中日の堂上(兄)は580万円で契約更改 弟は年俸1000万円

常夏ハワイから戻った若武者に、厳しい冬が待っていた。堂上剛は、わずか５分の交渉で
即効サイン。プロ３年目で、初めてのダウン更改となった。

「１軍に上がれなかったのでダウンです。今年はダメですね。
（調子の）いい時と悪い時の波が激しすぎました」

昨季は１軍を１試合だけ経験できたが、今季は未出場。
ウエスタン・リーグでも打率２割５分と完全燃焼できず、１軍昇格の機会すら与えられなかった。
その悔しさをバネに今秋はハワイ・ウインターリーグで武者修行。
英語に四苦八苦しながらも「メンタル面で収穫ありました。好不調の波があると、
これまでは技術のことばかり気にしていた。
でも、考え方次第で波を小さくできることを教えてもらった」と、飛躍につながる“ヒント”をつかんだ。

来季は、鳴り物入りの弟・直倫が年俸１０００万円で入ってくる。
「来年は１軍に上がるのが目標です。負けていられません」。
兄としての意地がある。１軍昇格、そして定着へ。発奮材料が増えた。

http://chuspo.chunichi.co.jp/00/baseball/20061128/spon____baseball002.shtml

野球一家でありながら全員所属球団が中日。で、ドラフト目玉の堂上弟の年棒はいきなり兄貴のほぼ倍スタート。いくら実力の世の中とはいえ、兄ちゃんにはなんともつらい冬どすえ。