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Weekend Strummer

ウィークエンド・ストラマー。
世間知らずのオジサンが脈絡無く語る、ギター・アフリカ・自閉症。

ボヘミアン・ラプソディ

2018-11-24 02:05:00 | 映画の話

最近話題になっている映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観に行きました。ロックバンド、クイーンの伝記映画です。
熱烈なファン、というわけではありませんが、主にリード・ボーカルであるフレディ・マーキュリーの声に惹かれて、クイーンは昔から好んで聴くことが多いバンドです。

普段のムービーナイト同様、親子3人で映画館に赴きました。
日本での封切り日だったので、もしかしたら映画館がクイーン・ファンで満員になっちゃうんじゃないかと心配しましたが、そんな心配は完璧に的外れで、いつも通りガラガラの金曜日のレイトショウ。我々を含めて観客はたったの15人ほどでした。
んもー、クイーンの映画なのにー。みんな観に来いよ!

普段はアニメとかミュージカルとか、自閉症の娘のために平和な映画ばかりをチョイスしている我々です。本日の映画は、ある意味ミュージカルではあるものの、娘にとっては退屈な内容かもしれない。
娘が厭きて騒ぐようだったら他のお客さんたちに迷惑がかかるし、親の好みに付き合わされる娘もかわいそうだし、映画鑑賞は潔く諦めて帰路に就こうね、と妻と取り決めをしたうえでチケットを購入しました。

映画のストーリーは、主にバンド結成から1985年のライブ・エイドまでのクイーンの軌跡をフレディ・マーキュリーを軸に描くものでありました。
フレディがタンザニア・ザンジバル島で生まれたインド系のヒトだったということを初めて知りました。
ラミ・マレックというエジプト出身の役者がフレディを演じているのですが、付け歯()に慣れていないせいか喋るセリフが聞き取りづらく、違和感が強かったです。でもその違和感も映画が進むにつれて薄れ、自然に受け止められるようになっていました。私が聞き慣れたのか、もしくは撮影が進むにつれて役者が付け歯に慣れてセリフをうまく言えるようになったのか(そんなわけないか)。

フレディ始めバンドのメンバー全員を役者が演じておりますが、音源は全てオリジナルのクイーンのものです。映画館という広い空間にフレディの歌声が響き渡り、オジサンはそれだけで感動して落涙してしまった。

またクライマックスのライブエイドの場面ではカメラワークが圧巻でした。
ステージに向かうフレディの背中越しに見える、スタジアムにあふれる観客。会場となったスタジアム上空からスカイダイブするように急降下し、人々の頭上をかすめるようにステージ真下まで急接近するカメラの動き。どちらも鳥肌が立ちました。
CGをカメラワークと言っていいのか少々疑問ではありますが。

映画の最後にフレディ・マーキュリー本人の映像が映されますが、2時間の劇中ずっと役者が演じるフレディにのめりこんじゃったせいか、急に本人映像を見せられて「アレ?これ誰だっけ?」という状態になったのがおかしかったです。

赤ん坊のころからクイーンを聴いていた(聴かされていた)娘はストーリーは理解できていなかったはずですが音楽にノリノリで、ライブ場面では立ち上がるはジャンプするはの大コーフンでした。映画館が空いてて良かった。

ボヘミアンとは世間の習慣などを無視して放浪的な生活をするヒトという意味だそうです。クイーンの代表的なナンバーである「ボヘミアン・ラプソディ」は、まさにフレディ・マーキュリーの人生を表すにふさわしいタイトルでありました。

暗い映画館でフレディの歌声に呼応するように跳ね回る我が愛娘も、ある意味ボヘミアンという呼称にふさわしいのかも知れませんが。

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