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原発に留まる東電社員「ここを立ち去るわけにはいかない」「飲み水が足りない。体調も悪くなってきた」…

2011-03-18 07:08:41 | Weblog
四つの原子炉が重大なトラブルに見舞われ、制御不能に陥った福島第一原子力発電所。
最悪の事態だけは避けねば――。自衛隊などの放水活動が始まる中、原発内でも多くの人が
過酷な状況下で闘い続けてきた。「もっと早く国ぐるみで取り組めなかったのか」「生きて帰って」。
家族にもつらい時間が過ぎていく。

福島第一原発が制御困難に陥った15日、東電は現場での作業に直接かかわらない社員らを施設外に退避させた。

「もう会えないと思った。でも自分だけが立ち去るわけにはいかないと思った」。地震発生直後から作業にあたっていた
東京電力社員は、家族に繰り返し言ったという。

家族の説明によると、この社員は地震発生時に原発の中にいた。激しい揺れに襲われた直後、高い津波に襲われ、
施設内の燃料や機材が失われたという。「自然は怖い。地震と津波が重なるなんて」と振り返ったという。

ポンプ設備や最後の頼みの綱である緊急炉心冷却システム(ECCS)を起動しなければと、社員の自家用車の
バッテリーや屋台の小型発電機までかき集めた。それでもシステムは回復しなかった。「外からの電力が断たれたのが
一番悔しい」とも言った。

現場では数百人の社員や作業員が交代で作業にあたった。だが、余震が襲うたび、せっかく修理したところが再び
壊れていったという。

余震で眠れず、備蓄のクッキーやレトルトの五目ごはんはのどを通らない。精神的に追いつめられた。

放射線をどれだけ浴びたのか。このまま爆発するのか。多くの人たちに放射線を浴びせる事態を招くのか。

東電の記者会見では、歯切れの悪い問答が繰り返されていた。それを知った社員は「中のことを、外の人は知らないんだ」
と思った。「会社には、もうあきらめられているのか」とも。だが同時に「避難している住民が戻ってこられるようになるまで、
ここを出てはいけない」と思っていたという。 (2以降に続く)

ソース
asahi.com http://www.asahi.com/national/update/0318/TKY201103170563.html

もはや世界全体から袋叩きの東電に明日はない?かも。
現場社員には頑張ってくれとしか言いようがないが、他は会社全体が「因果応報」