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「中国側の軟化姿勢として注目される」 ~中国政府高官、毎日新聞など一部メディアに対して“ほぼ終わった

2010-09-29 06:44:03 | Weblog
【北京・浦松丈二】沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)の衝突事件について、中国政府高官は28日、
毎日新聞など一部メディアに対して「ほぼ終わった」と述べ、関係修復に向けて日本側から行動するよう求めた。
訪日旅行自粛など事実上の対抗措置の解除にも含みを持たせた。中国側の軟化姿勢として注目される。

中国側は船長が処分保留で釈放された直後に謝罪と賠償を要求して日本側の困惑と反発を招いていた。
同高官の発言は、事件終結の見通しを示すことで、日本側に冷静な対応と歩み寄りを促す思惑がありそうだ。

同高官は中国政府が事件後打ち出した訪日ツアーの販売自粛要請について、
中国では10月1日から建国記念日の7連休に入ることを指摘し「多くの人々は(日本などに)旅行したいと思っている」と述べ、
近日中の自粛要請の解除に含みを持たせた。

10月4、5の両日、ブリュッセルで開かれるアジア欧州会議(ASEM)を機にした菅直人首相と温家宝首相の会談については
「時間が非常に限られている」と見送りの見通しを示したが、関係修復に向けた接触を拒否したわけではないと強調した。

しかし、中国河北省石家荘市で建設会社「フジタ」の社員ら4人が軍事管理区域に侵入した疑いなどで取り調べられている問題は、
担当外であることを理由に「よく分からない」と述べ、釈放時期の見通しは示さなかった。

一方、中国外務省の姜瑜副報道局長は、28日の定例会見で「中国側は中日関係を重視している。
日本が誠実かつ実務的な行動を取ることで、中日関係を安定的に発展させることができる」と述べ、
従来より踏み込んで関係修復への期待を示した。

記事引用元:毎日jp(毎日新聞 2010年9月29日 2時35分)
http://mainichi.jp/select/world/asia/news/20100929k0000m030148000c.html

 結局、あれは恫喝・威嚇の類だったか・・・。とはいえ、フジタの社員の件もあるし、日本側としては終わらせられない問題あとおもうが。