ぼくは探検隊の一員として、黒くなめらかに輝く砂丘を長爪ラクダに乗ってすすんでいた。
黒曜石の中はとても滑りやすい。ラクダの爪がきゅっきゅっ、と音をたてて砂に食い込む。太陽は黒く輝き、とても暑かった。
しばらくの間立ち止まって周囲の景色に見とれていたら、ラクダがついに耐え切れなくなり、ぶるぶるっと脚を震わせ砂丘を滑り落ち始めた。そしてぼくたちは黒曜石の中からそのまま滑り出てしまった。
その小さな石をポケットにしまうと、ラクダの手綱を引いて、とぼとぼ帰路についたんだ。
黒曜石の中はとても滑りやすい。ラクダの爪がきゅっきゅっ、と音をたてて砂に食い込む。太陽は黒く輝き、とても暑かった。
しばらくの間立ち止まって周囲の景色に見とれていたら、ラクダがついに耐え切れなくなり、ぶるぶるっと脚を震わせ砂丘を滑り落ち始めた。そしてぼくたちは黒曜石の中からそのまま滑り出てしまった。
その小さな石をポケットにしまうと、ラクダの手綱を引いて、とぼとぼ帰路についたんだ。