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政治家たちの国家観の無さに呆れる

2025-03-28 15:01:51 | 社会・経済
戦後の奇跡的な復興を経た日本と、今の日本。本当に官僚も政治家もアマチュア化した。

創業社長の二代目とか三代目が稼業を継ぐには継ぐが結局潰してしまうのに似ている。

いや日本国を潰されてはこまるのだが。

さて、何を言っているのかといえば、国家観である。

過去30年に渡って経済が低迷してきた日本、GDPは上昇しない。少子化は進むと分かっているのに何ら手を打たない。いまになって子ども家庭庁やら言い出している。

岸田前総理では、「異次元の経済対策」とか「異次元の少子化対策」と言葉だけは威勢がいいが、なんの実績も残してない。まったく「異次元」なほど低レベルだ。

これほど政治家の言葉が軽くなったとは、アマチュアだと言われても仕方が無いだろう。

さらに現首相である石破茂に至っては、選挙公約で言ったことを選挙に当選したからと言って実現する責任はないとまで言い切った。

もう世も末だ。

政治家は言葉が何よりも大事だ。命だ。己の政治生命をかけて発言については責任を取る。それが政治家の矜持だろう。そういうものだから選挙活動ではNHKが演説をテレビで放送する、街頭演説もやっていいことになっている。

今の政治家はそんなことも分からないのだろうか?

全く不愉快。そんな言葉を軽んじるなら政治家を辞めていただくしかない。
国民には選挙で政治家を選ぶことができる。言葉に責任を持てない政治家には投票しないでおこう。

ーーーー

さて、言いたいことはそういうことではない。

国家観である。

国家観とはわかりやすく言えば、日本をどんな国にしたいかというビジョンのこと。

経済的に豊かで、働きやすくて、安心安全に暮らせて、子どもも沢山いて、老人も沢山いて幸せでいられる国。

例えばこういうビジョン。もちろん海外との付き合い方もビジョンに入るだろう。


このビジョンがあると、次に政策が生まれる。

今の日本は超々高齢化社会が目前にある。しかも超々少子化はいままさに来ている。

この状態で経済が成長するのか?経済が成長しなければ税収はどうするのか?など

さまざま、予想可能な事態を考えにいれ、このビジョンを実現する為に政策を考える。


これを勘案してビジョンにして国民に示すことが先ず第一。これが政治家の一つ目の仕事。二つ目は政策。少子化対策が進まないのは完全に政治家の怠けた結果だ。政策を考えられないのだ。

二代目社長、三代目社長が現場の苦労を知らない、経営を知らない、財務諸表が読めないのと似ている。何らプランを立てられない。立てたプランは机上の空論ばりの夢物語。そんなんじゃ官僚だってお手上げだろう。官僚も官僚で現代の少子化対策にどこまで国が関与すればいいのかなど答えを持ってない。だから官僚の提案も「失敗しなさそう」なものばかりになる。失敗すれば責任を取って左遷、降格だからね。

つまり0を1に出来る政治家も官僚もいないということだ。

これが戦後の日本と今の日本の最大の違い。敗戦、焼け野原の状態からなんとかせねばならないと国も企業も官僚も一緒の方向を向いた結果だ。そんなパワーも情熱も全く感じられない。

政治も官僚も一回リセットしなきゃいけないとしたらほんとうに情けない話だ。

国家観すら描けない政治家。0から1を作るアイディアを出せない官僚。国民はただただ高いだけの社会保障費を取られ税金を取られ続けるだけ。


次のブログエントリーでは、もう少し書く事にする。