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運び屋 2019 75点

2019-07-16 18:13:53 | 映画


運び屋 2019
75点


麻薬の運び屋を始めた90歳のじいさん...






なんと89歳
生きる伝説クリント・イーストウッドが
監督主演をつとめる

まさかの実話ベースの
ほのぼの麻薬密輸映画です


90歳の堅物じいさん
の価値観、人生観を
冒頭10分くらいで手際よく描き

まさかの運び屋に転身になるまでが
一気に進むので、非常に歯切れの良い
つかみでした


運び屋になってからは

もちろん
麻薬密輸がバレるんじゃねーのというスリル

いやそもそも90歳のじいちゃんが
そんないかつい車運転して事故るんじゃねーのというスリル

そもそも麻薬組織と揉めて殺されるんじゃねーのというスリル

あれ、これ家族大丈夫か
というスリル


あれ、なんか麻薬捜査官動き出してるけど
という

いろんなスリルがつるべ打ち
蓄積体積していくので

地味な話と思いきや
その逆、
画面の平和さからは想像できないような
緊張感が終始むんむんしていました


絶体絶命の修羅場を
老人ならではの経験とユーモアで切り抜けたり

馬鹿みたいな言い方ですが
色んな人たちとの会話も

イーストウッド本人の人生訓のような
含蓄あるもので
味わい深いものがありました

でもそれがブーメランに
なってたりもするので
いやーもう
おじいちゃんすごすぎるでしょとね


スリルの足し算
いや掛け算的展開にひやひや

イーストウッドじいちゃんの言葉に
ズキズキ

させられる良作映画でした〜