全て文部省とする。
今回の大津市中学生自殺はこの「半減目標の犠牲だ」。
目標を掲げることは1時間でできる。しかし生きている人間を扱うのだ。言葉や文章で通達しても、1時間で改善されることはない。そこで半減のために「報告しない」が現場に充満した。大津市では殴れれている現場を観ても「喧嘩」と処理する。これで文部省へのいじめ件数報告が1件減ったわけだ。このようにいじめをたくみに摩り替える現場・学校は優秀校となる。文部省から「ご協力ありがとう」の感謝状が来るだろう。
しかし現場は悪いほうに転げている。がんの初期発見を封印して、かくして先延ばしたと同じだ。どんどん内部で進行し、「死」という結末のみだ。
文部省は言葉や文章でしか物事を解決する能力しかない。以前、森総理の時代。「道徳教育」が大きく叫ばれた。全国から代々木にあるセンターに先生を集め、2泊3日ぐらいで教育した。言葉や文章で道徳を説いた。参加した先生は各地に帰り、文字どうり言葉で道徳を教える。それで莫大な予算を使ったが、全然改善されなかった。
参加した先生は昼間少し我慢して後は東京の街へ遊びに行った。ひどいのは朝帰りもあった。
これが文部省の限界だ。だから私は「解体しろ」と何度も叫ぶ。
現在の日本は余裕はない。その上、莫大なお金の無駄使は勘弁してもらいたい。
目標を掲げたらその実現に何倍もの「具体策」が必要だ。しかし文部省はいつも具体策がない。あっても「いじめとして報告しないで」程度だ。
いい加減に目を覚ませと怒りが充満する。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます