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「縄文 1万年の美の鼓動」展@東京国立博物館

2018-07-25 22:22:23 | 美術館・博物館
7月上旬に東京国立博物館で始まった縄文展。
土器や土偶や装飾品などなど、充実してる上にかっこいい展示で縄文世界を堪能してきた。



さまざまな展示品の中で時間をかけて眺めたのは、土器のエリア。
縄文土器と一言でいっても色々なタイプがあって、それらを一度にたくさん見られたのがよかった。
一度にたくさんのものを見ると自分の好みが何となくわかって面白い。今回は火焔型土器の立体感に心躍ったし、焼町土器も素敵だった。どちらも躍動的で華やか。(火焔型土器は十日町市で、焼町土器は渋川市の道訓前遺跡で出土したそう。両地点の距離は約100キロ。雰囲気が少し似てる気がしたけど、両者間に(直接的にしろ間接的にしろ)何らかの交流があったのだろうか、なんて想像も膨らむ)
10点以上の火焔型土器・王冠型土器が立体的に配された展示も圧巻だった。



撮影可能なコーナーには、岡本太郎を魅了した縄文土器が。
彼が東京国立博物館で縄文土器に衝撃を受けて雑誌に論文を寄稿したことが、縄文土器の芸術性が世に知られるきっかけとなったのだそう。
それから70年ちかく経って、同じ場所で同じ土器を見ているなんて、何だか感慨深かった。


今回は始まって3週間くらいの金曜夜に行ったけど、会場内はそこそこ混んでいた。
ミュージアムグッズによっては完売したものもあるようなので、気になる方はお早めに。