最近ホラー映画をちょくちょく見る。
ちょっと前まではホラー映画は心臓に悪くて、あまり見なかったのだが。
最近はそうでもなくなった。
耐性がついたわけでは無いよ。
怖いシーンに、動体視力が追いつかなくなっただけ。
ホラー映画でよくあるシーン。
主人公の背後に突然怖いオバケが出現する、というような。
え、なに?なんか出てきた?
え、もう次のシーン?
物事を判断するための動体視力が、老化のせいで衰え、ここが恐怖の見せ所!というシーンを理解するのにワンテンポ遅れてしまうのだ。
ジャジャーン!オバケが出ました!
え?画面暗くてよく見えない!
オバケの顔よく見えねえ!
あ、主人公逃げてるし!?
オバケは、どこ行った?
せっかくの怖いオバケのシーンが、よく理解できないうちに終わってしまうというのは、味噌の入っていない味噌汁を飲むようなもんだ。
老化というのはこういうことなんだ。若者たちよ覚えておくがええ。