ニュース斜め読み

 巷間の話題をだらだら論評。

金子達仁のキャプテン論「やさしい宮本より、闘志前面の中田」

2006-05-08 06:35:39 | Weblog
■「キャプテン論」主将は中田だ

厳しい戦いが続くW杯で重要な役割を担うのが主将(キャプテン)だ。ピッチ上
ではイレブンのまとめ役、選手からもサポーターからも尊敬される人格者だ。
主将に必要なものは何か、日本代表の主将は誰が適任か。金子達仁氏(40)
がズバリ答えを出した。

■やさしい宮本より、闘志前面の中田

かつて日本代表はFWの釜本邦茂らが主将を務めたこともあるが、近年は
守備的な選手が多い。加藤久のほかにも、ハンス・オフト監督時代の柱谷哲二、
加茂周監督、岡田武史監督時代の井原正巳はともにDF。フィリップ・トルシエ
監督時代はMF中田英寿やDF宮本恒靖、ジーコ監督になって宮本に定着した。

金子「アウトサイダーとして出場する国は守れないと勝負にならない。そういう
意味では宮本がキャプテンというのは世界の流れに乗っている。もうひとつ、
宮本をキャプテンにしたということはジーコが必ずしも日本代表を82年の
ブラジルにダブらせているわけではないということ。攻撃的サッカーを目指した
からこそ、テレ・サンターナはソクラテスをキャプテンにした。ジーコが宮本を
選んだのはイタリア的な発想。そのあたりはジーコの考え方はオーソドックス」

宮本を認めつつ、注文もつけた。

金子「劣勢が予想される中でキャプテンとしてW杯に出場するのだから、少しは
ヒールの要素を持ってもらいたいということ。クレバーだし、フェアに戦うのは大切
なことだが、勝つために時には体を張ってほしい。あのバレージだって勝負どころ
ではレッドカードをいとわなかった」

だが、金子氏は日本代表の主将にはやさしい宮本よりも適任者がいるという。
闘志が前面に出る中田だ。

金子「僕は気持ちの強さから見ると中田のほうがいいと思う。守備の感覚もある
からボランチに入ってにらみを利かせればいい。中田は攻撃でも相手からかなり
警戒される。W杯では周りを見渡す時間的、空間的余裕はない。そういう意味では
経験のある中田ならできる」

※ 一部略有
引用元:スポニチ 金子達仁ワイド「キャプテン論」
http://www.sponichi.co.jp/soccer/special/2006world_cup/kaneko_wide_14/kijilist.html

宮本が主将として適任がどうかは賛否両論があるだろうが、少なくとも中田さんが適任と思う人はあまりいないような・・・。そもそも欧州組にフィールドの指揮を任すのは困難じゃね?