妄想から現実世界へ意識を戻し、コースへ入る順番待ちの列に並ぶ。
周りを見渡すと、いろんな車種がいるなぁ。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyob_en.gif)
みんな、少しでもタイムを上げようと、緊張している(感じがしている)。
信号が赤からグリーンに変わり、ピットロードへ入っていく。
1本目
の1周目。
ふと気付くと、目の前にTZRの初期型がいる。
「ヤバイ、このまま全開にされるとごまちゃんになっちゃう」
意:マフラーからオイルが飛んできて、自分のバイクがゴマフアザラシの様になってしまうコト。
バックストレートで抜きにかかる。
当然、相手も全開。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_shock2.gif)
真後ろにいるとオイルが飛んでくるから、車体1.5台分右に寄って加速していく。
(それでも、家に帰って見てみると、しっかりオイルは車体に飛んでいた)
でもね、初期型とはいえさすが2st。
加速がほぼ同じ。
それでもがんばって最終の入り口で横に並び、前へ出て最終に突っ込む。
タイヤが温まっていないからちょっち怖い。
抜いたからには、ゆっくり走って迷惑かけるわけにもいかない。
でもタイヤが温まっていない…。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyoko_thunder.gif)
幸い、
1.気温が高くなってきていること。
2.タイヤの性能が良い。
ことから、そこそこのペースで走れている。
さて、前回の課題を1つずつ解決していこう。
1.ブレーキング時使用の指について
僕が普段ブレーキングの時に使う指は、中指、薬指、小指の3本。
(昔あったバイクビデオマガジン「Ride On」なんかでは、人差し指と中指でやっている人もいるよ)
これを中指だけにしてみる。
意図としては、
「中指だけでかける」→「握力が減る」→「ブレーキへの入力が減る」→「減速できない」→「仕方ないのでそのままコーナーへ入る」→「コーナリング速度が上がる」→ヽ(^◇^)丿
3周目。
最終を立ち上がって、メインストレートを全開。
さあ、中指ブレーキングだ!
が、
握った状態から中指だけ開こうと思っても、ブレーキレバーに引っかかって、中指だけ抜けないよ!!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_oro.gif)
慌てて通常ブレーキング。
ワタワタしながら第1コーナーへ入る。
いかんね。
現状、仕方ないので、中指と薬指でレバーを握ることにしたよ。
これならすんなり指が出る。
小指を使わないだけで、
「入力としては、どう違うの?」
と言われれば
「よく判らない」
と言わざるを得ない。
小指の力は知れているからねぇ。
しかもコーナー途中でのブレーキリリースのコントロール性も大してよくない。
バンク途中でブレーキを放すと、「ひょこ」っとサスが伸びて、ラインがタイヤ1本分外に逃げるのと、キャスターが立つから、そこから曲がらなくなっちゃう。
以前にも同じ失敗を経験している。
腕だけでなく、フロントサスのセッティングも悪いんだよね。
この点は要再考。
2.コーナーの入り方を変える。
コンセプトとしては、
「大外から入ろうとすると、容易に内側へ入られてしまうよ」
という訳で、
これ防ごうというものなのだ。
で、やってみた。
結果
曲がりきれないよ!!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_ang2.gif)
侵入速度はそのままで、なおかつラインもあまり考えずにすぐにインに付くもんだから、当たり前だよね。
何べんやってもよいラインが見つけられない。
課題:走る前によくライン取りを考えなきゃ。
うまい人はちゃんと曲がっているんだもんね。
それと、ステップが接地するようになってきた。
ボルティの時は何とも思わなかったのだけれど、
ZXはこのままいくとペタンとコケるんじゃないかと、何となく怖い。
リアサスのイニシャルは全部かけてあるから、もう少し固いサスを入れなきゃかな?←資金はどこから!?![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_uru.gif)
3.最終コーナーの侵入速度を上げる。
確かに侵入速度は上がったよ。
バンクは深くなっているし、接地した膝が持っていかれる感覚が全く違う。
なんだけれどね、
立ち上がりが壊滅的に遅い。
この方法を活かすには、途中で1速落とすのが良いのだけれど、あれだけバンクさせている途中でギアを落とす技術が僕にはない。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyoko_thunder.gif)
4.その他
(1)今日も今日とてギア抜けする。
これはね、新しいブーツに慣れていないということもあったのよ。
この走行でも2回ほど抜けたのだけれど、意識して下げてやれば抜けないんだよね。←当たり前なのだけれど、一生懸命になっていると頭から抜けちゃうんだよねぇ。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_yodare1.gif)
新しいブーツに慣れていないという弊害はもう一つ。
バックストレートでのシフトアップで、4速から5速へ入らないことがあった。
これは、連続してシフトアップしていくため、シフトペダルの下に足が入りっぱなしになっていたみたい。
「なっていたみたい」とは、本人はいちいちステップへつま先を戻しているつもりなのだけれど、4速に入れた時に、足を戻さずシフトペダルを上げっぱなしにしているらしかった。←つまり感覚がおかしくなっていたんだね。今までこんなコトなかったし
だから、4速から5速へ入れようとしても入らないのは当たり前だよねぇ。
これは3周くらいして気づいた。
(2)フロントの伸びが側減衰力を標準状態にしていたため、フロントサスの落ち着きがない。
縮み側だけフルに減衰力をかけていたから、ちぐはぐだったんだね。
特にダンロップコーナーの右がひどく、細かく上下に動いて不安だった。
各コーナーでのラインが安定しない原因でもあったしね。
で、トータルの結果としては、
1回も12秒台へ入ることはなく、いつも通りの13秒台半ばから前半といったところ。
1回目は失敗。
2回目は、少し走り方を変えよう。
サスのセッティングも、とりあえず前回の走行と同じにしてみる。
はかない妄想の前に厳しい現実が突き付けられ、落ち込む前に頭に血が昇りかけているけんた。
うまく曲げられない技術のなさは、いつか打開できるのか。
筑波TTで優勝したCBRのテールが脳裏によぎる。(レース出てないから、見たことないけれど)
1万9千回転の咆哮を響かせ、加速しろZX!←ガンダムSeedの予告のお姉さん風に読んでね
←スズキ車に乗っている人だけでなく、スズキ車に乗っていなくても、「スズキが好き」という人もぜひ!
でも、バイク好きならだれでもよいです。