クラッチOH

当ホームページ閲覧による作業等での怪我、事故、 トラブル に関しての責任は一切負いませんのでご了承ください。作業はあくまで"自己責任"で行ってください。

私のボルは走行４万キロになり、最近クラッチを握るとやけに軽くフニャフニャっとして繋がりがイマイチすっきりしない。滑りはないものの気持ち悪いので思い切ってOHしてみることにした。ここは未知の世界なので取り敢えず情報収集。
関東組ではAKI47さんとNAC326さんのブログでクラッチのOHが紹介されていた。
お二人ともちゃちゃっと簡単に作業しているみたいだけど自分で大丈夫かなぁ？とちょっと自信が無かったので、たぬきさんにSMではどのように書いてあるのかちょっとずうずうしくお問い合わせ。懇切丁寧な返信を頂き、これで準備完了。たぬきさんありがとうございました。
さて、パーツを頼む時になってスプリングだけ交換かプレートも交換か迷いましたが取り敢えずスプリングとガスケットだけ注文して、プレートは消耗具合を見てから交換を判断することにした。



今回注文したパーツは
【ガスケット クラッチカバー】955円
【スプリング】126円×4個=504円

パーツは２日程で入荷したので土曜日にチャレンジしてみました。

①．まずはマフラーを外します。これはクランクケースを開けるとオイルがかなり垂れるのでマフラーにオイルがかからない様にするためです。

②．オイルを抜きます。



③．写真の３箇所のボルトを緩め、オイルフィルターを取ります。

④．クランクケースを外す前にオイル垂れ対策としてエンジン下に養生をします。



⑤．写真のボルトを外し、クランクケースを外します。私のは固着がなかったので手で少しこじったらパカっと外れました。外れない場合はプラスチックハンマーで叩くと良いみたいです。オイルが300CCくらい垂れてきました。



⑥．クランクケースが外れるとクラッチが見えてきました。写真のボルトを緩め、スプリングを外します。



⑦．ボルトを緩めると写真のような感じでクラッチスプリングが出てきます。
スプリングは飛び出ることはありませんでした。
４つのスプリングを外すとカバー（クラッチプレッシャ）がスポッと外れます。



⑧．クラッチプレートが見えますので消耗具合を測るために外します。



⑨．プレートは全部で５枚あります。これで全部外れました。



⑩．パーツの消耗具合を測定してみると
　【スプリング】使用限度38.4mmに対し、38.1mm・・・これは交換ですね。
　【プレート№１】使用限度2.6mmに対し、４枚とも3mm以上・・・状態も良いし交換不要
　【プレート№２】使用限度3.1mmに対し、3.5mm・・・状態も良いし交換不要

プレートは思ったより状態が良かったのでまだまだ使えます。



写真左側が古いスプリングで右側が新品のものです。かなり縮んでいるのが分かると思います。

組み立ては逆の順に組んでいけばOKです。
注意点
①．古いガスケットは綺麗に外し、クランクケース側に貼り付きが残った場合はカッターなどで綺麗に取り除いてください。ここで手抜きするとオイル漏れが起こるようです。
②．オイルは1.6L～1.7L位入ります。
③．全部組み終わったらクラッチレバーを調整します。

今回の作業は初めてクランクケースを開け未知の世界だったのでメンテしたなぁという充実感が結構ありました。
試走してみるとクラッチの握りのフニャフニャ感が解消され、いい感じになりましたよ。