ツークラ関東GUMI

ツーリングクラブ関東GUMI

バイク好き、ボルティー好きの仲間が集まって作ってます。
元Volty関東組

初めて その2

2006年10月29日 | けんたの部屋
28日朝5時。
家の前までOさんに迎えに来てもらう。
Oさんの車はワゴン車で、荷物を載せようと後ろのドアを開けると先客がいた。
R6。

この車は車庫も兼ねているから、ずーと乗りっぱなしなんだね。
Oさんの車にはナビが付いていないのだけれど、その代わりにパソコンが積んである。
そのパソコンにGPSが連動していて、ちゃんとナビゲートしてくれてるんだよ。
今の電子技術はすごいねぇ。
もっともこのパソコンの本業はナビではなく、R6の燃料マップのセッティングなんだけれどね。


外人さんの乗った車が故障していて、上野辺りで少し混んだけれど何とか無事に首都高も通過し、7時前に筑波に到着。
大将は「7時前くらいには筑波で準備してますよ」
なんて言っていたけれど、姿は見えず。
ピットを確保して大将に電話する。
「後20分で着くよ」
って言ってたから、Oさんに伝えると
「20分って言ったら、40分後に着だね」

Oさん正解。
人の行動をよく理解しているね。


大将が着いて、バイクを荷台から下ろす。
いつも店に飾ってあったのだけれど、それはいくつかのパーツが抜けていたり、
今回のレギュレーションに合わせてホイールを変えていたりして、
ちゃんとした形を見るのは初めてだ。


ベース車両はスズキのNZ250。
ボルティとの共通点は少ないけれど、
ホイールとエンジンの腰下は共通。
NZはDOHCなんだよ。
パワーは30馬力プラス改造した分。
店に置いてあったときはキャストホイールを履いていたけれど、
今回はスポークホイール。
大将が一本一本張り直した逸品。



その日最初の走行は、調子見と調整をするために大将が走る。
OさんはR6の燃調を取るためにとコースへ出て行った。

キャブ調整、リアサスの減衰力なんかをいじりながら1本目終了。
まだ色々詰めなきゃだけど、僕に交代。
大将のタイムは1分17秒台。
速いなぁ。
ちなみに僕のTTの時のタイムは
予選1分22秒。決勝1分23秒だった。

バイクに跨りコースへ出る。
同じ単気筒でも、ポジションも違えばパワーも出てる。
大分違うねー。
でも乗りやすい!
車体がカッチリしてるから安心感がある。
動きもシャープだよ。
CXの切り返しでシフトペダルが少し擦るくらいで、他は問題ない。
裏のストレートもきっちり加速するし。



タイヤは温まっているハズだから、最初からペースを上げて走る。
何かドキドキする。
1周目。1分20秒台。
まぁ少し遅い気がするけれど、こんなものかな。

2周目。もう少しペースを上げる。
うん、いい感じだ。
けど何かドキドキするなぁ。




CXを抜けて第2ヘアピンへ。
1周目よりはバンク角を深くして回り込む。
出口が見え、更に倒しこんでいく。



リアが滑った感覚がはっきりと伝わってきた。
途端、フロントが暴れたと思った瞬間天地が逆転したよ。
頭にゴンと衝撃を受ける。
うわーん、メット大切にしてたのにー。

その後目に入ってきたのは、
グラベルを滑っていくバイク。
バイク乗ってて初めてハイサイドを喰らったよ。


すぐに立ち上がったけれど、頭打ってるからフラフラするよ。
何とかバイクのトコまで行って車体を起こす。
スポンジバリアーに立てかけ、僕はバリアーを乗り越えコースの外へ出る。

みんなが乗るバイクなのに壊しちゃった…。
どうやって謝ろう。
調子に乗っていた自分を責める。
Oさんだってまだ乗ってないのに。
Gさんも次の水曜日にテストするのに。
久々に落ち込んでしまったよ。


救急車がコースに入ってきて僕の安否を確認する。
大丈夫だと分かると
「時間が終わるまでそこで待っていてください」
って行こうとするから、
自走してピットに戻っていいですか?
と聞いてみた。
職員さんは、「いいけどー」なんて言いながら車体をチェックする。
「ファンネルにごみが入っているから、エンジン回さないほうがいいと思うよ」
!!


このNZはレース仕様だからエアークリーナーは付いていなくて、
ファンネル(←ニュータイプの武器ではない)というラッパみたいな筒がキャブに付いている。
これで整流して、空気をキャブに送り込むのだけれど、
ここにごみが入っている=もしかしたらエンジン内にごみが入った可能性があり。
となるとエンジン全バラ。


一層激しく落ち込む。
走行時間が終わるまで一人反省会



レッカー車にNZを乗せ、さらにそのNZに跨ってピットへ帰る。
平謝りしかないね。


ピットへ戻ると大将とOさんが待っていてくれた。
大将は携帯カメラでレッカーの上の僕の写真取ってるよ!

2人とも「怪我がなくてよかったよ。同じ走行時間に救急車で運ばれた人いたから心配したよー。バイクは大した事ないよ」って言ってくれたから、少しは気が軽くなった。
とは言うものの、車体を見るとやっぱり軽く落ち込んじゃうけれど。

                   車体に付いた泥を洗い流しながら次回へつづく


初めての その1

2006年10月29日 | けんたの部屋
人の日常と言うのは平凡に見えていても、何か方向性があって動いているように見える今日この頃。

偶然にも社命で関東に出てきて
道すがらにあった大将の店を見つけ
そこからボルティがウチに来て
関東組のみんなと出会い
ボルティでレースにも出た

僕は運命論者でもホロスコープニストでもないけれど、
何か導きがあるのかなぁ。







筑波TTも終わってしばらくしたある日。
仕事をしているとバイク屋の大将から電話が来た。

大将 「TT前からさわりだけ話をしてた2時間耐久の話し覚えてる?」
けんた「ええ、11月にあるやつでしょ」
大将 「あれ参加しようと思うんだけど、乗る?
「乗ります!乗ります!!」



と言って電話を切ったのだけれど、
よく考えるとその前の週にはちび子が帰ってくるし、
レース前日にはお嫁様お友達の結婚式があるしなぁ。
それになんといっても練習する時間がない。
しかも車を持っていないから筑波へ行く足がないよ


しばし一休さんのごとくポクポク考える。
レース資金もTTで尽きちゃったし、
状況的に苦しいなぁ。
熟慮の末、せっかくの話だけれどお断りすることにして、
大将に電話をかける。

話を切り出すと、
練習は10月14日か28日のどちらか出れれば良しとするし、
筑波へ行く途中で、誰かが僕を迎えに行けばいいだけだから大丈夫。
今回は初参戦だから、調整とデーター取りの要素が強いよ。
とのこと。

少し決心が揺らぐなぁ。

その時点でライダー候補は
前々回のTTレース、匠クラスのNM優勝のOさん。
これまた前々回TTのGSX-Rカップに出場したSさん。
ドゥカティ乗りのHさん。(←僕がまだRに乗っている頃、峠で懸命に走る僕を膝を擦りながら大笑いしながら抜いてったヒト)
そして僕の4人。
その3人が都合付いたら僕は辞退ということで電話を切った。



何日か経って、大将へその後の様子を聞いてみた。
Hさんは非常に出たがっていたんだけれども、都合が付かなくて断念。
ライダーはOさん、Sさんとけんただよって。

こんなチャンスは滅多にないし、ちび子が帰ってくればボルティに乗るコトだってままならないかも。
お金と時間はお嫁様にお願いして何とかしよう!
28日に練習行くと話を決めて電話を切る。


その夜、お金の話はうやむやのうちに済ませ、
データー取りだから大丈夫だよ。とか
安全だからとか言ってお願いしたよ。
無理をしないコトを条件にOKをもらう。
ありがとう、お嫁様


28日の練習日の少し前に、仕事の都合がつかなくなったSさんが出場を辞退。
その代わりに、以前僕と一緒に筑波へ通っていたCBR600RR乗りのGさんが出ることになった。
彼とは1年振りくらいになるのかなぁ。
練習の日が合わないから、本番まで顔を合わせることがないけれど、
学生から社会人になったGさんと会えるのが楽しみだ。

                                 28日の波乱のテストへとつづく

奥多摩ツーショットツーリング

2006年10月27日 | たぬきの部屋

ライダーの聖地、奥多摩へmariさんの案内で行って来ましたよ。
関東組のBBSでmariさんから「誰か一緒に行きませんか?」の呼びかけに、前から一度行って見たかったので即レスで手を上げました。集合は7月のお茶会で待合せした、八王子I.C近くのサンクス。
実は奥多摩へバイクで行くのは初めてです。20年以上前に車で行った以来ですので懐かしいというより、初めて行く場所の感じです。
 ← 八王子I.C サンクス前にて
相変わらず首都高は混んでましたが、無事時間通り待合せでmariさんと合流。
まずは昼飯目指してレッツゴー!!といっても先導役のmariさんの後を着いて行っただけですが・・・・。
サマーランド辺りまでは少し混雑していましたが、その後は快適なワインディング、青梅街道を通って川井交差点を右に折れて有名な釜飯屋さん「なかい」へ
風流な風情のお店でとっても美味しいきのこ釜飯を食べましたよ。 刺身こんにゃくもついて美味しかった
  
栗釜飯もあったようですが、この日は売り切れとのことでした。今度皆さんで行きましょう! 
その後国道411号で奥多摩湖沿いの無料駐車場へ、売店が何軒かありバイクがいっぱい!
売店では名物のボリュームたっぷりのアメリカンドックを食す。
 奥はS800
手渡す直前にも油で暖め直してくれるのでほっかほかして、うんめ~
他にも名物のわさびアイスも食べたかったのですが、この日はちょっと温度が低め、
温かな日だったら絶対わさびアイスも食べていたね(体重が減らない訳だ)
私の大好きなトライアンフもいましたね。それとソロツーのボルティ発見!
出先でボルを発見すると嬉しいですね。駐車場を出掛けに軽く会釈すると向こうも会釈、ボル乗りさんは優しいですなぁ・・・。
ここで2択:①奥多摩周遊&都民の森 走りを堪能コース ②山梨県 のめこいの湯 露天風呂堪能コース
え~と、年齢からくるものでしょうか?「走り」より「温泉を優先させて貰いました
走りを堪能コースは次回奥多摩方面ツーへの楽しみとして残しておきます。
てな訳で美しい山々を抜ける国道411号線をトコトコ走って「丹波山温泉 のめこい湯」へ
駐車場にはライダーも沢山いました。
 
温泉駐車場↑                             ↑こちらの吊り橋を渡ってのめこい湯へ
  
  ↑ のめこいの湯                         ↑ 赤い橋(見たまんま
源泉が少しヌルっとした感じで、お肌がスベスベになります。
風呂上りのmariさんはよりいっそう美人度が増しました 私は脂性なのでいつものテカテカからスベスベに
自然に囲まれてゆったりとしたいい温泉でした。お肌も気分もピカピカで帰路へ。
途中風景の良いこちらの赤い橋(橋の名前は分かりません)でツーショットの記念撮影
 
青ボル、赤ボル、う~ん対照的でいい雰囲気、これで黄色ボルがあれば信号機だ
タンクバックまで見事に青と赤、コントラストが綺麗です。(自画自賛
mariさんが圏央道、青梅I.C迄送ってきてくれて青梅から圏央道~関越~外環 三郷~自宅のコースで帰宅しました。渋滞もなく快適なコースでしたよ。

mariさん色々と細やかな気遣い頂きありがとうございました。
とっても楽しいコース&美味しい食事&ハダピカ温泉のご紹介ありがとうございました。感謝です。

コース:
 自宅→ 首都高 → 中央八王子I.C → R411 → 釜飯なかい&奥多摩湖 → R411 → のめこいの湯
    → R411    → 圏央道青梅I.C → 関越 → 外環 三郷I.C → 自宅

全走行距離:266Km


世界初(?)ボルティ250(ボルティ+ST250=ボルティ250)完成

2006年10月24日 | narizou,Mr.T,ワッシャ,ももお,鴨男の部屋

皆様お待たせいたしました。構想3日、製作期間2ヶ月ちょいを費やしてボルティ2006年モデル?を製作しました。

使用したパーツの内訳は
  ○後期グラストラッカー用 SCEMエンジン・キャブレター・エアクリーナー・左ハンドルスイッチ
  ○ST250用 メーター+インジケーター・メインハーネス・ヒューズボックス・マグネットスイッチ・CDI・ウインカーリレー・ステップ・ガソリンポンプ・右ハンドルスイッチ・マフラー
  ○ボルティ純正 リアキャリア・センタースタンド・本体(笑)
  です。STのサービスマニュアルとにらめっこしながら楽しく製作させていただきました。
  まだこれから手を加えて行きたい所が少なからずあるので頑張って改良したいと思います。
 左側の全体図です。
  ↓メーター周り(アイドリング中)です。             
 
  SCEMエンジン左側です。グラトラ用エンジンなのでヘッド部分に金属製のガードが付いています。↑

 ↓ エンジン正面・排気管取り回しの画像です。エンジンの腰下の規格がボルティとST・グラトラは同じようで、ヘッド部分以外はボルトオンでした。

 
エンジン腰上・キャブレター・ガソリンポンプ取り回し図ですが、えらいことになっています。 
今回の積み換えでトップクラスに苦戦したのが、このガソリンポンプの位置でした。本来ならばキャブレターのすぐ横に取り付けられているのですが、ボルティの場合スペースが無くタンクと干渉してしまいます。その結果キャブの直下に固定しました。クラ ッチワイヤーとのクリアランスもこれで何とか解決しました。

  ←SCEMエンジンロゴ
↑SCEMエンジンロゴです。 はっきりいって見えません。(笑)  このエンジンを載せるためにボルティを買ったみたいになってしまいました。でもニューボルティのシンボルなのであえて 撮影してみました。
とりあえず撮影してみましたが、ご要望のショット等があればまた撮影して送らせていただきます。ありがとうございました。

■共通・流用可能部品
ST・ボルティ共通部品
イグニッションコイル・レギュレーター・メインキー・エアクリーナーボックス

■ST・ボルティ流用可能部品(要加工)
ST・後期グラトラ純正左右ハンドルスイッチ(ST純正配線ならボルトオン)・ST純正ステップ(ボルトを短い物に交換)及びインジケーター(配線のみ要加工)

■ノーマルでは流用不可
ST純正リヤサス(STは長いので流用不可です)

■今回使用したパーツ
 ○ST250純正 右ハンドルスイッチ(新品5000円)・レギュレーター・マグネットスイッチ・CDI・ウインカーリレー・メーター・ステップ・SCEMエンジン・マフラー・エアクリボックス・メインハーネス(新品約9000円)
 ○後期グラストラッカー純正 左ハンドルスイッチ・キャブレター・ガソリンポンプ・SCEMエンジン
グラストラッカー純正BSR32キャブが格安でゲットできたので組み合わせました。当然のことながらふけあがり絶好調です。アイドリングの音は私が通勤に使用しているV125と大差ないようです。大きいカブ程度のアイドリング音でした。AIキャンセラーをかませればボルティ用キャブも使用できるかもしれません。

ST純正メーターは取り付けに関しては何の問題もなくボルトオンです。しかしボルティはメーターのアース?が2本なのに対してSTは2本を途中で1本にまとめているのでほぐして延長して接続してあげればボルティ用メインハーネスでも接続できると思います。(ただし、カプラーの規格が違うのでギボシ接続ですが)

■ハーネスの延長が必要な箇所(ST250純正ハーネス使用時)
イグニッションコイル・ホーン配線・バッテリー→マグネットスイッチ間、これらの箇所を延長しないとハーネスの長さ不足で結線不能になります。

CDI・マグネットスイッチはプチプチに包んだ状態で小物入れを加工して搭載しました。車載工具・書類程度なら積載可能です。

2006年11月1日にチェーンを新品に交換して完成です。
タンク・カウル・フレーム・足回り以外ST+グラトラになってしまいました(爆)ただ、個人的には「ボルティが2006年も継続販売されていたらおそらくこうなったであろうバイク」になって大満足です。
ちなみに今回かかった費用ですが、車両代+パーツ代で約16万円ほどでした。SCEMエンジンを1コ壊しちゃったのが痛かったです。粗大ごみで捨てるわけにもいかないので困りました…

■試乗インプレ
ノーマルエンジンとSCEMエンジンのフィーリングやパワーの差をあまり感じることは出来ませんでしたが、排気音は1本出しの効果かやや太く感じます。タペット音や不快なガチャガチャ音も無くとても満足しています。
ただ、ハザードとパッシングがなくなったのはやや不満ですが…

今回初めての積み換えでいろいろな物を壊してしまったので、余分な費用がかかりましたが、バイクの知識がある方ならあと4万円ぐらいはお安く出来たと思います。
とりあえず、エンジン+電装系が最新の物になったことにより信頼性や部品供給の不安をある程度払拭できたのも大きかったですし、STにボルティのパーツがリファインされて使用されていたりしてボルティの耐久性・信頼性の高さに改めて驚かされました。
それと、当方が壊してしまったST250用SCEMエンジンを部品取りで欲しい方がおられましたら無料で差し上げます。
当方大阪なのですが、取りに来ていただけるとありがたいです。送りの場合は申し訳ありませんが送料のみご負担ください、希望される方がおられましたら詳細を投稿させていただきます。 


アフターファイヤーの改善

2006年10月22日 | さん太の部屋
マフラー交換をしてから、アフターファイヤーが出るようになりましたが皆そのようなので気にしないでいました。
しかし、ジェットニードルの調整を行ってから、悪化したようです。
パイロットジェットを交換しようかとも思いましたがパイロットスクリュー(以降PSと表記)も同じ領域の混合気を調整できるので、役割の違いをネットで検索してみました。

パイロットジェットは混合気濃度の調整を行い、
パイロットスクリューは混合気流量の調整を行うことが解りました。

そこで、アフターファイヤーの改善をPSで行っている記事を発見。これはパーツ代が掛からないので早速挑戦してみようと言うことになり、本日挑戦しました。
記事の内容はマフラー交換をしたら、アフターファイヤーが出るようになったのでPSを調整したという事で、他のジェット類は調整していませんでした。

ジェット類調整の説明は【キャブレターOH(ニードルジェットの調整・組み立て編)】を見てね

私の今までのキャブ調整は
パイロットジェット・・・ノーマルのまま
ジェットニードル・・・一段下げ(混合気濃度が少し濃いめ)
メインジェット・・・#135(ノーマルは#130)

今までの経過は【キャブレターOH(プロローグ編)】から見てね



 【パイロットスクリューの調整】 

当ホームページ閲覧による作業等での怪我、事故、 トラブル に関しての責任は一切負いませんのでご了承ください。改造行為はあくまで”自己責任”で行う事。

PSの付いている場所は写真左の①の所です。
写真右は真上から見たPSです。見ての通りマイナスドライバーでネジを回して調整します。
調整はネジを締めると混合気流量は少なく、緩めると多くなります。
ネジは2分の1回転ずつ調整しましょう。

【作業手順】
①.ガソリンコックをOFFにしてから、シートとタンクを外します。

②.現在のPSの調整位置を確認します。
  ・マイナスネジの現在の位置をマジックでマーキングします。
  ・全閉まで何回転閉めこめるか確認するためネジを止まるまで締めこみます。
   何回転締め込んだか覚えておいてください。忘れないでくださいね。
   (マイボルはノーマルの状態で2回転でした。)

③.②で回したPSを元の位置に戻します。
  ・今回は2回転緩めました。

④.PSの調整
  ・調整したい方向に2分の1回転ほど回します。
  ・今回は混合気流量を多くしたいのでネジを緩めました。

これで作業完了です。後は試乗をして、セッティングが合っていないようでしたら上記の作業を繰り返します。

【補足】
タンクを付けた状態でPSの調整が出来る場合は、エンジンが完全に暖まった状態にし、アイドリングの状態でPSを回し、回転数が一番上がったところが、PS調整の当たりの場所のだそうです。


【インプレ】
試乗するとかなりいい感じです。
アフターファイヤーは8割以上無くなり、おまけにアイドリングが非常に安定しました。アイドリングは今まで、アイドルアジャスタで調整していましたが、それとは違い、アイドリング時の安定は格段に上がりました。

これで、一通りの調整が完了したと思っています。

ベリーGOODでした。






たぬきのちょこっとカスタム ナンバーフレーム編

2006年10月19日 | たぬきの部屋

単気筒の宿命ですが、振動の激しいところがボルにもあります。

特にボルトの欠落、ヘルメットホルダーの欠落サイドカバーの欠落が症状として有名ですね。
皆さん時々増す締めしましょうね。

ナンバープレートに関してはそのままにしていると、ネジのところからヒビが入ってきます。
まぁ命にかかわる部分ではないので気にしなければいいのでしょうけど、
ヒビ割れナンバーだと格好がよろしくない!

そこでライセンスプレート、 ナンバーフレーム呼び名は色々あるけれど
こういった商品ですぞお嬢さん!(みのもんた風)
 
500円~1,000円位でバイクパーツ用品店に売っています。
なかにはアルミでリフレクター(反射板)付きのお値段高めの商品もありますが、安い物でも充分です。
お手軽カスタムで実用性もバッチリ!
  後ろ姿も好感度UP間違い無し!
既に付けている方も多いと思いますがまだの方はお勧めです。
ドライバー一本あれば出来るカスタムですので、初めてのカスタムにはいいですよ。

ナンバーの大きさは126CC以上ならどれも同じなので、大きさで迷うようであれば
一番大きいのを買えば大丈夫です。
原付用のを買ってしまったらサイズがあいませんので、お気を付けて。

ボルライフを楽しみましょうね。
 


群馬・長野方面にツーリングに行ってきました。

2006年10月16日 | さん太の部屋
10月9日から2泊3日で群馬・長野方面にツーリングに行って来ました。
1日目は草津白根山付近の紅葉を楽しみに志賀草津高原道路を走り、2日目はビーナスライン・アザレアライン経由で松本・安曇野辺りをフラフラと楽しみ、3日目は天候が崩れてきたので朝から帰路につきました。


 【1日目 志賀草津高原道路】 

午前9時に関越自動車道に乗り、渋川・伊香保ICを目指して北上しました。当日は風がまだ少し強く、100㌔で走行すると車体の軽いボルはハンドルが不安定になりかなり怖い思いをしたのでスローダウンして走行しました。それでも緊張の連続で体力の消耗が激しかったので途中2回程PAで休憩を取りました。
無事、渋川・伊香保ICに到着し、そこからはR17→R353→R145→R292経由で草津の町にR145に入った頃から渋滞が始まり、R292に入った時は車列は動かない状態が続いていました。でも道幅が広かったのでボルはすり抜けを繰り返し、草津の道の駅に到着。隅の方で、葡萄の直売を発見。葡萄好きの私はひと房分けてもらい、その場で食しました。これが甘ーく激ウマでした。この頃になると風も弱まり、天候にも恵まれました。ただ、渋滞が。。。温泉に入ろうか、このまま白根山を目指すか迷いましたが、天候が良かったので後者を選択しました。

スキー場を過ぎると道幅が狭くなり、すり抜けを諦め、大渋滞の車列に着いて行きました。こうなれば景色を堪能しようと気持ちを切り替え、カメラを取り出し、写真を取りながら、白根山を目指しました。(写真左)標高がどんどん上がり2000m付近になると辺りの景色も一変してきます。(写真真ん中)このギャップが凄く好きなんですね。普段の景色と全く違うと遠くに来たなあと実感します。かなりの時間を費やし、白根山に到着。山頂の七かまどが真っ赤に紅葉している筈だったのだけれど前日の強風で葉っぱが落ちてしまっていたようだ。残念。。既に15時。日が暮れない内にもうひとつの紅葉のポイントの「芳が平」へここは白根山の湯がまの裏側にあたり、湿原を中心に赤黄緑と紅葉のコンストラクタがすばらしいポイントなのです。しかしここも例外に漏れず、あまりきれいではなかった。(写真右)
R292(志賀草津高原道路)の最高地点を抜け、志賀側へ行き、志賀高原が一望できるドライブインで休憩と景色を堪能しUターンした。草津の街に降りて行き温泉に入りたかったが、本日の宿泊地は長野県の白樺湖。既に18時になっていたので諦めた。ちちやで温泉饅頭を購入し、そこで2個ほどツマミ食いしました。まだほんのり温かくめちゃめちゃ旨かった。白樺湖へはR292→R144→県道4→湯の丸IC横を経由し→県道81→R152で白樺湖の宿泊地へ。途中道に迷ったが湯の丸ICの看板を発見し、事なきを得た。この辺りに来ると気温は10℃とかなり寒くなる。ウインタージャケットを着てきたが、ここからはもっと寒くなるので、防寒対策として上半身はトレーナーとホッカイロ、下半身はタイツを持っていたが着替えられないので合羽をはいた。寒くなるとボルのエンジンは快調に軽やかになって来る。ついつい調子に乗ってアクセルを開けてしまう。しかし、自分は寒い寒いでガクブル状態。でもアクセルを開けてしまうのです。そんなこんな馬鹿な格闘をして本日の宿泊地に到着した。22時であった。本日の走行距離約300km。

 【2日目 ビーナスライン】 

朝目覚めると、空には雲ひとつ無く絶好のツーリング日和でした。

早速、ビーナスラインへ直行する。白樺湖から、ビーナスラインに入る。(写真左)抜けるような青空とすっかり秋の気配となったビーナスラインだが、平日という事もあり、昨日とは打って変わって車の姿も殆ど無い。超絶好のツーリング日和となった。軽快にボルを走らせると直ぐに白樺湖を見渡せる展望台に(写真真ん中)ボルの眼下に広がるのは白樺湖です。今日は富士山も良く見えます。ここから少し走ると富士見の駐車場があるのでそこから富士山を撮ってみました。(写真右)

ビーナスラインは道幅も広く凄く走りやすい。写真左のところは道の美しい曲線が凄く気に入っています。6月にはレンゲつつじ、7月にはニッコウキスゲが辺り一面に咲き乱れます。ここから軽快に飛ばしていくと霧が峰のドライブインに。(写真真ん中)ドライブイン後方の北アルプスではもう雪景色ですね。ここでコーヒータイム。一服もうまーい。
ここから少し行くと、八島ヶ原湿原へ。(写真右)ここは初夏には色々な高山植物が目を楽しませてくれます。


 【2日目 松本・安曇野方面】 

ビーナスラインを軽快に走り、アザレアラインを経由して一路松本へ。

まずは定番の松本城へ。(写真左)
「五重六階の天守は、石川数正・康長父子によって築城。完成は文禄三年(1594年)と推定され、現存する五重六階の天守閣では日本最古。天守、乾小天守、渡櫓、辰巳附櫓、月見櫓の五棟は国宝に指定されている。」とあった。
新そばを期待して蕎麦屋に入ったが、まだ早かったようでした。残念。。
写真真ん中は、松本城から直ぐのところにある「旧開智学校」明治時代の代表的な擬洋風建築で百年前の旧制小学校。日本で最も古い小学校のひとつのようです。

松本市内を後にしてR19号を北上し、一路安曇野へ。途中、雪化粧を始めた北アルプスがきれいだったので、横道に入り安曇野の田園風景と一緒にワンショット。(写真左)
そこから少し行くと、ここにと言うところに「大王わさび農場」があります。(写真真ん中)「東京ドームを11個分に相当する、広大なわさび田。年間を通し、平均13度という北アルプスの湧水が、毎日12万トンも畑全体から湧き出してきます。この安曇野の豊かな自然を活かし、そしてより多くの方に体験してほしいという思いから、広大な駐車場や入園は一切無料。風情ある水車小屋や趣豊かな遊歩道など、安曇野を体感できる45,000坪の自然の王国です。」とてもまったり出来る安曇野を堪能できる良い所ですよ。
時間も押してきたので白樺湖の宿泊地へと帰路につきました。途中ビーナスラインの富士山の写真を撮ったところで日が暮れました。夕日がとてもきれいでしたよ。(写真右)


 【3日目 帰路へ】 

昨日とは打って変わって曇り空。午後からは雨が降るようなので朝から帰路につきました。

白樺湖では朝方既に雨が降った模様で、道路が濡れていました。雨が降っていなかったのでそのまま走ると、ズボンと靴はボルの跳ね上げる水しぶきでびちょ濡れ。R152→R142→R254と下道を走っていると佐久市手前で黄金色に色づいた稲穂が見事な田園風景が現れました。あまりに見事だったので横道にそれて、ワンショット取りました。(写真)雲行きが怪しかったので下仁田から高速に乗り帰宅しました。

全走行距離660kmの旅でした。

今年もツーリングの季節があと僅かになってきてしまいましたけどボルライフを楽しみましょう。

キャブレターOH(プロローグ編)

2006年10月14日 | さん太の部屋
 【プロローグ】  


それは8月も終わりの頃、突然勃発した。庭に置いてあるボル付近一帯からガソリン臭が漂っていたんだ。
ボルのシートを捲ってみるとかなり臭~い。何処から漏れているんだろうとガソリンタンクからキャブ付近を探してみたが見つからないんだよね。
始めに頭に浮かんだのがキャブのオーバーフローだけど、WEBによく書いてある情報だとエンジン下辺りにガソリンの染みの痕跡があるという。
でも見つからないんだよね。。。
原因が分からないので取り合えずガソリンコックをOFFにして様子を見ることにした。
翌日になったらガソリン臭が消えていた。やはり、原因はキャブのオーバーフローだと確信に至った。

 【キャブのクリーニング】  


9月に入ると仕事が過渡期を向かえ、なかなか休みが取れないでいた。
やっと16日に子供の運動会があり、休みが取れた。
運動会が早く終わったのでボルのキャブクリーニングをする事にした。
まず、キャブレタクリーナーを買いにカインズホームセンターへ。KUREの「クリーナーキャブ」なるものを購入。
早速、ボルのシートとタンクをはずしてキャブを取り出す。ボルちゃんはあられもない姿になってしまいました。
キャブの底のネジを緩めてガソリンを抜くと黒い粉みたいなものがガソリンにまざって出てきた。錆ではなさそう?カーボンか?判らん。
この汚れが原因でオーバーフローを起こしているのかなと勝手に思ってみる。
キャブのフロート周りを分解してクリーナーキャブでシュッシュとパーツを洗浄した。
あとオーバーフローの原因となる消耗しそうなパーツを見てみるけど良くわからないのである。
パーツリストやサービスマニュアルを揃えないとだめかなぁとひしひしと思ってます。ハイ。。
あとは逆の手順で組み込んで掃除は完了しました。

 【キャブの消耗パーツを注文】  


おいらのボルは2万7千キロ走っているので、消耗品も交換しておかないといかんと思い、川越の2りん館へ。
どのパーツを注文すれば良いのか分からないのでスタッフに声をかけると良く知っている者を呼んできますと。
なんと整備士さんが登場。ほんとにここの店は面倒見がいい。(歳を取るとずうずうしくなります)
PCでパーツリスト見ながら相談するとこことここが消耗しやすいということで、
・バルブアッシ関連(ニードルバルブ・Oリング)
・ガスケット
を交換することに。ついでに
・フロート及びフロートピン
を注文してきた。部品代しめて¥4,000なり。
フロートピンはバックオーダー部品とのことで入荷に時間が掛かるらしい。
あと、錆の流入も心配なのでキタコのガソリンフィルタを購入。ボルのホース内径は5mmなので合うのがなかなか無いんだよね。
3日後には全部の部品が入荷ししましたと連絡がありました。

 【キャブは直った模様】  


キャブの掃除をしてまる1日以上経過したけど、ボルのカバーを開けてもガソリン臭がない。ということは直った模様だ。良かった。
でもパーツは注文したので時間が出来たら交換しよう。

オーバーフローの原因は主に2種類あるようだ。
①.キャブ内のゴミ詰まりによるもの
②.パーツのゴム類の痩せによるもの

オーバーフローした場合は下記の手順で直していくようです。
まず初めは上記①の対処でキャブの分解洗浄をします。
それでも症状が改善しない場合は
上記②の対処でニードルバルブのOリングまたはニードルバルブの交換になります。

 【再発】  


クリーニングの後、奥多摩や近場を乗っている時は大丈夫だったが10月1日のお茶会で再発した。
あれこれいじり過ぎて壊してしまったのかなとも思ったがパーツはあるので早めに交換しないとね。。
と言うことで7日に作業を行った。
原因はOリングの痩せだったようだ。


続きはキャブレターOH(取り外し編)


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キャブレターOH(取り外し編)

2006年10月14日 | さん太の部屋
当ホームページ閲覧による作業等での怪我、事故、 トラブル に関しての責任は一切負いませんのでご了承ください。改造行為はあくまで”自己責任”で行う事。
 【用意する工具類】 


①はニードルジェットを分解するための先が極細のペンチです。ほんとは専用工具があります。
②はフロートピンを外すために今回は釘を使用しました。

画像をクリックすると大きな画像になります。


 【交換するパーツ類】 


①.フロートチャンバーガスケット(388円)
 (毎回交換する必要はありません。)
②.ニードルバルブOリング(178円)
③.ニードルバルブ(2,152円)
④.フロートピン(105円)
⑤.フロート(1,260円)


 【キャブを外す】 


①.ガソリンタンクのヒューエルコックをOFFにします。
②.ガソリンホースを抜きます。
③.シートとガソリンタンクを外します。



①.フロート室に溜まっているガソリンを抜く為、ドレンネジを緩めガソリンを抜きます。抜き終わったら、ドレンネジを閉めておきます。抜いたガソリンはガソリンタンクに戻します。

※ガソリンに耐えられるような、容器が望ましいでしょう。



①②.キャブレターからアクセルワイヤー2本を外します。



①.インシュレーター側のネジを緩めます。
②.エアクリナー側のネジを緩めます。



①.矢印のエアクリナー側にキャブを押し込み、②インシュレーター側からキャブを抜きます。



キャブレターが外れました。ボルはこんな感じになってしまいました。


続きはキャブレターOH(パーツの交換・掃除編)へ

キャブレターOH(パーツの交換・掃除編)

2006年10月14日 | さん太の部屋
当ホームページ閲覧による作業等での怪我、事故、 トラブル に関しての責任は一切負いませんのでご了承ください。改造行為はあくまで”自己責任”で行う事。
 【フロートチャンバの分解&掃除】 


①~④のネジを順番に緩めフロートチャンバを外します。
ネジはたすきがけに外しましょう。


フロートチャンバを外した状態です。(写真左)各パーツは下記の通りです。
①.フロートチャンバーガスケット
②.ニードルバルブOリング (矢印の下にあります)
③.ニードルバルブ (矢印の下にあります)
④.フロートピン
⑤.フロート
⑥.メインジェット
⑦.パイロットジェット

今回交換するパーツは①~⑤です。


まずはペンチでフロートピンを抜いてみてください。抜ければOKです。
抜けない場合は写真の①のように先の細いもの(今回は釘)を使いハンマーで叩いて抜きます。
フロートを外します。


フロートを外した状態です。
①のネジを外すと②ニードルバルブが抜けます。
③メインジェットをマイナスドライバーで外します。
④フロートチャンバーガスケットは手で外れます。


①新しいニードルバルブとOリングです。
②外したニードルバルブです。汚れがあり、Oリングが痩せているのが分かります。


①新しいニードルバルブにOリングを組み込み、頭のところに古いフィルターを組み込みました。


①クリナーキャブで全体を掃除します。(写真左)
②はメインジェットです。(写真左)
ガソリンホースが付いていたところも掃除します。(写真右)
フロートチャンバーやメインジェットもきれいに掃除しましょう。

フロート側はこれで分解・掃除が完了です。

続きはキャブレターOH(ニードルジェットの調整・組み立て編)へ