個人的ワインのブログ

個人的ワインのブログ引っ越し

Louis Roederer Cristal 1999

2011-08-14 18:45:38 | フランス・シャンパーニュ
Louis Roederer Cristal 1999
Louis Roederer Cristal 1999
Louis Roederer
このワイナリーの歴史は1776年にデュボワという父子が創業したところから始まる。
1833年に、共同経営者のひとり、ルイ・ロデレールが伯父から事業を受け継ぐまでは、ロデレールという名ではなかった。ルイの指導力によって会社は名をあげ、シャンパーニュをつくるようになった。驚くべきことに、1868年にはロデレールのシャンパーニュの売上げは250万本を超え、そのほとんどがロシアに輸出されていた(米国もまた、輸出先のひとつであった)。
ロデレールのシャンパーニュは代々ロシア皇帝のお気に入りとなり、ロデレールに残る1873年の記録では、66万6,386本のシャンパーニュ(総生産の27%)がロシア向けに船積みされたと書かれている。
3年後の1876年には、皇帝アレクサンドル2世の要望により、キュヴェ・クリスタルが皇族一族専用のシャンパーニュとしてつくられた。しかしながら1917年ロシア革命の影響を受け、ロデレールによる市場の支配は突然終わりを告げることとなった。

現在、ルイ・ロデレールは、完全な独立経営による、数少ない家族経営のシャンパーニュ・ハウスのひとつである。経営に当たっているのはカミーユ・オルリ=の孫に当たるジャン=クロード・ルゾーである。
カミーユは1932年から1975年に亡くなるまで同社を運営していたが、彼女はフランスで強力な経営者としてだけでなく、所有する厩舎が競馬場史上最も偉大な競走馬。ジャマンを生み出したことでも、有名である。現在の生産量と売上高は270万本を超え、高級なキュヴェであるクリスタルを始めとした同社のシャンパーニュは、世界80カ国で売られている。

ロデレールでは、ワイン醸造に関しては先進的な手法をとっており、他の多くのシャンパーニュ・ハウスと比べてはるかに柔軟性がある。マロラクティック発酵を奨励して完全に行う年もあれば、ブドウの分析結果によっては一部に、または全く行わない年もある。醸造施設自体は空調もきいていて、信じられないほど衛生的である。クリスタルのエッセンスでもあるリザーヴ・ワインはすべて大きな木製のフードルで保管されているが、このワインが、クリスタルのフルボディの、どちらかと言うとくらくらするようなスタイルの要素になっていることは疑いようもない。
ブレンド比率はその都度異なるが、通常のクリスタルは、ピノ・ノワール50~60%、残りがシャルドネである。
シャルドネの比率が40%を切るクリスタルのヴィンテージはめったにない。フランス全土、そしてシャンパーニュの一部にとってもおおむねひどいヴィンテージだった1974年と1977年にロデレールが偉大なシャンパーニュを生み出したことを考えると、ここは興味深いシャンパーニュ・ハウスである。
私のお気に入りのヴィンテージは1996年、1990年、1982年だが、ロデレールのクリスタルを飲んで絶句しなかったことはほとんどないと言わざるを得ない。

河出書房新社『ロバート・パーカーが選ぶ世界の極上ワイン』

P.P 98点

[1999] ルイ・ロデレール クリスタル ブリュット Louis Roederer Cristal Brut

産地 フランス/シャンパーニュ
色 シャンパーニュ(発泡・白)
品種 ピノ・ノワール 55% シャルドネ   45%
容量 750ml

パーカー主筆のワインアドヴォケイト誌162号でクリスタルの1999年がシャンパーニュ史上最高の98点を獲得し、過去4回の最上得点のうちロデレール社が半分を占める快挙を達成。
(メディトリーナより)




クリスタル・ルイ・ロデレール
(CRISTAL LOUIS ROEDERER)

最高にゴージャスなシャンパーニュが必要だという時、圧倒的な「魅力」、「華」のあるシャンパーニュをお探しなら・・・クリスタルをおいて他には見当たらないのではないでしょうか。1876年、ロシア皇帝アレクサンドル2世専用シャンパーニュとして特別に造られた「クリスタル・ブリュット」。

特別に仕立てられたクリスタル製のボトルに瓶詰めされていたことからこの名がつきました。当時のデザインのままという美しい透明のボトルは、皇帝の暗殺を企てる者が武器や爆薬などを忍ばせぬよう、瓶底がフラットになっているというディテールまで忠実に再現。
100%グラン・クリュ。全て自社畑から厳選したシャルドネ45%とピノ・ノワール55%からなり、瓶詰め後6年間もの熟成期間を経てリリースされます。世界最古のプレステージ・キュヴェであり、世界で最もゴージャスなプレステージ・シャンパーニュです。
お酒の河内屋より)




[1999] ルイ・ロデレール・クリスタル・ブリュット 750m シャンパン

■ ロシア皇帝アレキサンドル二世が寵愛し、“クリスタル・シャンパン”の製造を命じて造られたのがルイ・ロデレール社のプレステージであるクリスタル・ブリュットです。ロデレール社の畑から厳選した最良のクリュのみが使用される至高のシャンパンとして、現在世界中の一流レストランのワインリストを飾るに欠かせないブランドとして絶対なる地位を確立しています。
■ オレンジがかったグリーンの輝きある熟れた黄色に、豊かで熟した香りを放ちます。アタックは豊かで柔らかく、細やかでクリーミーな泡が力強いワインを支えている、優雅さと純粋さを追求したシャンパンです。
■ 80年代の若者の姿をセンセーショナルに描いた小説、『なんとなくクリスタル』の中に登場し、作者である田中康夫氏が、長野県知事に当選した時、乾杯に使ったシャンパンとしても一躍話題になりました。田中康夫氏はワイン通としても有名。
ワイン紀行より)



ルイ・ロデレール クリスタル・ブリュット Louis Roederer Cristal Brut
ロシア帝国のアレキサンドル2世が寵愛!
1776年にデュボア・ペール・エ・フィスとして創立し、1883年から現在の名ルイ・ロデレールになりました。
ロデレール社の最高級シャンパーニュ「クリスタル」は、ロシア帝国のアレキサンドル2世が寵愛したことでも有名。
19世紀後半にはロシアが最大の得意先であったが、革命によってロシア帝国という最大の取引先を失う結果となりました。が、その後、
マーケットをアメリカに移つ事になり、幸運にも大成功を収る事になります。
ロデレール社は、190haにもおよぶ自社畑からの葡萄の収穫で、ロデレール社が必要とする葡萄の約80%がまかなわれます。この努力によって不安定な厳しい気候条件のシャンパーニュ地方にありながら、非常に質の高い葡萄を安定的に確保できます。


ロシア皇帝アレキサンドル二世が寵愛し、“クリスタル・シャンパン”の製造を命じて造られたのがルイ・ロデレール社のプレステージであるクリスタル・ブリュットです。
ロデレール社の畑から厳選した最良のクリュのみが使用される至高のシャンパンとして、現在世界中の一流レストランのワインリストを飾るに欠かせないブランドとして絶対なる地位を確立しています。 オレンジがかったグリーンの輝きある熟れた黄色に、豊かで熟した香りを放ちます。アタックは豊かで柔らかく、細やかでクリーミーな泡が力強いワインを支えている、優雅さと純粋さを追求したシャンパンです。

産 地 フランス/シャンパーニュ/モンターニュ・ド・ランス
生産者 ルイ・ロデレール
タイプ 白シャンパン/ややコクのある辛口
品 種 シャルドネ45%、ピノ・ノワール55%のブレンド
評 価 パーカーポイント98点
ワールドリカーショップより)




(+)La Cave de Meditrinaより購入。28350円。