18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

関東大学リーグ戦 東海大学全勝優勝

2008-11-30 17:21:18 | スポーツ
 ひさしぶりに秩父宮にラグビー観戦に出かけた。絶好の天気ということもあったし、神宮外苑のいちょう並木が黄金色に色づいていて外苑前には人が溢れていた。

 が、かなしいかなラグビーはまだまだマニアな人達によって支持されているスポーツなので、関東大学1部リーグとはいえ優勝を決める試合にしては観客はやっぱり少ない。

 ラグビー人気を上げる方法はないものかね~。

 ところで試合はというと、2年連続優勝を狙う、6勝0敗の東海大学と、これまで5勝1敗関東学院大学の戦い。さらに法政大学も5勝1敗なので、トライ数などによっては法政大学にも優勝の可能性があったが、結果は31対12で東海大学の2連覇となった。

 試合を観ての感想だけども、途中から関東学院大学は足が止っていたのが敗因といっていいと思う。

 ハイパントのキャッチミスは関東学院が圧倒的に多かったし、ラインアウトのミスも多かった。それに追い打ちをかけるように、走れなくなった。

 試合を観ていた印象だけで言えば、関東学院は走れなかったというよりも、走らなかった。さらにいえば、シンプルさが無かったという印象も強い。パスまわしが全てワンテンポ遅い。余計なことはせずにさっさとパスは回して、折り返して広くスペースを使うほうがよほどいい。

 つまり東海大学のディフェンスがかなり良かったということ。前半の20分ぐらいまでは、両校とも攻めも守りも拮抗していた。さすが優勝を決める試合だけはあるなぁと観ていたが、関東学院が東洋大学の守りの堅さに攻め手を欠いたというか、攻め方の意思統一がだんだん出来なくなってきたんじゃないかと思えた。

 東洋大学の守りの堅さは、後半関東学院を0点に抑えたことからもわかる。走りたい、走らせたいというプレーが後半の最後20分ぐらいに何度か観られたが、キックで蹴り出したボールにだれも追いついていないのをなんどか見ると、こりゃ勝てんわと思った。

 

 結局最後まで走り続けた東海大学が勝利を手にしたことを見ると、いまさらながらラグビーは走らないと勝てないスポーツだということがよく分る。

離合集散をスピーディーにできること。そしてゲームの流れや相手チームのプレイヤーの動きを見て自分たちの取るオプションを決めたらそれを信じて相手がいやがるぐらいに連続させること。

関東学院にはそれが足りなかったんだと思う。東海大学だけが強いんじゃないから、大学選手権ではまた違う試合を見せて欲しいものだ。




大いなる陰謀

2008-11-30 00:57:17 | 映画
 おおおおお、久しぶりにすごい映画に出逢った。アメリカの実態を描くたくさんの映画があるが、こういう視点もあるんだという作品。

 映画は3つの舞台で展開される物語が並行して進行してゆく。アービング上院議員からの呼び出しで単独インタビューに応じるジャニーン・ロス記者とのやりとりのシーン。マレー教授と生徒とのやりとりのシーン。そしてテロリストがいる中に二人きりになってしまったアーネストとフィンチ。

 将来ある多くの若い命が、戦場にかり出されて行くアメリカの実態に対しての1つのメッセージである。

 戦争がいいのか悪いのかとか、戦争に志願して行くのか、徴兵されて行くのかという簡単な議論ではなくて、もっと深いところで人は戦争に行くことを選択しているし、そういう選択をさまざまな形で迫られているということが分る映画。

 映画のなかでアーネストとフィンチが学生の時にマレー教授から課題を与えられ、15分の発表をするシーンはこの映画の一番言いたいところだろう。このシーンの為に全てが考えられたのだろうなと思うぐらい素晴らしい出来。

 絶対お勧めの観るべき映画。繰り返しみてみるとよりその深みが分る。

 監督:ロバート・レッドフォード
 脚本:マシュー・マイケル・カーナハン
 主演:トム・クルーズ、ロバート・レッドフォード、メリル・ストリープ
 
 100点満点で100点。

 新しいし、面白い。見終わってすぐにもう一度みたい映画。