★ジョブズもいってた、日本メーカーがAppleに負けっ放しの理由
・ジョブズ語録から非常に響くものがあるので本日はそれを紹介してみたい。
トヨタ、ホンダなどの自動車メーカー以外の日本のメーカー、特に黒モノメーカーが海外メーカーに
全く太刀打ちできなくなったと言われて5年くらいもたつが、ウォークマンで世界を凌駕したソニーを
はじめ、IT関係、家電系は特にその兆候が痛々しい。ネット上でいろんな討論があるが、要は
現在の日本の家電(特に黒モノ)メーカーはマーケティング力がめちゃくちゃ弱い、ということは
間違いないように感じる。シャープのガラパゴスの惨敗なんてそのいい例だ。
理由として挙げられる最大のものは、“素人の顧客の意見を聞きすぎる”ということにあるのでは
ないかと考える。
本田宗一郎さんやソニーの盛田昭夫さんが懐かしい今日この頃です。いまの日本のメーカー
経営者ってみんなサラリーマンで、出世が上手くて上がってきた人ばっかりだもんね。
昔から大手広告代理店などでは“リサーチ”“顧客調査”“ヒヤリング”などのもとに多額の予算を
とって調査をかける。世の中には女子高生を集めて商品企画するような会社もあると聞くが、これで
本当にヒット作を企画できるのかと言えば、全く必要ないと思っている。
ジョブズの語録より
◆消費者に、何が欲しいかを聞いてそれを与えるだけではいけない。
◆製品をデザインするのはとても難しい。多くの場合、人は形にして見せて貰うまで自分は何が
欲しいのかわからないものだ。
まったくその通りだと思う。素人の消費者にリサーチして、彼らが欲しい(と思われる)ものを
作っても、彼らは全く別のものを買う。それが今の日本の黒モノ家電だ。
試しに「どんな携帯電話が欲しいか」聞いてみたらいい。
絵文字が打てる、メールが片手で打てる、ワンセグは絶対欲しい、 防水がいい、おサイフ機能は
必須、いろんな機能が付いていると楽しい……ETC……結果が世界に通用しないガラケー
戦隊ですよ……。(>>2-10につづく)
http://getnews.jp/archives/146374
※前:http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1318841727/
(>>1のつづき)
そう答えた消費者が、ワンセグもなくお財布もなく入力もしにくい『iPhone』に殺到しているのである。
これは何故か。つまり、素人の客に聞いて、彼らがどんなものが欲しいのか忠実に作っていく方法は、
まったく無意味ということなのだ。素人が考えつかないようなものでないと売れない。
考えてみたらいい。素人の客にそこまでの考察力があるのなら、その客はとっくに素人では
なくてプロの商品開発者としてやっていけてます。つまり、素人 = ノーアイデアなのである。
できたものについてあれこれは言えるが、存在してないモノに対しては意見を期待しても
意味がない。実は10年くらい前にネットを使って商品企画を何度かしたことがあるが、そのときに
これを察知して以来、消費者を巻き込んでの新企画立案は、プロモーションの意味はあっても、
それ以上の意味はないということを悟りました。もちろんほぼ完成に近いモノを見せて、欲しいか
欲しくないかを聞くのは有効だと思います。
本当の商品企画というものは、独善的に“ユーザーに思いつかないような斬新なコンセプト”が
ひらめくような人しかできないということです。ラーメン屋でもケーキ屋でもパソコンメーカーでも
これは同じなんです。日産が復活したんだって、絶対売れないといわれて生産中止になっていた
『フェアレディZ』をカルロス・ゴーンが再開発したからじゃないですか。『Facebook』だってザッカーバーグが
独善的に機能を詰め込んでいまのかたちになったから世界を支配した。極論をいえば顧客の意見なんて
聞く必要はないのだ。顧客にスゲエ、と言わせれば良いだけの話です。
さて、ジョブズ亡き後、Appleはどうなるか。
間違いなく絶対に衰退するに決まっている。ジョブズが追放されたあとのApple社製品は惨たん
たるものだったことがそれを証明している。
最後に……ジョブズはこんなことも言ってます
お金が目当てで会社を始めて、成功させた人は見たことがない。
この言葉をうるさいスパムを送ってくる情報商材屋に捧げたいと思います。(以上、抜粋)
結局、日本のメーカーの意思決定でリリースされるのは最大公約数的なものになってしまうと・・・。
しかし、ジョブズのようないい意味で独善的な意思決定できる経営者がどれだけいるものやら・・・。
・ジョブズ語録から非常に響くものがあるので本日はそれを紹介してみたい。
トヨタ、ホンダなどの自動車メーカー以外の日本のメーカー、特に黒モノメーカーが海外メーカーに
全く太刀打ちできなくなったと言われて5年くらいもたつが、ウォークマンで世界を凌駕したソニーを
はじめ、IT関係、家電系は特にその兆候が痛々しい。ネット上でいろんな討論があるが、要は
現在の日本の家電(特に黒モノ)メーカーはマーケティング力がめちゃくちゃ弱い、ということは
間違いないように感じる。シャープのガラパゴスの惨敗なんてそのいい例だ。
理由として挙げられる最大のものは、“素人の顧客の意見を聞きすぎる”ということにあるのでは
ないかと考える。
本田宗一郎さんやソニーの盛田昭夫さんが懐かしい今日この頃です。いまの日本のメーカー
経営者ってみんなサラリーマンで、出世が上手くて上がってきた人ばっかりだもんね。
昔から大手広告代理店などでは“リサーチ”“顧客調査”“ヒヤリング”などのもとに多額の予算を
とって調査をかける。世の中には女子高生を集めて商品企画するような会社もあると聞くが、これで
本当にヒット作を企画できるのかと言えば、全く必要ないと思っている。
ジョブズの語録より
◆消費者に、何が欲しいかを聞いてそれを与えるだけではいけない。
◆製品をデザインするのはとても難しい。多くの場合、人は形にして見せて貰うまで自分は何が
欲しいのかわからないものだ。
まったくその通りだと思う。素人の消費者にリサーチして、彼らが欲しい(と思われる)ものを
作っても、彼らは全く別のものを買う。それが今の日本の黒モノ家電だ。
試しに「どんな携帯電話が欲しいか」聞いてみたらいい。
絵文字が打てる、メールが片手で打てる、ワンセグは絶対欲しい、 防水がいい、おサイフ機能は
必須、いろんな機能が付いていると楽しい……ETC……結果が世界に通用しないガラケー
戦隊ですよ……。(>>2-10につづく)
http://getnews.jp/archives/146374
※前:http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1318841727/
(>>1のつづき)
そう答えた消費者が、ワンセグもなくお財布もなく入力もしにくい『iPhone』に殺到しているのである。
これは何故か。つまり、素人の客に聞いて、彼らがどんなものが欲しいのか忠実に作っていく方法は、
まったく無意味ということなのだ。素人が考えつかないようなものでないと売れない。
考えてみたらいい。素人の客にそこまでの考察力があるのなら、その客はとっくに素人では
なくてプロの商品開発者としてやっていけてます。つまり、素人 = ノーアイデアなのである。
できたものについてあれこれは言えるが、存在してないモノに対しては意見を期待しても
意味がない。実は10年くらい前にネットを使って商品企画を何度かしたことがあるが、そのときに
これを察知して以来、消費者を巻き込んでの新企画立案は、プロモーションの意味はあっても、
それ以上の意味はないということを悟りました。もちろんほぼ完成に近いモノを見せて、欲しいか
欲しくないかを聞くのは有効だと思います。
本当の商品企画というものは、独善的に“ユーザーに思いつかないような斬新なコンセプト”が
ひらめくような人しかできないということです。ラーメン屋でもケーキ屋でもパソコンメーカーでも
これは同じなんです。日産が復活したんだって、絶対売れないといわれて生産中止になっていた
『フェアレディZ』をカルロス・ゴーンが再開発したからじゃないですか。『Facebook』だってザッカーバーグが
独善的に機能を詰め込んでいまのかたちになったから世界を支配した。極論をいえば顧客の意見なんて
聞く必要はないのだ。顧客にスゲエ、と言わせれば良いだけの話です。
さて、ジョブズ亡き後、Appleはどうなるか。
間違いなく絶対に衰退するに決まっている。ジョブズが追放されたあとのApple社製品は惨たん
たるものだったことがそれを証明している。
最後に……ジョブズはこんなことも言ってます
お金が目当てで会社を始めて、成功させた人は見たことがない。
この言葉をうるさいスパムを送ってくる情報商材屋に捧げたいと思います。(以上、抜粋)
結局、日本のメーカーの意思決定でリリースされるのは最大公約数的なものになってしまうと・・・。
しかし、ジョブズのようないい意味で独善的な意思決定できる経営者がどれだけいるものやら・・・。