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茨城空港、3月11日開港…定期運航は韓国1便どまり 国内路線が決まる可能性はほとんどなし

2009-11-21 02:03:32 | Weblog
国土交通省は19日、自衛隊との共用空港として整備が進む茨城空港(茨城県小美玉市)の
供用開始日を2010年3月11日と告示した。
県は首都圏の「第3空港」として活用されることを期待しているが、定期便で就航を決めているのは
韓国のアシアナ航空だけ。
当初は国内4路線で約81万人の利用を想定していたが、経済悪化の影響などもあって国内定期便が
就航する見通しは立っていない。

同空港は航空自衛隊百里基地と共用の国営空港で、昨年12月に民間機用の2700メートルの
滑走路が完成した。本体整備費は約220億円で県負担は約70億円。空港の維持運営費も国負担で、
橋本昌知事は「県の負担が少ない空港」とアピールしてきた。

半面、路線誘致は遅々として進んでいない。

99年の国の需要予測では、札幌、大阪、福岡、沖縄の4路線で年間約81万人が利用すると試算。
しかし、今年2月にアシアナ航空が1日1往復のソウル便就航を表明しただけ。
このままだと年間利用者は7万7千人しか見込めない。

県は当初、国内線を重視していたが、日本航空と全日空の定期便は可能性がほぼゼロ。
新規航空会社にも誘致を働きかけるが、開港までに「国内路線が決まる可能性はほとんどない」(県幹部)。

このため、県は海外のローコストキャリア(LCC)といわれる格安航空会社の誘致重視に転換。
使用料が高額な搭乗橋を廃止するなどとして東南アジアの航空会社などの誘致に努めるが、
定期便就航に前向きな会社は見つかっていない。

国交省によると、沖縄の粟国(あぐに)や波照間(はてるま)など国内定期路線が就航していない
空港はほかにもある。しかし、複数の国内定期便が見込めるとの予測のもとに建設された空港で、
開港を4カ月後に控えて就航が決まっていない事態は「聞いたことがない」という。

ソースは
http://www.asahi.com/national/update/1120/TKY200911190526.html
茨城空港と羽田空港と成田空港の位置を示す地図は
http://www.asahi.com/national/update/1120/images/TKY200911190550.jpg

JALがこんな状況では国内線の就航はほとんど見込めません。やはりLCCを呼び込むしか・・・。成田からの乗り継ぎを可能なようにアクセスを容易にして最低数千円の運賃も可能なLCCをアジア各地に飛ばすことができれば関東圏の空港としてレーゾンテートルもあると思うが・・・。