをすること、それこそが正味の経験だ。
 すると、一般的に「価値ある」とされているものに対しても、「本当か?」という見方ができるようになる。
 「あいつの大学の方が少し偏差値高い」とか逆に「自分の方が上だ」とかいう感覚が、いかに表層的なものであるかがわかってくる。 自分を変えるのは勉強と経験だ。
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