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 巷間の話題をだらだら論評。

お粗末なガンダム、なぜこれほど支持されるのかわかりません」…安彦良和氏

2007-02-10 09:16:28 | Weblog
機動戦士ガンダム」人気が再沸騰している。1979年に放送された最初のテレビシリーズ(全43話)が
初めてDVD化されたためだ。驚異的なセールスを記録するなか、この“伝説のガンダム”の作画ディレクターで、
キャラクターデザインを担当した漫画家の安彦良和さんにガンダムの魅力、そして現在の活動などについて聞いた。

--最初のガンダムシリーズがDVD化され、話題を呼んでいます
「ガンダムは実にミステリアスな体験でした。なぜ、これほど支持されるのか。なぜ、これほど長命なのか、
その理由は本当にわかりません。私は改めて見る勇気がなくて…。ただ、仕事上、どうしても見ることもありますが、
お粗末ですよね」

--そうでしょうか
「日本のアニメ、いわゆるジャパニメーションの特徴なのですが、品質的には良くなくても妙に人の心を
キャッチするというのか。それが日本だけではなく、海外でも受け入れられ、世界に冠たるジャパニメーションと
呼ばれているわけです」

--それでもガンダムをはじめ、日本のアニメは熱狂的な支持を得ています
「それが謎なのです。米ディズニーのフルアニメーションに比べ、日本のアニメのグレードは相当落ちるのに…。
なぜなのでしょう? 私自身も今、考えているところです」

--答えは見つかりましたか
「イメージを喚起する力があるからでしょう。描き足りなさが逆に想像力を刺激しているのかもしれません。
それと、大人でも、子供でもない若者層をターゲットにしたヒューマンなテーマを描く領域を切り開いたことが
要因だと思います」

--日本は世界ナンバーワンのロボット大国。ガンダム世代の研究者たちも今、独創的なロボット開発に挑んでいます
「もとももとロボットは海外で生まれたものですが、(日本では)『鉄腕アトム』という親しみやすい形で表現され、同時期に
『鉄人28号』のような“道具”としてのシンプルな設定も登場。人格的なものへの親しみとマシン的なものへの興味の
両方が作用し、多くのロボット好きが生まれ、その中から技術と結びつけてくれる人が出たのかもしれませんね」(以下略)

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/interview/38557/
作画とか、ストーリーとかがお粗末って意味やろか??ほとんど神格化されている作品の製作に携わった人のコメントとしては非常に意外。