部活をこばやし君たちに依頼し、所用で新宿へ。
早い時間に電車に乗ると、なるほど高校生はうるさいな。
それが不快なときとそうでないときとがあって、原因の一つにはこちらの体調もあるのだろうが、主に声質とかトーンとか、音量ではない要素が大きいような気がする。
内容があまりにもちょっとの内容だともちろん不快になる可能性は高いけど、話し方がかわいいと許してしまうから。
前の話だが、座って本を読んでたら、前に立った女子校生が「あたし家ってあんまり落ち着かないんだよね、家族仲よくないし」的な話をしてるのが聞こえてきて、つい聞き入ってしまった。かわいそかったけど、声かけたら変なおやじになってしまうので、心のなかで「いつかいいことあるからね」とはげましていた。やまない雨はない。明けない夜はない。冬来(きた)りなば春遠からじ。
電車のなかで、ひすいこたろう『心にズドン!と響く「運命」の言葉』(王様文庫)を読む。
富士山を見て勇気をもらう著者は、あるとき富士山にのぼって気づいた。
足下にあるのは石や小石だったのだ。
「おまえだったのか、美しい富士山は砂や石でできていた」と。
つまり(あんまり「つまり」じゃないけど)栄高校さんのゴージャスなサウンドも、伊奈学園さんのこの世のものと思えない美しい音も、メンバー一人一人が集合することでできているんだと思った。
もちろんメンバーが砂や石だと言いたいわけではないが、全員が等しい美しさをもったダイヤモンドでないことはたしかだろう。
われわれは、砂や石や雑草かもしれないけど、みんなでよってたかって一つの音にすれば、美しさはきっと生まれる。
だとすると、まずは音色よりピッチ、そして縦ということかな。
早い時間に電車に乗ると、なるほど高校生はうるさいな。
それが不快なときとそうでないときとがあって、原因の一つにはこちらの体調もあるのだろうが、主に声質とかトーンとか、音量ではない要素が大きいような気がする。
内容があまりにもちょっとの内容だともちろん不快になる可能性は高いけど、話し方がかわいいと許してしまうから。
前の話だが、座って本を読んでたら、前に立った女子校生が「あたし家ってあんまり落ち着かないんだよね、家族仲よくないし」的な話をしてるのが聞こえてきて、つい聞き入ってしまった。かわいそかったけど、声かけたら変なおやじになってしまうので、心のなかで「いつかいいことあるからね」とはげましていた。やまない雨はない。明けない夜はない。冬来(きた)りなば春遠からじ。
電車のなかで、ひすいこたろう『心にズドン!と響く「運命」の言葉』(王様文庫)を読む。
富士山を見て勇気をもらう著者は、あるとき富士山にのぼって気づいた。
足下にあるのは石や小石だったのだ。
「おまえだったのか、美しい富士山は砂や石でできていた」と。
つまり(あんまり「つまり」じゃないけど)栄高校さんのゴージャスなサウンドも、伊奈学園さんのこの世のものと思えない美しい音も、メンバー一人一人が集合することでできているんだと思った。
もちろんメンバーが砂や石だと言いたいわけではないが、全員が等しい美しさをもったダイヤモンドでないことはたしかだろう。
われわれは、砂や石や雑草かもしれないけど、みんなでよってたかって一つの音にすれば、美しさはきっと生まれる。
だとすると、まずは音色よりピッチ、そして縦ということかな。