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日本人は管理意識が低い

2011年06月21日 09時25分42秒 | Weblog

 東電の福島原発の管理が杜撰であったことが続々と明らかになっている。

 最終的には10兆円という莫大な損害補償になる事故へ事前の対策・管理が小学生レベルの低さにあったと思われる。その幼稚さは何れまとめるつもりだ。

 現在日本国は1,000円兆円になろうという世界一大きなシャツ金大国になりつつある。こんな大金を誰がどのようにして返すのか。国債がただの紙切れになるしか清算の方法はあるまい。

 物事の管理。もっとも日本人が嫌がる仕事だ。たとえば古いマンションでは建物の敷地が分譲販売後に大量に売主またはその関連に切り取られていた。ひどいケースでは500坪の敷地の半分を切り取り別登記にしていた。この手のマンションは建物が極端に片側に寄せて建てられ、テニスコートが二、三面作れるような空き地がある。分譲後に土地を分筆して売り飛ばす計画で建て、極端に寄せたのだ。

 現在、既存不適格建築で再建築の場合、半分の建物になる。もしある人が80m2の容積を区分所有していれば取り壊し、立て直す時に、40m2になる。しかも新しい別の物を買うほうが安い場合いが多い。全体的に考えると相場の二倍近い高い買い物になる。これらの物件は押しなべて相場より安かった。つまり買い安くしていたのだ。犯罪者、姉葉が設計・強度計算したマンションと同根異種である。

 騙しとった売主はその土地に別のマンションを建てて、既に販売している。一つの土地で二度おいし略奪をしたわけだ。この手口は大手の建設業者から中小の販売会社まで殆どがやっていた。法律の不備、自治体の怠慢・馬鹿がこんな無謀な建築を見逃したのだ。買主も不思議に思わない。何故こんな窮屈な敷地になっているか調べない。少なくとも切り取られた敷地が測量、基礎などを行う段階で自治体・役所などに問い合わせるべきであった。

 私は2ヶのマンションの区分所有者であったが2ヶとも土地を切り取られていた。それを本来の姿に戻すのに民事裁判で8年間、弁護士費用など1,000万円かかった。理事長であった私は8年間無給、自前の交通費・通信費で戦った。二番目のマンションは住民が不正をきずき自主管理の組合がみんなでお金を出して買い戻した。本来自分の土地をお金を払って二度買うわけだ。大体駐車場は売主が留保していて自分の物として別登記するのが常道であった。

 はじめのマンションは表参道の一等地にあった。しかし完了・販売後18年間、誰も管理者はいなかった。売主の管理会社に全面お任せであった。私が築17年で購入後、大きな雨漏りが多くの戸の天井からあり、杜撰な管理に腹をを立てて初めての集会を持ち自治会を結成し、当時、国は管理組合の設立を義務付けていなかった、売主、管理状態の杜撰差さ、つまり管理費、修繕積立金は管理会社の営業収入になっていた。だから積立金の残高などは存在しない。大型修繕が迫っていてこの費用は全額各区分所有者が別途支払わなければならない。何のための修繕積立金だったのか。これは泥棒である。

 自分が何千万円で購入したマンションに対する、管理意識がゼロであったのだ。このお任せはその後20年以上続き、国が取り決めた管理組ができても理事などのなり手がない。誰かにやってもらいたいのだ。文句は言うが自分は参加しないが溢れている。これが日本人の特性だ。

 いまやその付けが福島で10兆円となり全国民にのしかかる。

 原発管理に国民は直接参加できないが、間接的には十分参加できる。その一つは議員選びであり、お役所、東電などの杜撰管理への間接・直接交渉・裁判などだ。そんなことに協力してくれる議員を選ぶべきであった。殆どゼロではあるが。

 最終的には日本人の人任せ意識が国を滅ぼす要因である。今後、生活は苦しくなる。しかし自分が蒔いた種が大きく悪の芽を出し、大きな悪の実をばら撒いているのだ。

 自業自得の典型か。

 われわれは国や自治体、お役所の出鱈目に腹を立てる前に自分の責任を考えてみるのだ。

 



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