ツークラ関東GUMI

ツーリングクラブ関東GUMI

バイク好き、ボルティー好きの仲間が集まって作ってます。
元Volty関東組

スタータークラッチの交換でボルティのエンジン復活

2018年06月16日 | さん太の部屋

当ホームページ閲覧による作業等での怪我、事故、 トラブル に関しての責任は一切負いませんのでご了承ください。

あくまで”自己責任”と言う事で。

管理人さんからのご依頼を受け、何年振り?の投稿になります。

事の発端はヤフオクで落札したボルティの実働エンジンを積み替えたら、なんと不動でセルがウントもスントも回らない。

セルモーター単独では回ったので原因はエンジン側になります。焼き付き?クランクが逝った?

う~ん、原因不明で、これは困ったぞ~(笑)。

googleさんで検索してもそれらしい事が分からんので取り合えずクランクカバーを外してみた。

カバーがサクッと外れ明らかに一度外した形跡がありました。

反対のクラッチ側も外しましたが、こちらはカバーが引っ付いていて外した形跡はありませんでしたね。


エンジンの底には金属片がびっしりと!ただ事ではない様子です。ふと見ると??なに?

ズームすると

ななんと!ボルトですか? なんでこんなところにあるんですか~と呆然としました(笑)。

これがまた取れなくて半日以上格闘しましたが、最終的にはドリルでもんで小さくして取り出しました。

クランクも回るようになったので蓋をしてエンジン始動すると、先ほどの部分から古びた耕運機のような凄い音がしたのでビックリ!です。

まだ異常ありですね。

 

パーツリストを引っ張り出して、この辺りの部品でボルトを使っているところを探すと怪しい候補がありました。

スタータークラッチの取り付けボルトです。

googleさんで検索すると同じボルト折れの記事が見つかりました。スタータークラッチの交換になりますね。

サービスマニュアルでチェックするとこの部品を外すのに二つの専用工具が必要とのこと。また、パーツもスタータークラッチとギアのセットでかなり高価な模様。

そこでヤフオクさんに活躍してもらいます。

検索した過程で、ボルティのスタータークラッチは破損しやすいから、対策品が出ているのでは?とグラストラッカー 、ST250を検索したらありました(笑)。

写真で見る限りは、流用で出来そうなのでボルティ用とST250用の2つを落札。送料込みで二千円ほどとリーズナブルでした。ボルトに関しては破損の原因となったので交換用として純正部品を発注しました。 

また、専用工具のフライホイールプーラーも純正なら7千円だけど、ヤフオクなら送料込みで1500円とリーズナブルで済みました。サイズは画像にある通り、35mm×1.5mmになります。このサイズはマニュアルにも載っていないので結構貴重な情報源かと(笑)。

もう一つの専用工具はフライホイールを固定する工具ですが、これはインパクトレンチでボルトを緩めれば不要なので注文しませんでした。

 

 

週末にフライホイールプーラーが届いたので分解してみました。

案の定、ボルトが1本折れていました。残りの2本も緩々で手で楽に外れました。

 

残りの2本のボルトも画像のように擦り減っています。このまま乗り続けたら、大変なことになっていたでしょうね。

 

このボルト既製品だとヘッドサイズが大きく厚いので組み込めませんので六角のネジを代用して仮組しました。

これだと締め付けトルクが不足するので短期の使用になります。今度は静かになりましたね。

ちょっと嬉しくて、その足でボルトの純正部品を発注しに行きました(笑)。

 

翌週には各パーツが届いたので修理に入ります。前置きが大変長くなりましたが、ここからが本題ですね。

さて、手順はもう慣れたもので、まずはオイルを抜きます。 

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スプロケカバーとクランクカバーを外します。 
この時、オイルが垂れるので、下に犬用のオシッコシートを敷いておくと吸い取るので便利です(笑)。 

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外したボルトは長さが違うので、外した順番に並べておきましょう。 


次にフライホイールのナット22mを外します。 
今回の作業はインパクトレンチが大活躍!というよりは、これがないと交換は無理でしょう。 

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あっという間に外れます。 

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次は専用工具を使ってフライホイールを外します。まずは専用工具をフライホイールに装着します。そのあとインパクトレンチで中心のボルトを締め込みます。

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するとフライホイールは手前に浮いて外れました。この時、クラッチの部品がパラパラと落ちて来ます。 

問題のスタータークラッチはフライホイール裏側にボルト締めされてます。 

元のクラッチは三箇所のローラーを押しているピースブッシュ?のうち、一箇所が引っかかってスムーズに動かなくなっていました。 



落札した左側ST250用のクラッチと右側ボルティ用のクラッチを比べるとボルト取り付けの穴の形状が明らかに違いますね。多分、ボルティ用は穴が大きく、内側が薄くなって変形しやすく強度に問題ありなんですね。ST250用は見事に解消されてますが、これが後で問題になります(笑)。

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また、フライホイール自体も底のプレートの長さが違い、これが点火タイミングに関係しているようです。 

ボルティ前期型は短く、ST250は長いですよね。 

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ここで問題発生!ST250用のクラッチを外そうとしたら、レンチでは全く歯が立ちません。インパクト用のソケットを買い出しに行く羽目に走る人♂。 

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そしたら今度はインパクトのソケットの肉厚が大きくて溝に入らないんです。仕方なくボルティ用を組み込みましたが、納得行かず、アレコレ考えソケットの外周をヤスリで削ることに!30分以上格闘してやっと入るようになりました(笑)。 
サンダーがあればと思う機会が結構あるので買わないとね。 

 



対策品はピースブッシュのバネも強化したようで、ローラーの動きにもメリハリがあります。なんか良い感じですね〜。 

 

写真はボルティ用のクラッチを組み込んだものになります(撮影するの忘れてました) 

クラッチの組み込みは、本体をフライホイールにボルト締めします。

次にピースブッシュとローラーをはめ込みます。このまま立てるとローラーが落ちるので、スターターギヤもはめ込みます。 下の写真のようになります。

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あとはエンジン本体に組み込むだけ。フライホイールの切り込みを合わせれば簡単に入ります。ナットはインパクトで締めこみます。完了〜! 

あとは逆手順でカバーを取り付けて完了。 
スタータアイドラギア⚙も忘れずに。 
ちなみにガスケットは交換しません。何回かは使い回しできますよ(笑)。 

この件でエンジン内には金属の削れカスが大量に出たので、念のためオイルフィルタも交換しました。 
オイルはホムセンの安物鉱物オイル。少し走ったら入れ替え予定です。 

少し試乗しましたがエンジンはスムーズに滑らかになりました 。


後日、復活したボルティでビーナスラインまで遠征しましたが快調でしたよ\(^o^)/。

 


キャブレターOH(フルOH編)

2010年04月18日 | さん太の部屋

当ホームページ閲覧による作業等での怪我、事故、 トラブル に関しての責任は一切負いませんのでご了承ください。あくまで”自己責任”と言う事で。

以前紹介したキャブのOHは分解作業が不十分だったので、今回はヤフオクでゲットした前期型キャブ(軽い固着)でフルOH作業をしてみます。

【キャブの取り外し】


  まずは「キャブレターOH(取り外し編)」を参考に取り外します。

 今回OHを行うキャブは比較的きれいでダイヤフラムの状態が良好なことから走行距離が少ない個体から取り外したものと思えます。前期型のキャブですがドレンボルトの形状から、車体NO115177以降の個体と分かります。


【消耗品の確認】

 

下記2点のOリングはゴムが硬化しやすい部品なのでOHの機会に交換したほうがいいでしょう。
  ①.ニードルバルブOリング
  ②.パイロットスクリュOリング

③のフロートチャンバーガスケットは数回使い回しが出来ますが劣化が激しいようでしたら交換してください。

あと、写真①ニードルバルブOリングの左斜め上のニードルバルブは段付きがあったら交換です。

【ダイヤフラムの取り出し


写真①~④のネジを外します。固着している場合が多いので事前にCRC556を吹きかけておきます。固着している場合は、貫通ドライバーをハンマーで叩きながら外します。ダイヤフラムカバーを開けると写真右のようなダイヤフラムが出てきます。
今回ダイヤフラムから出ているピン(ジェットニードル)が黒く汚れていますが、これがガソリンが腐って出来た固着です。固着があってダイヤフラムが抜けない場合はキャブの吸気側からピンが見えます(【キャブの取り外し】写真の右下の所)ので、そこにクリーナーを吹いてから外します。固着はクリーナーで綺麗にします。


【ダイヤフラムの分解】
通常のOHではこの分解は必要ありませんが参考までに載せておきます。
キャブのチューニングでジェットニードルの調整が必要な場合のみ分解してください。


ダイヤフラムの中のサークリップを取ってジェットニードルを外します。


【フロートの分解】


フロートチャンバーを外すと茶褐色の軽い固着が見えます。
このネジも固着が多いので事前に556をかけて貫通ドライバーで外しましょう。
フロートピンは釘などの先の細いものを当ててハンマーで叩きだします。
写真右側の一番下はニードルバルブですが先の黒い部分に段付きがあるようなら要交換です。


【ジェット類・バルブシートの取り出し】


①.パイロットジェットを外す。
②.メインジェットを外す。
③.バルブシートを外す。


【ニードルジェットの取り出し】

木の棒を使ってニードルジェットを下にたたくと右側写真のように抜けてきます。


【外した部品の状態】



【パイロットエアースクリュ・チョークレバーの取り出し】

①.パイロットエアースクリュを外す。
  (組み立て時の調整は全閉から2と3/8回転戻しです。←吸排気がノーマルの場合)
②.チョークレバーを外す。


【パイロットエアージェット取り出しとパーツ】

①.パイロットエアージェットを外す。


【クリーナーで掃除】

1.パーツ毎にキャブクリーナーを吹き付けて掃除する。
2.メインジェットの穴はクリーナ吹きつけ後、糸で掃除。
3.ニードルジェットの側面の穴を楊枝で掃除。

固着が酷い場合は、漬け置きクリーナーで一晩くらい置いてから
以降の作業を行ったほうが良いと思います。
ゴム製品にはクリーナーをかけないように注意。



キャブ本体の穴という穴をクリーナーで掃除。


【全部品と組み立て後】



パーツの清掃が完了したら外す逆の手順で組み上げていきます。
かなり端折って書いてしまったので抜けがありましてもご勘弁を!

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筑波ツーリスト・トロフィー in SEPTEMBER

2009年09月22日 | さん太の部屋

BBSでしんさんが出場すると書いてあったので応援に行って来ました。

Trackerクラスの予選は8時に開始。7時には筑波入りして、まずはしんさん探しをしてみましたが見当たらず。うーん、何処に陣取っているのかなぁ?

相変わらずドカティブースは真っ赤で華やかです。





いつもの関東組陣地の方へ行って見ると「W・P・L・C」のおふた方がいらっしゃいました。
Kさん今回は娘さんがピットクルーとして応援に来たとのことです。思春期の娘さんとも良好な親子関係で羨ましいですね。
Nさんも奥様とご一緒に参加とこちらも微笑ましい姿でした。
お二人のボルティはかなり手が入れてありきれいに仕上がってます。
Kさんは前回3位入賞の実力派なんですが、行け行けGOGO調でお話がとても楽しい方です。
後で解ったのですがKさんのボルティはあの伝説の17秒台を叩き出したモトゼップさんのものを譲って頂いたそうです。
道理で瓜二つな訳ですね。



一方のNさんもKさんの仕様を取り込んでおり、こちらも走りそうなバイクです。今回はマフラーをNRSに変更しての参戦です。



結局しんさんは予選に滑り込むようにきたので挨拶は出来ませんでした。

さて、予選開始。二台一組になってコースインしていきます。
しんさんも無事最後尾に着いてスタート。いよいよ始まりましたね。



ところがですよ。。。。

いつまで経ってもS字コーナーに来ないのです。。。
第一コーナーに目を移すとイエローフラッグとマーシャルさんがボルティを退避しているではありませんか!

ヒョエーーー!!! 何かトラブルが起きたようです!

予選結果は1位歌さん、2位水色ボルさん、3位WPLCのKさんとなりました。

予選終了後、しんさんと軽く挨拶を交わして状況を聞いてみるとゆっくりコーナーを走ったのだけれど、オイルにのった様にスルッ滑ってしまったとか。
ブレーキレバーとバックステップがグニャリと曲がっていました(泣)。

ここで問題なのは、しんさんは1周していないので予選タイムがないということです。
基準値をクリアできないので基本的には決勝は出場出来ません。
幸いTrackerクラスは出場台数が少ないので本部に嘆願にいけば大丈夫かも。ということで、しんさんは本部へ嘆願に。

パドックに行くと奥様と小さなお子さんがお二人が!しんさんの所はご一家での参戦でした。
奥様は良妻賢母を絵に描いたような素敵な方で、お子様も今が一番可愛い時期でしょうね。

そしてパインレーシングの社長さんが見えられていて、道具(ドリル)はうちのパドックにあるからこちらにお出でよとのこと。
お言葉に甘えてパドックに移動します。
決勝出場はまだ確定していませんが、しんさんとメカニックの方は修理に全力を尽くします。


レバーは予備があるとのことで簡単でしたが、バックステップの修理は難しそうです。
メカニックの方が全バラして曲がりを修正しては組み込んでの作業を繰り返します。手際よく作業をこなしていました。流石ですね!
ハンドルエンドなどの無いパーツは近場のショップにて購入し、なんとか修理完了。

さて気になる決勝グリッドの発表を見てみると、、、

しんさんの名前がありました!!!目出度く決勝進出です!

決勝では2~3周はしっかりタイヤを暖めて徐々にスピードアップして行きましょうと皆で確認して、決勝の時間が迫っていたので急いでウォーミングアップ場にてエンジンを暖め待機場に向かいます。

「緊張するなぁ~。」としんさん。いよいよ決勝です!

スターティンググリッドに立ったしんさんはリラックスのご様子。



このあと自分は第一ヘアピンで観戦するため急いで移動します。

ウォーミングアップランでは無事第一コーナーをクリアしてこちらに走ってきましたので一安心です。

暫らくしてエンジンのレーシング音が甲高く響いてきて、いよいよ決勝スタート!

第一コーナーを抜けてS字コーナー、第一ヘアピンへと続々とマシンが迫ってきます。

1位は水色ボル、2位に歌さん、3位にKさん。。。
しんさんは最後尾スタートながらこの時点で5位にジャンプアップ!流石です!


まだ皮むきが完了していない状態なので、コーナーを慎重にクリアしていきます。

何周かすると歌さんがトップに躍り出ていました。



しんさんも3周位するとタイヤが温まってきたのかライディングホームが明らかに変わってスピードアップしてきました。
前半が終了する頃には4位に浮上!でも前半のスローペースが大きく響いて3位の背中は視界に入らないほど遥か彼方に!
それでもぐんぐんスピードアップして行き、徐々に差を縮めていきました。


一方トップ争いは1位に水色ボルが入れ替わって相変わらずのドッグファイトを展開していきます。

トップ争いは最終周の最終コーナーでは1位水色ボル、2位が歌さん、ピッタリとくっついています。
けんたさんが出場していたら三つ巴のドッグファイトで面白かっただろうなぁと思いながら観ていました。

しんさんも乗れてきた様で3位が視界に入るほど差を詰めていました。



レースも終わり、表彰式を見に行くと歌さんのマシンが中央にデンと陣取っていました。
あれ???と思ってしまいましたが、なんと最終コーナー出口で逆転していたようですね。
まるでバリ伝のようなレース展開、凄すぎです!!

Mr.ボルティ3連覇おめでとうございます!!



3位はKさん、連続の表彰台おめでとうございます!
なんでもKさんは特別走行とレースしか走っていないとのこと。これも凄いですよね。

しんさんもベストラップ1分22秒030をたたき出し、堂々の4位でフィニッシュ!!

おめでとうございます!!

メカニックの方の話によるとしんさんの本格的な走りは以前シングルレーサーで経験があるとのことで、納得の走りでした。

今回の1位~4位までのボルティは優勝経験のあるマシンでした。
歌さんを除いてはライダーは変わってもボルティは筑波に戻って現役で走っている。
ちょっとロマンがあるなぁ~と思い感無量でした。

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バルブクリアランス(タペット)の調整

2009年09月13日 | さん太の部屋

当ホームページ閲覧による作業等での怪我、事故、 トラブル に関しての責任は一切負いませんのでご了承ください。作業はあくまで"自己責任"で行ってくださいね。

久々のメンテネタです。
先週バルブクリアランス(タペット)の調整を行いました。

エンジンヘッドからカタカタと異音が発生するのは下記の2通りの原因が考えられます。
.バルブクリアランスが狂っている場合
.多走行距離によりロッカーアームが磨耗している場合
  (の作業を行っても異音が発生している場合はが考えられます)


調整をする時は、「エンジンが冷え切った状態」で作業してください。

①.作業を容易にするため、タンクとシートを外します。

②.吸気と排気のタペットカバーを外します。



③.マグネットカバーの矢印のネジを外します。



④.圧縮上死点を出します。
  ・クランクを回転させ覗き窓のT字にあわせますが、この位置では「圧縮上死点」と「排気上死点?」の2通りがあります。調整は「圧縮上死点」の位置で行います。

  「圧縮上死点」については下記のHPを参考にすると良いでしょう。  
  http://ja.wikipedia.org/wiki/4%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB%E6%A9%9F%E9%96%A2
  右側の絵で1の工程で吸気側のバルブが動き、ガソリンの混合気がシリンダーに入ります。
  2の工程で混合気が圧縮されます。ピストンが一番上に上がった位置が「圧縮上死点」になります。


  ・まずマグネットカバー中央の穴に23ミリのレンチを入れクランクを「反時計回り」に回転させます。
   (逆に回すと調整してもクリアランスが狂います)
   (23ミリのレンチは車のホイルナットを回す十字レンチを使用しました)



  ・吸気側のバルブ(タペット)が動いてから、クランクを1周弱回すと覗き窓にT字が現れます。ここが「圧縮上死点」になります。(吸気バルブが動いてから最初に出たT字の位置)



⑤.シクネスゲージで現状のバルブクリアランスを見てみましょう。
  吸気側・・・0.03~0.08mm
  排気側・・・0.08~0.13mm
  の範囲内ならOKです。それぞれ2箇所あります。

  
  この時、ゲージが全く入らない場合は「排気上死点?」の可能性大なので、もう一度「圧縮上死点」を出しなおしましょう。(もう1回転してゲージが入ればそこが「圧縮上死点」です)


⑥.バルブクリアランスの調整
  ・ロックナットを緩め、アジャストスクリューを回しシクネスゲージを入れて希望のクリアランスを設定します。


  ・アジャストスクリューを固定したままロックナットを締めます。ロックナットを締める時、同じ力でアジャストスクリューのペンチを反対に回すようにするとクリアランスが変わりにくいです。

   (アジャストスクリューを回すのに私はペンチで代用しましたが、「タペットアジャストドライバ」という専用工具があります)

  ・ロックナットを締めると微妙にクリアランスが変わるのでもう一度確認します。
   (初めての場合はこの作業で苦労しますが根気良く何回もチャレンジしてキッチリとクリアランスを出しましょう)

  ・クリアランスの調整が完了したら、再度クランクを反時計回りに2回転させてもう一度クリアランスを確認します。

  これで合っていたら作業完了です。


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小江戸蔵造りの街並み

2008年12月14日 | さん太の部屋

とおりゃんせの場所からボルティで移動して、蔵造りの街並みに。
ボルティは某銀行の駐車場に停めて街並みを散策。



巨大な鬼瓦、黒漆喰に重厚な観音開きの扉と江戸時代の面影が残る蔵造りの街並みは喜多方・倉敷に並び「日本三大蔵の町」と知られている川越の「一番街商店街」。
川越は、江戸の西北を固める防衛拠点として築かれた城下町で江戸とは新河岸川の舟運(しゅううん)、陸路の「川越街道」で結ばれ、米・織物等の商品流通など物資の供給地として栄えていたようです。鉄道の駅からはかなり離れていますが、昔の街はここが中心で駅は町外れに造られたと聞いたことがあります。

でも、この蔵造りの多くは明治にあった「川越大火」以降に建てられた物のようです。当時この火事により町の4割が焼失されたようですが、焼け野原に残っていたのが数軒の蔵造りだったようです。これ以降、川越の商人は江戸の町を見習い、火事に強い蔵造りをこぞって建てたようなのです。
平成11には埼玉県ではじめて「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されました。




その中でも写真の「大沢家住宅」は寛政4年(1792年)に豪商近江屋半右衛門によって建てられたもので国重要文化財に指定されています。
ちなみに右側の「金笛」は平成に建てられたほっかほっかの蔵造りですよ。
景観を大事にする川越商人は今でも蔵造りにこだわっています。




街並みのシンボル「時の鐘」は、寛永年間(1624~44)に川越城主・酒井讃岐守忠勝の命によって建てられ、現在のは川越大火後に建てられた4代目。今でも午前6時、正午、午後3時、午後6時に時を刻んでいます。




ちょっと歩き疲れた方には「人力車」もあるので風情をあじわってみては如何でしょうか。



そういう自分はちょっと小腹が空いたので東松山名物のやきとり(やきとん)をパクリ!焼き鳥といいながらお肉は豚のかしら肉。じゅーしーなお肉と味噌ダレがうまーい。今日はボルティできたのでアルコールはご法度だが、電車で来たときは地ビールが美味しいですよ。この外にも芋菓子、せんべい、お団子等小腹を満たすアイテムは沢山あります。これも楽しみなんですよね。




場所は下記の写真の○印の所です。クリックすると拡大されますよ。

そのほかにも「菓子屋横丁」「大正浪漫通り」と散策箇所は盛りだくさん!
一度はいかがですか?

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通りゃんせ

2008年12月07日 | さん太の部屋



「通りゃんせ 通りゃんせ ここはどこの 細通じゃ~
天神さまの 細道じゃ ちょっと通して 下しゃんせ
御用のないもの 通しゃせぬ この子の七つの お祝いに
お札を納めに まいります 行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも 通りゃんせ 通りゃんせ


子どもの頃にこの歌で遊んだ方も多いのではないでしょうか。
そう写真はこの歌の発祥の地と言われている三芳野神社の参道なんです。
まぁ、他にも発祥の地と言われている所はあるようですが。。。

場所は埼玉県川越市。江戸時代「小江戸」と言われて栄えた城下町です。
我が家からはボルティで30分程の距離なので、冬の時期にはプチツーがてら散策を楽しんでいます。

この神社は川越城内にあったため、庶民の参詣は年一度の大祭の時か、七五三の祝いの時だったようです。ここに行くのには南大手門から入って、さらに門を3つくぐる必要があり、めずらしさのあまりキョロキョロしようものなら警備の人に「何をしている」「はやく歩け」と叱声が飛んできたようです。そんな庶民の落ち着かない気分が「行きはよいよい帰りはこわい」と歌われていると伝えられています。




境内はこんな感じで、参道の途中には子どもが遊ぶ遊具もあります。
私は5年ほどこの近くに住んでいたので、子育て中は子供とよく遊びに訪れました。




現在は改修中ですが隣には川越城本丸御殿、その近くには川越博物館、初雁球場などがあります。

川越というと「蔵造り通り」が有名ですが、ちょっと足を延ばせばこんな所もあります。
場所は下記の写真の○印の所です。クリックすると拡大されますよ。




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次回は「蔵造り」を紹介したいと思います。


満開の高山植物と涼を求めて

2008年07月13日 | さん太の部屋
最近のガソリン高で行楽地へのマイカーもすっかり減りましたね。
でも、こんな時こそツーリングが最大のチャ~ンス!
だってボルは高燃費だから、ガソリン代なんてたかが知れてるし、行楽地は空いてるから快適なツーリングが楽しめますよ!
と言う事で行って参りました。毎年恒例の高山植物満開のビーナスラインへ!
相変わらず、パターンですね(笑)。


今回のルートは久しぶりに下道オンリー。
埼玉からR299をひたすら走り、八ヶ岳を越えて蓼科に入ったら右折して別荘地帯を抜けると、そこはもう「ビーナスライン」。霧が峰で高山植物を堪能し、秘密基地で1泊。
翌日もビーナスラインで美ヶ原高原を堪能し、R254で帰路に着きました。

早朝7時30分に出発し、R299で秩父→群馬上野村から十石峠を目指します。

 

この道路途中までは快適なんですが、十石峠の前後では極端な狭路になります。
こんな道路なので車の往来は殆どありませんけど、たまーに対向車が来るのでキープレフトは必須ですよ。



十石峠に着くともうそこは長野県。夜になると外灯も無いのでスリル満天のロードになります。猿や鹿は勿論、熊だって出ちゃいますよ(笑)。
一休憩したら、ひたすらR299を走り八ヶ岳を越えます。
八ヶ岳の麦草峠は日本で2番目に高所にある国道なんですよ。
(写真を撮り忘れたぁ~)
ちなみに1番目は志賀・草津高原道路のR292になります。

蓼科に入ったら白樺湖方面の看板の所を右折して別荘地帯を走るとビーナスラインにぶつかります。



蓼科女の神展望台からは茅野市方面の雄大な景観が見られます。
ビーナスラインを快適に進むと「白樺湖」に14時到着。
宿に行くのには少し早いので、霧が峰まで遠征することにしました。
毎年この時期は渋滞が発生するのに今年はやはり空いています。
チャーンスとばかり、ビーナスを快走します。

 

途中、昨年の大きなお茶会で寄った伊那の展望台で記念撮影。
八ヶ岳方面は雲に覆われていましたが、東方面の空は「真っ青」でしょ。
この真っ青な空がビーナスの魅力のひとつでもあるんですよね。

ここから5分位進むと霧が峰。

 

 



霧が峰は高山植物の宝庫。ニッコウキスゲの黄色い花が見事ですね。ここは例年なら駐車場待ちの列で渋滞するのですが、今年は晴れにも関わらず待ち無しの状態。

涼しいし、空は青いし、花は綺麗なので最高ですよ。


花は5分咲き位なので見頃は来週末の3連休かな?
ちょっと混みそうですが、お勧めですよ。

高山植物を満喫したので、今夜の宿に向かいます。
関東では暑いようでしたが、こちらの夜は半袖だと、ストーブが必要なくらいちょっと寒い。
ちょっと歩いたので疲れが心地よく20時には就寝してしまいました(笑)。


次の日は天気予報をチェックすると午後からは入道雲が出て夕立になるとの事。
ゆっくりはしていられないので、美ヶ原高原に寄って帰路に着くことにした。



今日も暑くなりそうだが、8時のビーナスは19℃とちょっと寒い。
出発前にはメッシュジャケットのインナーを装着。
でも、空の青さがいいですねぇ~。



昨日、高山植物を堪能した霧が峰駐車場から少し行った所。
ビーナスラインで一番美しい曲線の道路。お気に入りポイントです。
道路も空いていて軽快に美ヶ原を目指します。
途中、反対方向から走り屋ライダー続々と駆け抜けていきます。
中には例外なくヘッポコライダーが居る。ハミダシ禁止区域でこちらが左コーナーに入るため中央よりにラインを取ったところ、対向車線側のヘッポコライダーは「タイヤ」がぎりぎり中央ラインに攻めてくる。当然バイクを寝かした状態なので上体部分は綺麗にこちら側の車線!危うく空中衝突だよ。
ハミダシ禁止区域では、上体も含めてハミダシ禁止をお願いしますよ!
その後は自分も安全運転に徹して?無事美ヶ原高原牧場に到着。


 

 

 

ここは今年の2月に雪上走行で来た所。

高原の爽やかさと青い空、遠くにはアルプスの山々も望めてとにかく素晴らしい景観です。パノラマも素晴らしいですよ。
一時間ほどゆっくり散策して、美ヶ原から武石方向に降りてR254で帰途につきました。
雨にも降られず14時に無事到着しました。こちらは非常に暑い!
また、涼みにビーナスへ行きたいと思ったところです(笑)。

一泊二日、全走行460キロの旅でした。

必勝祈願 長野ツー!

2008年07月05日 | さん太の部屋

7月2日(水)
このところ仕事が忙しく休日出勤の連続でちょっとストレスがたまり気味の生活を送っていましたが、仕事も無事完了し、梅雨の合間の晴れとなったので、
「そうだ!ちょいと長野の大自然を満喫しに行こう!」
ってことで、ボルで長野ツーに行って参りました。

今回のルートは下記になります。




早朝5時30分に我が家を出発して関越→信越道、松井田妙義ICで降りてR18碓氷バイパス越え。ちょっといい感じでコーナーを攻めてたら路面が凸凹になっていてフロントがズズズーっと。危うくコースアウト!ちょいとビビッてしまいました(笑)。
軽井沢に入るとR18は木立に囲まれ別荘地の雰囲気がとてもいいですね。軽井沢を越えたところから浅間サンラインに入り、信州組のzeroさんへ「善光寺お参り」メールを入れました。

浅間サンラインからチェリーパークラインを上って高峰高原手前では佐久市を見渡せる絶景ポイント!バックには八ヶ岳の雄姿がとても素晴らしい!



高峰高原から延びる湯の丸林道は舗装はされていないけどオンロードバイクでも十分通行可能で、ここからなんと富士山も見えましたよ。歌にもあるとおり、頭を雲の上に出していますね(笑)。
 


林道突き当たりの湯の丸高原ではレンゲつつじがとても綺麗でしたよ。



そこからは県道94号→R144→R406で菅平高原へ。
ここはスキーで有名ですが、今の時期は高原野菜が最盛期を迎えていました。写真の白い部分は畑に敷き詰められたビニールなんですよ。



ここからは県道34号で、本日のメインイベント「善光寺必勝祈願」のため一気に長野市内へ。ここで嬉しいメールが。なんとzeroさんが仕事の合間に善光寺まで来てくれることに!12時ちょっと前に待ち合わせ場所の城山公園に到着。
10分程待つとビジネスマン姿のzeroさんが登場。いやぁ~久しぶりですねぇ~。昨年の大きなお茶会以来、約一年振りの再会。ちょうどお昼時だったので善光寺門前のお蕎麦屋さんでランチしました。お互いの近況やzeroさんのボル改造計画、バイク談義と楽ししかったぁ!長々と話し込んでしまってスミマセンでした。
このあと善光寺本殿へお参りに!約30年振りの訪問になりました。


「プロジェクトTRの必勝祈願」
しっかりお願いしてきましたよ。ここまできたら後は神頼み!ということで(笑)。。。

そこから県道37号→506号→36号で戸隠方面へ。
途中、zeroさんお勧めポイントの鏡池。
ここは緑の自然は勿論、鳥のさえずりがとても心地良かったです。
秋の紅葉はとても綺麗でしょうね。長野市内から小一時間の場所にこんな自然があるなんて、なんと贅沢なんでしょう。zeroさん羨ましいっす!



今日は日帰りなのでちょっとペースを上げて、さらに北上し野尻湖から県道504号→97号斑尾高原経由でR117→県道353号で野沢温泉へ。
今日は「麻釜の湯」でひと風呂。地元のおじいちゃんが「熱いから水で薄めて入りなよ」と優しいお言葉。実際、そのまま足を入れると熱いのではなく、痛いんですよ。
それもその筈、ここの源泉、夏場は90度以上とめっちゃ熱いんです。
いやぁ~生き返ったぁ~!と同時にどっと疲れが。。。
 
写真右側はここの源泉。熱いので地元の人は野菜の下茹でに利用しています。


時刻は5時過ぎ。ここからR117→R292で志賀、草津を経由して、渋川・伊香保ICより関越にのって帰宅しました。途中、草津白根山のところでは日本カモシカが道路中央に。慣れているのか逃げません。初めて間近で見れましたよ。
自宅には22時30分に到着。

朝から17時間、全走行515km
日帰りとしては自己最高記録となりました。

結果、次の日はかつてない程のダルさに見舞われました。
歳には勝てんなぁ~!

でも、「長野は最高っす!」


春の北信濃路温泉ツー

2008年05月06日 | さん太の部屋

この連休、我が家の子供達は部活三昧。どこにも出掛けられない状態でいたのだけど、うずうずと我慢できずにゼロさんお勧めの北信濃へ行ってきましたよ~!

早朝5:30に出発。今回はキャブ&マフラーもノーマルセッティングに戻した関係で燃費をどこまで伸ばせるかも挑戦。高速はMAX90キロ、下道はゆわキロに抑えて走ってみた。早速関越道に乗り、渋川伊香保ICで降りる。ETCの深夜早朝割引で料金は850円なり。思わずニタリ、安っ~! R17→R353→R145→R292を経由して最初の目的地「草津温泉」に到着。今回は温泉ツーということもあり、東の横綱とも言われる草津はスルー出来ませんよね(笑)。



7:30の到着にも関わらず、湯畑のところは人の山。さすがはGW期間。



第一湯目は湯畑のまん前にある共同浴場「白旗の湯」。色はやや白濁して強い酸性の湯は肌の弱い人にはピリピリと刺激するようだ。
湯船は熱い湯とぬるい湯の二つがあり、勿論ぬる湯派の自分はぬるい湯へ。
でも「あっつ~~い!」
地元のおじさんの話だと今日はぬるいようで、ふだん熱い湯のほうだと48℃くらいあるらしい。そのおじさん若人のグループに共同浴場のマナーを教えてました。

①.掛け湯をしてから湯船に入ること。掛け湯は人に掛からないよう低い位置で行う。
②.タオルは湯船につけない。
③.湯上り時は濡れたまま脱衣所に上がらない。
共同浴場は地元の人のものです。みなさんも気をつけましょうね。

湯上りにジュース&温泉饅頭を頂いて、R292「草津志賀高原道路」で本日のメインとなる野沢温泉を目指す。東の大関とも言われる野沢温泉。今回はじめての訪問となるのでワクワクであーる。



標高をぐんぐん上げていくと白根山手前では残雪が。絶景のビューポイントでは草津の町を見下ろせる。白根山の駐車場では案の定渋滞が。マイボルティは華麗にパスして志賀方面へ。

県境に来るとこれも楽しみの一つ雪の回廊が。



見事ですねぇ~。この道は日本一標高の高い国道としても有名なんです。
頂上付近の渋峠では春スキーを楽しむ人でいっぱいでした。

そこを過ぎて長野県側が見渡せる所にくるとズドーーンと真っ白な稜線が横一線に!北アルプスの見事な山々が!!



もうその雄大な景観は息をのむほど素晴らしい!
ここでツーリングマップルでルートを確認すると県道471→502号で野沢温泉に行けるお勧めルートがあるではないか。早速進路変更して志賀高原の快適なロードを突っ走る。。。が



なんと、5/30まで通行止め!そんな殺生な。。。
ここでまたマップルをみると丸山林道なるものがR403に抜けているではないか。
辺りを探すとそれらしき未舗装の道が。ヨッシャーーと気合を入れて進むが行き止まり!仕方なくR292へ逆戻りし、道の駅で一服しルートを再確認。



R292の快適な道を走り、七瀬交差点を左折し北上する。
R117手前に来るとこれまた素晴らしい景観が。



左には一連の山々と右には千曲川の清流が。



辺りには菜の花が満開に咲き乱れ北信濃の春を感じさせるホントに綺麗な道でした。
ここでもマッタリとしてしまったが、一路R117→県道410→県道38経由で初訪問となる野沢温泉へ。



山の裾野に広がる野沢温泉は昭和を感じさせるのんびりとした雰囲気の温泉街。
無料駐車場にボルを停めてゆっくりと散策することに。
ここにも草津同様、無料の外湯が13箇所ありますよ。



まずは街のシンボルと言われている「大湯」へ。やはり人が集まって中はいも洗い状態。ここの湯は草津よりもっと熱い感じ。抜群にあったまり、肌もすべすべに!
ちょっと湯冷ましに温泉街を散策すると名物「おやき」のお店が。もちろん「野沢菜おやき」を食べました。
次に松葉の湯へ。ここは大湯と違って緑濁とした温泉で湯の花もたっぷり含んでいて、いかにも効きそうな感じ。でも大湯よりもっと熱~~い。自分の他に1人しかいなかったので、相談して水道水でジャブジャブと薄めて入ってしまった(笑)。
湯上り後に飲んだ「りんごジュース」は甘くてメッチャ美味しかった。
あまりの熱さにこれ以上の湯めぐりは無理と判断。
マップルを見ると近くに日本海に浮かぶ佐渡や能登半島を遠望できる関田峠というところがある。これは行くっきゃないと先程来た道を戻り、県道95号で目的地を目指す。ところがギッチョンチョン!またまた冬季通行止めに!!開通は6月だと。。。

さて夕方になってきたので今夜のお宿に向けてR117を南下した。
豊田飯山ICから上信越自動車道にのり上田菅平で降りる。
真っ暗闇の中ひたすら突っ走り、R18→R152経由で白樺湖近くの秘密基地に到着。
天気予報を見たら5日は曇りのち雨とのこと。
明日は雨に降られないうちに帰途に着くかと思ったのでした。

本日の走行距離:390km 燃費:37km/L

燃費は過去最高をマークしました。


翌日、空はどんよりと曇って今にも雨が降り出しそう。
昨日とは打って変わってちょっと肌寒い。
パッキングを済ませ、ビーナスラインをちょっとひとっ走り。



気温はなんと10℃。寒いわけだ。それにしても霧で視界が悪い。
でも走りなれた道なので、全開モードに。ノーマルのせいか力がない。
それでも霧が峰を越えた頃にはだんだん視界が良くなってきた。
R142に入る頃にはうっすらと日差しもあり、まっすぐ帰るのは勿体無い感じがしたのでルート変更して別所温泉に浸かって行くことにした。
R142→R152→県道82号経由で到着。





ここの温泉は外湯が3つ。まだ入ったことがない「大湯」に入った。
いままで入った温泉が激熱だったためか丁度良い湯加減だ。
今日は菖蒲湯になっていた。湯船も空いているし、マッタリとした時間が過ごせた。

帰りは県道82号を戻り、千曲ビューライン→県道147号→R254の下道でゆっくりと帰った。長野では思ったより天候は良かったのだけど、群馬県境では酷い濃霧。おまけにここを境に雨が降ってきた。下仁田ではみそおでんの食べ放題200円のお店でそばを食べた。デザートにみそおでんと思っていたら、そばが大盛りすぎて&ざるなのに天ぷらまでサービスについてそれだけでお腹いっぱいになってしまった(笑)。
ここはお店は古いけど、休憩ポイントにはバッチリ良いお店です。
あとは雨の中ひたすら走り続けましたよ。そういえば昨年も5日に帰って雨に降られたような。来年は考えよっと。

本日の走行距離:230km

全走行距離:620km 平均燃費:35km/L

温泉も北信濃の春も満喫してとっても良いツーリングになりました。


the challenger  【その3】

2008年03月02日 | さん太の部屋


ここは「標高2000mの白銀の世界」。シャキッ!と澄んだ空気が格別だ!

山小屋の駐車場にバイクを置かせて頂いて、ここからは少し歩く。
普段はここまで進入出来ないがオフシーズンと言う事もあり大目に見てもらった。
積雪は1m20cmといったところか。
スノーモービルが踏み固めた道をトコトコと歩く。
少しでも外れるもんなら膝上までズブリと刺さる。要注意だ!


少し歩くと一気に視界が広がる。


 
東を見れば八ヶ岳。その裾野には富士山も顔を覗かせる。


 
南を見れば高原のシンボル「美しの塔」。右前方に「王ヶ頭ホテル」を望む。


 
西を見れば南・中央・北アルプスの連峰が鮮やかに映える。。


 
北を見れば先程キタ(笑)道と高原が広がる!ついでにオイラの勇姿も。


そう、ここは百名山に名を連ねる「美ヶ原」
正確には「美ヶ原牧場」。


↑絶景のパノラマ。是非クリックして原寸大で見てね

壮大な連峰の景観と見渡しても人っ子一人いない貸切状態!万歳~!ウッホー!!
山歩きの趣味があるオイラにはこの絶景はもうタマリマセン!
ここからはなんと日本百名山のうち41の山が望めるらしい。
初夏にはレンゲつつじをはじめ、数々の高山植物が可憐な姿を楽しませてくれる。

「あっついコーヒー」で一服といきたかったが、持ってこなかったのは唯一の大失敗。
ゆっくりしたかったが、30分程で帰途についた。
日が暮れる前に麓まで降りないと路面が凍結してきますからね。


ということで、今回のルートは
関越自動車道→信越自動車道下仁田IC下車→R254内山峠越え
  内山峠はビチャビチャではあったけど路面が凍結してました。
  早朝夜間は完全に凍結するので要注意です。
  周辺はもう雪景色でした。
コスモス街道を進んで、セブンイレブンで休憩。
  気が付く人がいると思ったのだけどなぁ~。
  「その1」の1枚目の写真は昨年の大きなお茶会で第二集合場所だったセブンイレブンの
  駐車場から見える八ヶ岳連峰の景観。
  皆さん、ボルティばかり見ていて景観を楽しんでいなかったのかなぁ~(笑)。
  ちなみに2枚目の田園風景の写真はR142「道の駅 ほっとぱ~く・浅科」近くから
  浅間山方面をバックに撮影。
R142→笠取峠→和田庁舎を右折→県道178号→ビーナスライン合流地点右折→美ヶ原
  和田庁舎の所はこれも大きなお茶会で入った温泉「ふれあいの湯」の所。
  県道178号は大きなお茶会で通った少し荒れた道。
  合流地点(その1の3枚目の写真)に「ふれあいの湯」看板がヒント(笑)。

笠取峠の反対車線は凍結していたので帰りは避けてR142→R152→県道81経由でR18に出て、佐久ICから高速に乗った。
温度表示板には「-5℃」の表示が!

雪道での転倒もなく、無事帰ることが出来ました。

全走行距離:350Kmの旅でした。