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Weekend Strummer

ウィークエンド・ストラマー。
世間知らずのオジサンが脈絡無く語る、ギター・アフリカ・自閉症。

テイラーの広告

2010-09-12 01:25:03 | ギター
時々アメリカのギター雑誌を入手する機会があります。
オタク向けの楽しい記事が豊富ですが、特に目を惹くのは広告です。なかなかセンスが良い広告があって感心することもしばしば。
中でもテイラーの広告には渋いものが多い。
ひとつ紹介したいのですが、現在手元にその雑誌が見当たらないので以下の記述はうろ覚えによるものです。

雑誌の見開き二頁に、ホテルの薄暗い部屋でコーヒーカップを持ってたたずむ、物憂げな中年男の写真。ゆるめたネクタイの結び目のあたりに疲れがにじんでいます。
写真には以下のようなキャプションがついています。

   商用の旅行。
   予定では3泊4日だった。
   ギターを持って行く必要も無いほどの小旅行。
   ところが帰宅前日に突然の大雪。空港が閉鎖されてもう5日目。
   女房に電話して「ギターが恋しいよ」と告げる。
   「How is my guitar?」

英字部分がどうだったか、実は記憶が定かでないんです。
上記の通り「How is my guitar?」だったのか。
もしかしたら「How about my guitar?」だったかもしれない。
前者「How is my guitar?」という問いは単純に「僕のギター、どうしてる?」と、尋ねるものですが、後者だとちょっとニュアンスが異なります。
「How about my guitar?」だと、その前文の「ギターが恋しい」を受けて「ギターも僕を恋しがっていないか?」という意味になるんです。
ギターが持ち主を恋しがる、と考えるなんて、ちょっと異常なほどのギター・マニアです。まるでギターに命・感情があるかのように接している。
テイラーのギターには感情があります、と言いたいんでしょうか?
フレーズとしてはカッコいいけど、まじめに考えるとちょっと怖い。

ところで。
女房に電話したなら先ずは「君が恋しいよ、ダーリン」って言えよ。
いや、俺も言えないけどさ。
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