ツークラ関東GUMI

ツーリングクラブ関東GUMI

バイク好き、ボルティー好きの仲間が集まって作ってます。
元Volty関東組

キャブレターOH(ニードルジェットの調整・組み立て編)

2006年10月14日 | さん太の部屋
当ホームページ閲覧による作業等での怪我、事故、 トラブル に関しての責任は一切負いませんのでご了承ください。改造行為はあくまで”自己責任”で行う事。
 【ジェット類の調整について】 

今回は新たにジェットニードルの調整にも挑戦した。
ジェット類は ガソリンの混合気濃度を決定する役割があります。
ジェット類は3種類あり、それぞれの役目は下記の通りです。
①.パイロットジェット:
  アクセル開度全閉~1/4付近の混合気濃度を決定する。
  調整は部品交換で行い、穴径の大きいものほど濃度を高くします。
②.ジェットニードル:
  アクセル開度1/8~3/4付近の混合気濃度を決定する
  調整はジェットニードルの段数変更、または部品交換になりますが
  余程の事をしない限り調整で良いようです。
③.メインジェット:
  アクセル開度1/2~全開付近の混合気濃度を決定する
  調整は部品交換で行い、穴径の大きいものほど濃度を高くします。

その他にパイロットスクリューがあります。
マフラー交換でアフターファイヤーが出た場合、ここを調整したら、改善しました。
  アクセル開度全閉~1/8付近の混合気流量を決定する。
  調整はネジの締め込みで行い、緩めるほど流量を多くします。
  調整はネジを2分の1回転ずつ回して試乗を繰り返しました。
  限界点まで締めこんだり(少なくする)緩めたり(多くする)した時は
  パイロットジェットの部品交換を行う。
  限界点まで締めこんだ場合・・・パイロットジェットを穴径の小さいものに
                 変更し、パイロットスクリューを規定値に
                 戻してから調整をやり直す。
  限界点まで緩めた場合・・・・・パイロットジェットを穴径の大きいものに
                 変更し、パイロットスクリューを規定値に
                 戻してから調整をやり直す。

スロー域の調整は、パイロットジェットとパイロットスクリューがありますが、役割の違いがよく分りませんでした。ネットで検索してみるとどうやら

 パイロットジェットは濃度の調整に対し、
 パイロットスクリュウーはガソリンの流量を調整します。

 スロー域の調整は、まずパイロットスクリューで調整していき、
 限界点が来たらパイロットジェットの番手を変えるようですね。

私の場合は、マフラーをNRSのデュアルメガホンに交換をしていますが排気の抜けが良すぎるため、高回転域のトルク・パワー感がなくなりました。そこでキャブ調整が必要になりました。
まず、高回転域のパワーを取り戻すため、メインジェットをノーマルの#130から#135にあげてみました。これがドンぴしゃりときて、高回転域でパワーがモリモリ出るようになり、劇変しました。そうすると今度は中回転域に不満が出てくるようになり、今回のジェットニードルの調整に至った訳です。
調整は段数を一段下げ、少しだけ濃くした。
今まではメインジェットの交換だけだったのでアクセル開度1/2以上から凄い盛り上がりがあったけど、今回ジェットニードルを調整して全体的に力強くなっていたので取合えず大成功といったところです。

 【ダイヤフラムを分解】 


フロートチャンバと同じように①~④のネジを順番に緩めて外します。


ダイヤフラムカバーを取った状態です。(写真左)
①のタイヤフラムは手でそのまま引き抜けます。

ダイヤフラムを取った状態です。(写真右)
①がダイヤフラムとピストンバルブがくっついた物です。
②が今回調整するジェットニードルです。


①ペンチでジェットニードルを留めているサークリップを外します。(写真左)
これがなかなか抜けず苦労しました。専用工具があるのですが、ピストンバルブのかなり奥にあるので工具が途中でひっかかってしまうのです。今回は先が細いラジオペンチで代用しました。

サークリップはこのように挟んで外します。(写真右)
ジェットニードルは手で引き抜けます。


ジェットニードル本体です。(写真左)
左側に段が付いているのが見えます。今回はこれを1段下げます。
Eリングをペンチで抜き、一段下に取り付けます。
プラスチックで出来たリングが浮きますので手で押し込んでEリングと密着させます。

1段下げた状態です。(写真右)


これで一通りの作業が完了しました。組み立ては分解の逆の手順で行います。

 【組み立ての補足】 


①.メインジェットはマイナスドライバーでネジの要領で締めていきます。
②.ニードルバルブは手で押し込み、写真のようにプレートで留めます。


①.ニードルバルブのピンをフロートに取り付け、フロートと一緒に組み込みます。(写真左)

ピンを差込み、ハンマーで極軽くコンコンと叩く。(写真右)
ピンは写真のように途中で止まります。


①ガスケットを敷き込んだ状態です。
フロートチャンバーを取り付けて作業完了です。


久々に長距離ツーリングにも出掛けたけど、キャブは絶好調になりました。

するどいッッ!

2006年10月11日 | けんたの部屋
僕のボルティはお嫁様のじーちゃんちにお世話になっている。
なんだけれど、じーちゃんちのみんなは
「こんな重いもの危ないわねー」とか
「スピードでるんでしょ?」
「バイクは危ないねー」
なんて非難ゴウゴウなんだよね。

だから10月2日のレースのことなんて、何を言われるか分からないからトップシークレットだった。


いろいろ忙しく、9月29日のフリー走行が迫ってきているのに何も準備していなくて、前日くらいに慌てて保安部品外したりゼッケンプレート付けたりする羽目になっちゃった。
まぁどうせじーちゃん達はバイクのことなんて知らないから、修理と称し敷地の端っこを借りて作業だ。


思ったより時間はかからず作業は終了。
29日は早朝に出かけるので、ボルティは敷地の外に出しておくことにする。
ボルティを外に出そうとしているとじーちゃんが


「その白いの(←ゼッケンプレートのコト)は何だ?」

外観の変化なんて分からないと思っていたからびっくり!!
慌てて
「ファッションですよ」(←苦しい)
なんて言ってみた。


その夜、フリー走行の申込書を読んでいて、ゼッケン番号を付けなきゃならないコトが判明。
29日に帰って来てから作ればいいと思っていたから、これまた慌ててカッティングシートでナンバー94を作った。
われながら上出来



29日はfukuさん共々コケずに無事に帰宅。
レースまで間があるの、でじーちゃんちにボルティをしまいに行く。

ガサゴソ物置にボルティをしまっているとじーちゃん登場。
と同時に




「いつ出走するんだ?」



ギャース!!
なぜそれを!!?

「しばらくはないですよ」(←超苦しい)
とあたふたと答えてとっとと逃げ出す僕。

何で分かったんだろう?
部屋に帰ってきてつらつらと考えていてなんとなく予想がついた。


じーちゃんは少し前まで馬主をしていて、
ゼッケンナンバーが付く=レースに出走
となるワケだ。
盲点だったよ…。




そんなこともあったけれど、10月1日のレースは無事終了。
入賞のお祝いの花をもらったのはいいけれど、
男一人の部屋において置いてもすぐに枯らしてしまうだろうから、
ばーちゃんにあげることにして、
ボルティをしまいに行く。


玄関に入り花を差し出す。
ばーちゃんはニコニコして花を受け取り
「まー!ありがとう。







で、何位になったの?」



にゃーーー!!!
なぜそれを!!??



そういえば、ボルティを修理と称しレース仕様にしている時におばさんが一言。
 「もうそろそろレースなの?」
僕「何でそう思うんですか?」
 「私、昔付き合っていた人と鈴鹿までレースを見に行ったことがあるのよ」
僕「すみません、じーちゃんばーちゃんには内緒にしてください」

こんなやり取りがあったなぁ。



おばさん
しゃべりましたね



大きなお茶会(筑波T.T観戦編)レポ

2006年10月06日 | お茶会&ツーリング等

お茶会(筑波T.T観戦編)レポ

まずはレースに参加したお二人へ
けんたさんへ 入賞おめでとうございます、流石の走りでしたね。v(^o^)

fukuさんへ アクシデントがなければもう少し上だったと思いますが
 初参加での無事完走おめでとうございます。v(^^)v

今回は天気予報とお天気に振り回されたお茶会でした。
前々日には降水確率が上がって、10/1は60%になったので中止して車で行こうかどうか
迷ってましたが、一転して前日には20%に下がったので決行としました。
ところが見事に天気予報が外れて帰りは皆さんずぶぬれです。
やっぱりバイクはお天気の影響を受けやすいですよね。まぁ、そこが車と違って楽しみのひとつかも(負け惜しみ?)

お茶会のほうはというと 第一集合場所 守谷S.A 合流
mariさん、カドさん、タカヒサさん、さん太さん、ウーロンさん、たぬき
参加予定だったひまわりさんが都合によりこれなくなり、6人がここで集合しました。

日曜日の行楽シーズンということもあり、守谷S.Aはかなりの混雑でした。
常磐道自体は全く混んでいませんでしたが、守谷S.Aでは女性トイレの渋滞列は出来ていました。
道路公団さん何とかしてください!守谷S.Aは結構広いので谷田部よりのトイレ前集合とピンポイントにしました。
早めに着きましたが、とっても綺麗なボルティを発見、フロント部がピッカピカ、タンクもツヤツヤ、しばらく眺めていたら持ち主が登場・・・ウーロンさんでした。今日が高速デビューとのことでしたが、堂々した走りでしたよ。
そして元ボル乗りで現在スカイウェーブに乗られているカドさん、ボルをスペシャルチューンしてある、たかひささんが来られました。そのうちいい音をさせている2台のボルが連なって登場。一台はハーレーにも乗られている、スパトラの音も鮮やかなビビット乗りのmariさん、もう一台はNRS2本出しマフラーのついている、さん太さんでした。お二人は偶然来る途中に会われたとのこと、これで6人が集合となり次の合流地点ココス石下店まで総勢6台でプチーツー。
 
R294はまっすぐな道で田んぼがひろがっていていい気持ちで走れました。
米の収穫も終わり所々で野焼きをしていてのどかな風景です。まったりボルにはお似合いのコースですね。

第二集合場所ココス石下にて
volvolさん、Mr.Tさん、ももおさん、あんなかさん、 ワッシャさん&ワッシャさんのご友人(車での参加)とこちらで合流。食事をしながら自己紹介タイム、バイクの話やレースの話等で盛り上がってました。
そこへfukuさんから午前中の予選結果メールが・・・・。
なんとけんたさんが第三位(表彰台中央も狙える高位置)、fukuさんが11位(よくぞコケずに、完走しました)
決勝レースが楽しみです。
駐車場へ出ると思い思いのボルが9台、年式、タイプ、カスタムそれぞれ違っていて
見ていてとっても面白かったです。TYPE-Ⅰ、TYPE-Ⅱ、ホワイトバージョン(volvolさん)、赤男爵限定ビビット(mariさん)、そして幻のTYPE-T(あんなかさん)、歴代ボルティの展示会のようでした。
スズキの爺さんがTYPE-Cですので来られていたら完璧でしたね。あと、カスタム派も変身していましたね。
チョイ悪仕様のMr.Tさん、今回はスカチューン&グラトラエンジン載せ換えでキック仕様とパワーアップしての登場です。たかひささんも相変わらずスーパーチューン仕様となっていました。
前回からはノーマルバッテリー&サイドカバーを付けた分、ボルらしさ(?)が増した気がします。
ももおさんのマシンも爆音マフラーにシルバー塗装がされ綺麗になってましたね。シック製のフェンダーも用意したとのことですので、今後の変身度、カスタム進行度、期待大です。(笑)
 
さん太さんもNRSの2本出しマフラー、K&Hのダブルシート、WMのストップランプ等
黒ボルを丁寧にカスタムされていました。カドさんのスカブーの積載能力には驚きました。ココスに入るときにライジャケ&ヘルメットを余裕でシート下へすっぽりです。ボルには積載能力が殆ど無いですのでちょっと羨ましい
ですね。
ワッシャさんは都合でボルで来ることが出来ませんでしたが、ヨシムラサウンドまた聞かせて下さいね。
まだまだ話足りないでしたが、決勝の時間も迫って来て10台+車1台で筑波サーキットへ、10台で走るとかなりの迫力ですね。

筑波についてメインスタンドへついたら、グラトラカップの選手紹介が始まってました。
間に合ってよかったです。けんたさん、fukuさんも私達を発見してくれて手を振ってくれました。頑張れ~~!
 
ここでお天気のいたずらで、ちらほらと雨が・・・。
いよいよ各マシン一斉にスタート、よしもっと近くで見ようと皆で移動したら
最初の一周はウォームアップのようで本当のスタートは移動している最中に始まってしまいました。
最初のスタートが見れずちょっと残念、第一コーナーの突っ込みが見たかったです。
上位の方でけんたさんがハングオンバリバリで走ってます。かっこいい~。
fukuさんも負けじと頑張っています。そのうちイエローの旗が・・・・・・
誰かコケたのでしょうか?(後で聞いたらfukuさんに接触した方がコケたそうです)
レースも終盤となり応援も走りもヒートアップです。私達が観戦していた、バックストレートの最終コーナーでfukuさんがクリステル・チアリさんをぶち抜いて順位を一つ上げました。fukuさんかっこいい~~。
 
そうこうしているうちにレースが終了。ウィニングランで一周、けんたさんが私達に気が付いてくれて
手を振ってくれました。fukuさんは最後迄集中していて私達に気づかず通過、真剣には走りこんでいましたね。
2人とも本当にお疲れ様でした。表彰台にはけんたさんも上がっていてツナギ姿が凛々しかったです。
並居る爆音&レギュレーションぎりぎり改造しているマシンを押しのけてほぼノーマルボル、マフラー迄ノーマルのボルでの入賞はライテクのなせるワザですね。流石のライディングでカッコよかったです。
fukuさんも途中で当てられてもコケることなく、初参加での無事完走素晴らしいです。
 
しばらくしてfukuさん、けんたさんも交えながら筑波サーキットの食堂でお茶飲みながら、改めて自己紹介やレースの話等で盛り上がりました。来年はたかひささんの電撃参戦も??

筑波T.T最後のレース「匠クラス」を観戦して帰路に。スピード感あふれる迫力のレースでしたね。

2006年11月30日まで限定ですが、プロカメランマンの撮った迫力写真が見れます。
2006筑波ツーリスト・トロフィー in AUTUMN 大会詳細
 ↑こちらの10月1日予選、10月1日決勝のGrassTrsckerにばっちり載ってます。

小降りだった雨も本降りとなって来て、楽しみにしていた温泉もキャンセルとしてそれぞれ帰路につきました。
ももおさんは4月のお茶会参加の時も薄着でかなり寒そうでしたが今回も同じように薄着で寒そうでしたが、若いので大丈夫なのですかね。風邪を引かなければいいですけど。
あんなかさんのライジャケはイエローコーンでばっちり決まってましたね。
しかもレインスーツまでイエローコーン、雨の中を走るのが楽しくなる装備ですね。

今回の帰路は雨で大変でしたが、とっても楽しい大きなお茶会(筑波T.T応援&観戦編)を終えられて良かったです。

今回お茶会に参加してくれた方もまた参加して下さいね。
今回参加出来なかった方も是非次回は、いらして下さいね。お待ちしていま~す。

写真協力:Mr.Tさん、ワッシャさん ありがとうございました。
たぬき ごんべい